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2008年8月

8.幼年消防クラブの活動について

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高岡市少年婦人防火委員会

 4月下旬から6月にかけて高岡市では、「幼年消防クラブの集い」を各消防署と(財)日本防火協会の共催により毎年実施しています。
 この集いは、市内の4つの消防署が、消防署ごとに管内の幼稚園、保育園のクラブ員を集めて実施、57幼年消防クラブが集まり、1,490名のクラブ員が防火の誓いをしました。
 各消防署とも異なったアトラクションを企画して幼年消防クラブ員が興味を持って楽しく防火を学べるよう工夫しました。
 クラブ員は、防火ワッペンや記念品を受け取った後、署員が演じる劇や高岡市消防音楽隊の演奏を鑑賞し、最後に「火あそびは、絶対にしません」と力強く誓いました。
 また、富山県内では平成20年6月1日からすべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務化されており、住宅用火災警報器の必要性について、クラブ員にわかりやすく説明し、防火意識を高めました。


煙中体験コーナーにて(福岡署)

わかりますか。住宅用火災警報器(戸出署)

資器材の見学(高岡署)

ハシゴ乗り演技の見学(伏木署)
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京都府 乙訓消防組合消防本部

 京都府長岡京記念文化会館文化ホールにおいて、6月26日(木)午前10時30分から第22回幼年消防クラブのつどいを長岡京市幼少年婦人防火委員会と(財)日本防火協会の共催で開催しました。

みんなで防火宣言
 これは防火思想啓発運動の一環として、楽しみながら防火思想の普及・推進に努めるとともに、幼年消防クラブのPRや啓発並びにクラブ員相互の親睦を図り、地域ぐるみの防火意識の高揚を図ることを目的とし今回で22回目になりました。
 第1部は式典で、関係各位の挨拶及び祝辞を頂いた後、クラブ員全員で防火宣言をしました。そして、今年のメイン、参加者全員で歌う「みんなで歌おう!踊ろう!ひとつの歌で!」をスローガンに2曲を選定して大合唱をしました。選定された曲は、「世界中の子どもたちが」と「ともだちさんか」です。

音楽劇団てんてこのアトラクション
 代表の幼年消防クラブ員は、トラ男君、ウサ子ちゃんとまといやプラカードを掲げて壇上に上がり、笑顔たっぷりの顔で会場のクラブ員と共に、踊りながら大きな声で合唱してくれました。
 また、幼年消防クラブ員のかわいい法被姿に、婦人防火クラブ員だけでなく、来賓や一般の入場者も一緒に記念歌をくちずさんでいる姿は、実に微笑ましい光景でした。
 第2部のアトラクションは、音楽劇団てんてこによる「てづくり楽器ワールド」を公演しました。身の回りにある素材で作った楽器を使って、てんてこ風にアレンジされた不思議な音のオリジナル曲を会場全員で楽しんで観賞して頂けたと思います。

住警器の展示・PR
 また 長岡京市婦人防火クラブ連合会による住宅用火災警報器の普及啓発活動の一環として、会場ロビーにおいてポスター掲示、パネル展示等のブースを設け一般来場者に対し、パンフレットの配布等を行う設置推進活動を実施しました。


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奈良県 西和消防組合消防本部

 
放水訓練の様子
西和消防組合消防本部(消防長 田中輝夫)では、平成20年6月26日(木)に、王寺町の片岡の里保育園、黎明保育園、平群町の平群幼稚園、三郷町の南畑幼稚園の4園の幼年消防クラブに所属する園児190名が参加し、一日消防士体験入署を開催しました。

 この行事は、消防業務の一部を擬似体験することにより、幼年期から火災予防の重要性をしっかり身につけてもらおうと、平成5年から毎年この時期に開催しており、今年で16回目となります。

訓練礼式 「敬礼!!」
 消防職員の指導のもと、訓練礼式、バケツリレー、放水訓練を体験しました。
 訓練礼式では、規律正しく、「敬礼」「回れ右」などを行い、バケツリレーでは、水に見立てた風船を「よーい、どん」の合図で大きなバケツに運びました。また、放水訓練では、黄色とオレンジ色の防火衣に着替えて消防職員の補助を受けて、空き地に向け放水しました。
 最後に、クラブ員全員で「ぼくたち、わたしたちは火あそびしません。」と大きな声で防火宣言を唱和し、参加者全員に修了証と記念品が手渡されました。
バケツリレー うまく入れた?!


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熊本県 天草広域連合消防本部


短冊に防火の願いをこめて笹の葉に
 松島分署では7月5日、「防火七夕フェア」を開催しました。
 幼年消防クラブ員が楽しみながら防火意識を高めるとともに、防火七夕飾りで地域住民への火災予防を呼びかけているもので今年が7回目。上天草市松島町内6つの幼年消防クラブ員と保護者、約150人がそれぞれ願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、6本の防火七夕飾りが完成しました。
 会場内では煙体験ハウスやミニ消防車の乗車体験、ロープ渡り体験、水消火器や水バケツによる消火リレーなども行わ
七夕フェアに集まった
幼年消防クラブ員とその父兄
れ恒例のバルーンアートでは保護者も参加して大盛況でした。


私にも出来るように水消火器訓練

幼年消防クラブ員による放水

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新潟県 新発田地域広域消防本部

 新発田地域広域消防本部では、6月13日(金)新発田市カルチャーセンターにおいて、(財)日本防火協会との共催で第14回「幼年消防ふれあい広場」を開催いたしました。当日、広域管内の幼稚園・保育園22クラブの年長児792名の幼年消防クラブ員と引率の先生79名、消防職員35名、保護者約100名の約1,000名が参加いたしました。
 会場は屋外と屋内に各イベントコーナーを設け、屋外では消防車両展示、濃煙体験、起震車による地震体験や職員の手造りによるミニ消防車での放水体験コーナーがあり、子どもたちが驚きや歓声を上げながら各コーナーを体験していました。もう一方の屋内ではバケツリレーで火災を消火する消火リレーコーナー、保育園の元園長先生2名による腹話術コーナーを設けました。腹話術は3回行われ、コーナーに集まった200名以上の子どもたちが出演者の先生や腹話術の人形からの問いかけに対し、全員が一斉に返事をしたり、手を上げて答える姿には引率の先生や保護者、職員も非常に驚きました。
 わずかな時間ではありましたが、「幼年消防ふれあい広場」を通じて子どもたちは、火災や地震それに対する防災意識を認識したと感じました。


放水体験

みんなにとても好評だった腹話術

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