岩手県 胆江地区幼少年婦人防火委員会
ヒーローと一緒に消防防災クイズを行う 胆江地区幼少年婦人防火委員会では、9月10日(水)、奥州市水沢区の水沢公園において「第2回幼年消防フェスティバル」を開催しました。
秋晴れの日差しのもとに集まった650名の幼年消防クラブ員と指導者たちは、火の用心の呼び掛けに加え、今年発生した岩手・宮城内陸地震の教訓を改めて確認しました。
今回のフェスティバルの目玉は、テレビヒーロー『レスキューフォースR1』を招き、クイズ形式で消防に関する勉強を行ったことでした。子どもたちは、突然のヒーロー登場に驚きながらも、大好きなR1と一緒に消防を体験し、より一層関心を深めていました。
このほか、煙・地震・消火体験コーナーや、ロープ渡過体験、大声コンテストでは、遊びの要素を取り入れることで楽しみながら学んでいました。また消防車との綱引きでは、消防車が動くたびに大きな歓声をあげていました。
幼年消防クラブ関係者からは、防災の大切さを実際に体験することができ、大地震を経験した子どもたちにとっても、怖い存在である災害を楽しく学べたことは、多少なりとも心のケアに繋がったのではないかという声が多く寄せられました。
この日は、一日中園児たちの元気な声が青空高く響きわたり、実り多いフェスティバルとなりました。
心肺蘇生法の実技訓練
救急協力を求めるクラブ員
山形県 酒田地区広域行政組合消防本部
誓いのことば三唱 酒田地区広域行政組合は、幼年消防クラブのこども達と指導者が一堂に会し、相互の交流と防火意識の高揚を図ろうと「ちびっこしょうぼうまつり」を毎年開催しています。平成20年度も9月に酒田市松山会場(旧松山町)と10月に酒田市会場の2つの会場において開催しました。
松山会場に参加した子ども達は、それぞれ火の用心をアピールする歌や踊りを披露、他に消防音楽隊の演奏を聴いたり、マンガ「ちびまる子ちゃんの火の用心」の映画を鑑賞したりしました。
最後に子ども達全員で、「火遊びは絶対にしません」と誓いの言葉を宣言し、地域の幼年消防クラブ同士が交流を深め防火意識を高めることができ、見学に来た家族や地域住民の防火意識の高揚が図られました。
火の用心を呼びかける踊りを披露
住宅用火災警報器PRコーナー
福井県 南越消防組合消防本部
福井県の南越消防組合では、9月24日(水)、越前市内の保育園、幼稚園の5歳児約960人の幼年消防クラブ員がサンドームに集まり、防災ふれあいプラザが開催されました。
幼年期から防火・防災を深めてもらおうと、毎年行われているものです。
秋晴れに恵まれたこの日は、外で防災ヘリコプターによる救助訓練を見学することができ、園児らは間近で見るヘリコプターの迫力に圧倒されていました。また、室内では消防自動車や救急車の見学をしたり、放水体験や煙体験をしたりと、普段はあまり接することのできない"消防"を楽しみながら体験しました。
最後は全員で「火遊びは絶対しません」と防火の誓いをして、火の用心を約束してくれました。
この行事を通じて、防火・防災について学んでもらうことができ、とても実りあるものになったと思います。