少年消防クラブ員(小学5,6年生及び中学生)が、7月25日(水)から27日(金)まで毎日約500名ずつ、愛知県消防学校に一日体験入校しました。この行事は愛知県独自のもので、40年以上続く、子ども達に人気の行事となっています。
主な体験内容は、本物の防火衣を着て放水体験、消防車試乗、煙道体験、住宅用火災警報器についての説明等となっています。どれも、本物に触れ、実際に体験することにより、強い興味を持って防火・防災について学ぶことができました。
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地震体験
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煙道体験
体験後の子ども達からは「(煙道体験は)外から見たら短い距離なのに(体験中は)長く感じた」「消防士のことをたくさん知ることができてよかった」「(万一の際には)教わったことをもとに行動していきたい」などの感想が寄せられました。
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放水体験
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消防車試乗
7月26日(木)夏休みに入り、BFCクラブ員が「少年消防クラブ防火のつどい」に参加するために、富山消防署へ集まりました。
この「防火のつどい」は、楽しく火災予防について学ぶとともに、他のクラブ員と交流してもらう事を目的に行っているものです。 クラブ員たちは様々な体験ができると毎年楽しみにしている「防火のつどい」です。
つどいでは、住宅用火災警報器の説明、煙中体験、救急実技体験、放水体験や、地震体験車試乗、梯子車試乗など様々な体験・見学の時間を設けています。住宅用火災警報器の説明では、設置場所や奏功例を一生懸命メモを取っているクラブ員、地震体験車では、最初は笑顔でイスに座っていた子供たちは、揺れが大きくなるにつれ座っているのがやっとの状態でした。「東日本大震災にあった人たちはこんな怖い思いをしたんだね。」と、貴重な体験をしていました。また、救急実技体験では、「いざという時は、まかせてね!」と、頼もしい声も聞かれました。実際にヘルメットをかぶり防火衣を着用しての放水体験は、ホースから出る水の勢いを手に感じ、的に描かれた炎を消そうと真剣な様子でした。うまく当てたときには「やったー・やったー」と声をあげ無邪気に笑う姿が見られ、ロープ結索では、いろいろな結び方を習いました。それぞれの体験が終わり、全員で救助隊による救助演技を見学しました。
最後に、消防音楽隊の演奏を聞きながら、外の学校のクラブ員と一緒に昼食を食べました。
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地震体験車
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煙中体験
今回の「防火のつどい」を通して、「日頃から災害に備えておくことが大事と思った」「煙の怖さがよくわかった」「音楽隊の演奏がかっこよかった」などさまざまな思いをもったようです。
今回学んだことを、「防火のつどい」に参加していない友達や家族に伝え、防火活動に役立ててくれると思います。
北見地区幼年少年婦人防火委員会では、少年消防クラブ員の防火防災に関する知識の向上とクラブ員の相互の親睦を図ることを目的として、遠軽町にあるキララン清里にて「少年消防クラブ一泊学習会」を開催しました。
参加した20名のクラブ員は2日間様々な訓練に取り組み、中でも、応急手当訓練では、消防職員が説明するAEDを使用した心肺蘇生法の説明に熱心に耳を傾け、心臓マッサージを実施する際には、人形を相手に自分の押した力で振り回されながらも、全体重を使って一生懸命取り組んでいました。訓練の後は「困っている人がいたら勇気を出して助けたい。」、「家族にも教えてあげたい。」等の声が聞かれました。
2日間ととても短い時間ではありましたが、色々な訓練を通して、命の大切さや仲間と協力することの大切さを学びました。
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20名のクラブ員が参加
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AEDを使った心肺蘇生法訓練
8月10日、八女市少年消防クラブは夏季研修を実施しました。
今回の研修では、小学校周辺の地図をもとに防災マップの作成を行いました。
まず学校周辺のまち歩きを実施しました。大雨時には増水して危険箇所となる用水路や、いつもは気付かず通り過ぎていた消火栓や防火水槽などの消防水利。また、携帯電話の普及に伴い、あまり使わなくなった公衆電話の設置場所や緊急時の使用方法などを確認しました。普段いつも目にしているはずなのに、意識して見ていなかったことに改めて気付いたり、その危険性を知ったり、驚いたりの連続でした。
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最初に学校周辺のまち歩きを実施

まち歩きで発見したこと等を防災マップに
マップ作成に取り掛かると、まち歩きで発見したことや地域の方から聞いた話などを次々と書き入れ、見た目も楽しい防災マップが完成しました。
今年の7月14日に発生した九州北部豪雨により八女地区一帯が被災、約1カ月が経過した今この研修を実施したことで、参加したクラブ員達はより積極的に、より真剣に研修に取り組むことができました。
泉佐野市消防本部(消防長:根来 芳一)では、防災の日を前に、第38期泉佐野市少年消防クラブ(幹事長:江口 麻理、クラブ員:市内小学5・6年生38名)の夏休み特別防災学習を8月22日(水)に実施しました。
これは、平成23年3月の東日本大震災を風化させることのないよう、防災の日を前に、クラブ員に日頃の備えの重要性を理解させるため実施したものです。
この日クラブ員は、午前中に和歌山市消防局防災学習センターで地震や風水害等の発生時の対応を身につけるため災害体験学習を行い、午後からは、泉佐野市立稲倉青少年野外活動センターに移動し、市内の避難場所等について学習するとともに、市が備蓄する非常用食糧(アルファ化米)の試食の体験を行った後、停電時にも、サラダ油やアルミホイルなど身近な材料を使って簡単にできる簡易ランプ「ほのぼの灯り」の作成を行いました。
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災害体験学習
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起震車で地震体験
また、最後にクラブ員たちは、大切な自然を火災から守りたいという気持ちを込めて、「忘れない 山への感謝と 火の始末(平成24年統一標語)」と書かれた山火事防止看板(木製 縦2.4m 横1.1m)を、林道稲倉線(泉佐野市大木)に協力して設置し、特別学習会を有意義に終了しました。
根来消防長は、「東日本大震災から1年5か月を過ぎ、未だ避難所で生活されている子ども達も多数いる中、クラブ員には防災の大切さを決して忘れることのないようにしてほしい。」と語っていました。
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非常用食糧(アルファ化米)を試食
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山火事防止看板を設置
東大寺で防火教室を開催 平成24年9月6日(木)第1回 幼年消防クラブ文化財防火教室を東大寺で開催しました。
市内の幼年消防クラブ(5クラブ、150名)の園児が参加し東大寺金鐘ホールで、「火災で2度も消失した大仏様をこれから、どのように火災から守っていくか」というお話を聞いた後、法被姿で大仏殿の見学をし「僕たち、私たちは絶対に火遊びをしません。」と誓いの言葉を述べました。
今回、初めて文化財教室を開催しましたが、幼年期の子供に防火意識を持ってもらうことと文化財の大切さを理解してもらいました。
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5クラブ、150名が防火教室に参加
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幼年期に防火と文化財の大切さを学ぶ