平成24年1月14日(土)、宇土市旭町宇土市民体育館及び運動公園で 開催されました。このフェアは、住民の防火・防災意識の高揚と普及啓発を図るための総合フェアで、民間や消防関係団体の協力を得て管内自治体を巡回し実施しており、今回で11回目の開催となります。
体育館内では、消防職員による救急法コーナー、家族向けのペーパークラフトコーナー、宇城MC協議会による健康診断コーナー、建築士会宇城支部・地域振興局景観建築課による住まいの安全あんしんコーナー、またNTT西日本よる災害用伝言ダイヤル体験コーナー等、多彩な防災の催しにたいして、多くの市民の皆様が関心を持って体験・実感されたと思います。
体育館の駐車場では自衛隊車両の展示試乗、警察車両の展示試乗、はしご車の体験試乗、起震車での地震体験等、多くの市民の皆様が各コーナーで体験され、防火防災の意識を充分に高めることができたと思います。
開会式風景
地震体験コーナー
また、熊本県のイメージキャラクター「くまもん」が参加し各コーナーを回り盛り上げてくれました、婦人防火クラブ、女性消防隊、少年消防クラブが実施したカレーの炊出し訓練には、長い列ができ多くの市民の皆様に喜んでいただいたと思います。
運動公園グランドで実施された、防災消防ヘリと地元消本部との救出救助、救急搬送訓練の合同訓練にも多くの市民の皆様の観戦がありました。
平成23年3月の東日本大震災後となり、市民の皆様の防災にたいする関心が高く、更に防火・防災の意識の高揚ができた有意義な一日でした。
炊出し・配給訓練
開会式終了後、みんなで記念撮影。
平成24年1月15日(日)13時30分から15時30分まで市立釧路図書館4階視聴覚ホールにおきまして、釧路市消防本部予防課が事務局となり、釧路市家庭防災推進員連絡協議会・釧路市連合防災推進協議会の自主防災団体の他、釧路市連合町内会、NHK釧路放送局などの主催により、防災ワンデー「釧路防災講演会2012」が開催されました。
この日は、平成5年1月15日20時06分、釧路沖を震源とするマグニチュード7.8、震度6の地震が発生し、釧路市を中心に死者2名、重軽症者545名の人的被害のほか、建物やライフラインに大きな被害が発生した釧路沖地震から19年目を迎える日にあたり、さらに「防災とボランティア週間」の初日であることから、多くの市民が関心を寄せ会場には、およそ300人が講演会及びパネル展示展に参加いたしました。
今回の講演会は、北海道大学理学院地震火山研究センターの谷岡勇市郎センター長が「釧路地域の巨大地震津波に備えて」と題して、地震による津波が発生するメカニズム、津波のおそれがある場合に注意しなければならないポイントについて講演されました。
続いて、釧路工業高等専門学校の草苅敏夫教授が「東北地方太平洋沖地震時の釧路市民の津波避難の実態について」と題し、避難の状況及び傾向のアンケート調査結果の速報報告を受けました。
講演会終了後は、北方建築総合研究所の南慎一さんがコーディネーターを務め、谷岡センター長、草苅教授のパネリストによる防災トークセッションが行われ、これからの防災については、公助・共助以上に自助の部分が大切であることを認識し、地震や津波などの災害の危険性を知り、個人や地域で身を守る方法を学び、それらを次世代へ繋げる取り組みについて討論が行われ、参加者の中には19年前の地震の恐怖を振り返り、この講演会を通じて防災への意識を新たにし、市民一丸となって「災害に強い街づくり」を目指すことを誓いました。
講演「釧路地域の巨大地震津波に備えて」
約300人が参加