総火災件数は50,006件で、おおよそ1日あたり137件、11分に1件の火災が発生したことになります。また、東日本大震災による火災は330件でした。
① 総出火件数は50,006件でした。
総出火件数は50,006件で、火災種別でみますと建物火災が26,795件、車両火災が5,129件、林野火災が2,093件、船舶火災が90件、航空機火災が4件、その他火災が15,895件でした。
② 1,766人の方が火災により亡くなっています。
1,766人の方が火災により死亡し、7,286人の方が火災により負傷しています。
③ 住宅火災による総死者の66.4%は65歳以上の高齢者が占めています。
住宅火災による総死者(放火自殺者等を除く。)数は1,070人で、このうち65歳以上の高齢者は711人、66.4%を占めています。
④ 出火原因の第1位は「放火」、第2位は「たばこ」です。
総出火件数の50,006件を出火原因別にみると、「放火」5,632 件(11.3%)、「たばこ」4,752 件(9.5%)、「こんろ」4,178 件(8.4%)、「放火の疑い」3,931件(7.9%)、「たき火」3,443 件(6.9%)の順となっています。また、「放火」及び「放火の疑い」を合わせると9,563 件(19.1%)となっています。
⑤ 東日本大震災による火災は330件でした。
東日本大震災による火災は330件でした。うち、その他火災が77件となっています。7人の方が火災により死亡し、36人の方が火災により負傷しています。また、損害額は約150億円となっています。
※東日本大震災による火災の死者及び負傷者数については、各消防機関が把握した数値を計上しており、火災によるものかどうか不明なものは計上されておりません。
平成23年(1月~12月)における火災の概要(概数)
過去5年間の火災の推移 | 過去5年間の死者の推移 | 過去5年間の住宅火災における死者の推移 (放火自殺者等を除く。) |
※1 本年データは既数値を、それ以外の各年のデータは確定値を使用
※2 第1期(1月~3月)、第2期(4月~6月)、第3期(7月~9月)、第4期(10月~12月)
建物火災の死者 1,339人の内訳 ※死者の発生した建物用途による | 建物火災の出火件数 26,795件の内訳 | 出火原因の内訳 (全火50,006件) |
住宅火災死者(放火自殺者等を除く。)における年齢区分別割合の推移
※住宅火災死者は、死者の発生した建物用途による。