HOME  > 防火ネットニュース8月号  > 6.【婦防活動】中間市で防火・防災講演会を開催ほか〔尼崎、磐田〕

2012年8月

6.【婦防活動】中間市で防火・防災講演会を開催ほか〔尼崎、磐田〕

目次 次頁

婦人(女性)防火クラブ 防火・防災講演会を開催

福岡県 中間市防火委員会
会長 木下 幸子

 福岡県中間市、「どこにあると?」とおっしゃる読者の皆様に簡単にご説明致しますと、福岡県の北部に位置し、東は北九州市に隣接しております。市の中央部には、玄界灘に注ぎ込む一級河川遠賀川が流れる周囲25.20km、人口45,000と、本当に小さな市でございます。野球界の至宝「イチロー」こと、鈴木一郎の育ての親でもある元オリックス・ブルーウェーブの仰木彬監督や映画界のトップスター高倉健さんの生まれ育った所でもあります。このように申しますと『そうなんだ!!』と少しは、お分かりいただけたでしょうか。

会場に住警器パネルを展示
会場に住警器パネルを展示
 さて、その中間市の、なかまハーモニーホールにおいて5月29日、第2回目となる防火・防災講演会を開催したところ、来賓の皆様をはじめ多くの方々にご参加いただきました。第1回目は、昨年9月に『ついてますか?住宅用火災警報器』と題して講演会を開催しました。今回は、『あなたとともに防火・防災~もしもの時に備えは大丈夫!?』をメインテーマに掲げ、災害が起こった時の3つの行動局面『自助』、『共助』、『公助』のうちの『自助』すなわち「自ら、自分自身や家族、財産を守る」を主体的に捉えて行いました。災害に対する準備の必要性を今一度住民の皆様と一緒に考える勉強会にしたかったからです。
 会場入り口には、住宅用火災警報器及び防炎物品をパネル展示し、消防職員による取扱い説明や実演が行われました。藤井弘泰先生による講演「災害時の保存食」
藤井弘泰先生による講演「災害時の保存食」
また、別のブースでは救急救命士によるAEDの使い方の実習をしていただき、訓練用人形で「除細動」を体験することができました。
 講演会1部は、NPO法人「いたごち」専務理事藤井弘泰先生から「災害時の保存食」についてレクチャーしていただきました。健康づくりのための食生活、日本食のすばらしさ、保存の知恵など貴重なお話を拝聴いたしました。「藤井先生、ありがとうございました。」
 2部は、歌あり、寸劇あり、そしてファッションショーありで、会場一体となって大変な盛り上がり様でした。と申しますのも、ご参加いただいている皆様の隣近所の子供たちや兄(にい)ちゃん姉(ねえ)ちゃん、オッちゃんオバちゃんたちが、歌手になり、役者になり、ファッションモデルになって登場するわけでございますから、その盛り上がり様は、容易にご想像いただけるものと存じます。
 少しご紹介しましょう。
幼年消防クラブ員による東北復興応援歌
幼年消防クラブ員による東北復興応援歌
 オープニングは、舞台中央に東北被災地の映像を掲げ、その前で中間市幼年消防クラブ員(30名)が、歌と手話での東北復興応援歌を披露しました。会場の皆様も、子供たちといっしょに身体を動かしてリズムをとりながら同じ復興への思いを東北に届けました。
 次ぎにDVD「防炎品ってすごいね」を上映して、一般家庭での様々な事故の場面における「防炎品」と「非防炎品」との安全性の違いを映像で紹介し、住宅防火対策には防炎品の使用が不可欠であることを十分にご理解いただけたものと存じます。
 つづいては、この日のメインイベントである中間市婦人会及び中間市老人クラブ連合会による寸劇、その名も『もしもの時の身の守り方』が上演されました。この中では、地震に遭った時の身の守り方、また、帰宅困難に陥った場合や避難先での様々な活動時に動きやすいズボン(女性用携帯モンペ)を紹介したあと、さあ中間市婦人防火クラブ員と中間市消防団員の皆さんがモデルとなって繰り広げられるファッションショーの開幕です。
 前半は、防炎物品(パジャマ・浴衣・割烹着・エプロンなど)を身にまとい、後半は、交通事故防止対策仕様の、明るい色彩と目立つ模様、ドライバーへの注意喚起効果抜群の「目立ち安全ルック」を披露しました。
 モデルの皆さんは、着慣れぬ衣装と勝手が違うモデルウォーキングに戸惑いながらもスーパーモデルになりきり、お客様を楽しませてくれました。もちろんご自身もまんざらではなさそうでした。

寸劇「もしもの時の身の守り方」
寸劇「もしもの時の身の守り方」
防炎物品を使ってファッションショー
防炎物品を使ってファッションショー

参加者全員で「花は咲く」を熱唱
参加者全員で「花は咲く」を熱唱
 最後に、参加者全員によるNHK東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』を熱唱し有終の美を飾りました。
私ども中間市防火委員会は、今後も各関係機関のご指導、ご協力を賜りながら、いろいろな形で地域に根付いた防災活動を展開し、人と人のつながりを大切にし、災害のない、災害に強い街づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
今回の講演会に際しまして、何かとご支援ご協力いただきました(財)日本防火協会、(公財)日本防炎協会、消防団並びに消防署の皆様、そして、お集まりいただきました皆様、本当にありがとうございました。

追伸
参加者の声(一部紹介)

  • いろんな防炎用品があることを知りました、又それを上手に使っての ファションショーで楽しかったです。
  • 東日本大震災の発生により、防災により深い関心を抱くようになりました、防災グッズ・保存食・防炎物品、色々なものを見せていただきとても参考になりました。
  • この近年、地震、津波、様々な大きな災害が続き、不安な日々が続いてる中、今回の防災講演会はとても有意義であったと思います。
  • 今回、初めて参加させていただきました、婦人会(婦人防火クラブ)がこのような活動をされていることに驚きと、そして素晴らしい事だと感心させられました、講演内容も有意義で楽しく拝見させていただき本当に有難うございました。
このページの上に戻る

平成24年度尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会研修会

兵庫県 尼崎市消防局

 平成24年6月29日(金)に尼崎市防災センターにて、尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会 役員会・運営委員会を実施し、その後「平成24年度尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会研修会」が行われました。
 尼崎市には、平成24年4月1日現在、63クラブ3612名の婦人防火クラブ員がおり、消防総合訓練への参加やクラブごとの消防訓練、防火研修、救命講習等を積極的に実施していただき、家庭における防火の中核的な存在として活躍していただいています。

役員会の様子
役員会の様子
研修会の様子
研修会の様子

 今年度の研修会は、落語家の笑福亭 仁嬌(しょうふくてい にきょう)氏をお招きし、「仁嬌の落語的火災警報器の勧め」と題してご講演いただき、市内32クラブ120名のクラブ員が参加されました。
 研修会は3部構成となっており、まず、防火に関する講話、次に、防火にまつわる落語をお聞かせいただき、そして最後に、防火南京玉すだれを見せていただきました。火災から命を守る住宅用火災警報器の重要性や、生活に潜む火災の危険性など、楽しく防火について学ぶことができました。そして、改めて住宅用火災警報器の重要性も確認することができました。

講師:落語家 笑福亭 仁嬌 氏
講師:落語家 笑福亭 仁嬌 氏
住宅用火災警報器と防炎製品の展示
住宅用火災警報器と防炎製品の展示

 また、婦人防火クラブ員の多数は、住宅用火災警報器を既に設置していますが、改めて住宅火災防止に対する意識を再確認していただくため、住宅用火災警報器のモデルや防炎品などを展示しました。

このページの上に戻る

婦人防火クラブ員が花火教室を開催

静岡県 磐田市女性防災クラブ豊田支部

園児たちを指導するクラブ員
園児たちを指導するクラブ員
 幼年期の防火意識向上の一環として保育園児対象に、正しい花火の遊び方を学んでいただくため、7月5日(木) 磐田市消防署豊田分遣所の職員と共に、磐田市女性防災クラブ員が豊田西保育園の園児たち約40名に「花火教室」を開催しました。
 特別ゲストとして、磐田消防イメージキャラクター「べっくん」も園児達の応援に駆けつけました。参加してくれた園児は、楽しみながら学ぶことが出来ました。防火教育に繋がる事を一同願っています。

幼年期に花火の正しい遊び方を
幼年期に花火の正しい遊び方を
磐田消防イメージキャラクター「べっくん」と
磐田消防イメージキャラクター「べっくん」と

このページの上に戻る
目次