平成25年9月26日(木)に豊橋市中消防署等にて、「愛知県婦人消防クラブ連絡協議会幹部交流研修会」を行いました。
永坂会長あいさつ
研修会の風景
愛知県婦人消防クラブ連絡協議会は、県内301クラブ、クラブ員数8,192名で構成(平成25年4月1日現在)、婦人防火クラブ相互の連絡提携を密にし、防火に関する知識の向上につとめるとともに、婦人防火クラブの健全な発展を図ることを目的として活動しております。
本年度の県内研修は、今回で8回目の開催となり家庭防火を柱として、火災予防思想の高揚を図るとともに、明るく安全な家庭と地域を築くことを目的として、県内婦人防火クラブのリーダーが一同に集い、代表クラブの活動内容の発表をはじめクラブ員相互の情報交換と交流を深めました。
本年度は、県婦人消防クラブ連絡協議会会長、豊橋市長、県防災局消防保安課長のあいさつの後、豊橋市、岡崎市及び大治町のそれぞれのクラブ代表者による活動発表に続き、第16回市町村婦人(女性)防火クラブ幹部研修会の報告及び出席クラブ員による意見交換等を行い、午後からは、「穂の国とよはし芸術劇場」「東三河消防指令センター及び庁舎」の視察をしました。
豊橋市の活動発表
岡崎市の活動発表
大治町の活動発表
この研修会において、参加クラブ員は「活動事例発表」を通じて、今後の婦人防火クラブの活動内容について大変参考となり、それぞれの地域へ持ち帰り、従来の活動に加える等参考となりました。
穂の国とよはし芸術劇場の視察風景
東三河消防指令センター及び庁舎の視察風景
本年度は、クラブ員等約100名の出席を得て開催することが出来ました。今回の研修会開催にあたって、開催市の豊橋市ご当局及び豊橋市女性防火クラブ連絡協議会(会長 神藤あや子)の格別なるご協力をいただきましたことに対しお礼申し上げます。
<研修内容>
あいさつ
県婦人消防クラブ連絡協議会長
豊橋市長
県防災局消防保安課長
1 県内婦人防火クラブ代表者活動報告
(1)豊橋市女性防火クラブ連絡協議会(会長 神藤 あや子 様)
(2)岡崎市婦人自主防災クラブ連絡協議会(会長 鈴木 美智子 様)
(3)大治町婦人消防クラブ(会長 明石 広美 様)
2 第16回市町村婦人(女性)防火クラブ幹部研修会報告
豊橋市女性防火クラブ連絡協議会(副会長 柴田 知美 様)
豊川市女性防火クラブ(副会長 平野 美千代 様)
3 県内婦人防火クラブ員による意見交換会
発表者との意見交換及び出席クラブ員の活動状況等の情報交換
4 豊橋市中消防署施設見学 等
200名の女性防火クラブが参加 平成25年度揖斐郡女性防火クラブ研修会が9月23日(月)に大野町中之元の揖斐郡消防組合消防本部防災センターにおいて開催されました。
この研修会は、119番通報、応急手当、初期消火が誰にでも出来るようにし、家庭からの災害の絶滅を期すことを目的に毎年実施されているものであります。
揖斐郡内3町の各女性防火クラブから200名の参加がありました。クラブ員は、それぞれ4班に分かれ、訓練用の水消火器を使用した初期消火訓練や応急手当の心肺蘇生訓練、119番の通報訓練、住宅用火災警報器設置に係わる広報等いずれも真剣な表情で取り組んでおられました。
今年度は、岐阜県女性防火クラブ運営協議会が普及推進をしております空き缶コンロの作り方と炊飯方法を藤原会長から説明していただき、実際に体験していただきました。応急手当の心肺蘇生訓練では、とくに心停止の方に施す一連の処置訓練(AED)を重点に研修が行われました。
災害時に役立つ空き缶コンロの作り方
空き缶を使った炊飯方法
また、住宅用火災警報器の設置について、参加クラブ員にアンケートをとり、設置がなされていない家庭や高齢者住宅への設置推進を図りました。
さらに、近年多く発生している地震に対する知識及び対策並びに火災発生のメカニズムの説明にクラブ員一人一人が真剣に聞き入っていました。
最後に、家庭における災害の絶滅を期するために、揖斐川町女性防火クラブの小寺副会長が力強く防火宣言を行い閉会としました。
水消火器を使用した初期消火訓練
AEDを使って心肺蘇生訓練
9月29日(日)、広川中核工業団地内ローム・アポロ(株)グラウンドにおいて、広川町を始め各種防災機関のほか近隣住民 約1,200人に参加していただき、八女地区総合防災訓練を実施しました。
今年は、豪雨災害及び地震災害が複合的に発生した想定の中、始めに災害対策本部が設置され、被害状況の情報収集、各機関への応援要請、炊出し訓練、住民避難訓練、救出訓練、水防訓練などが行われ、住民避難訓練では、地元住民のほか、消防団、看護学生、小学生などが参加し、地域の横の繋がりを深める訓練となりました。
婦人防火クラブ員による炊き出し訓練
簡易担架作成訓練
また会場内には展示コーナーを設け、防災グッズや平成24年7月九州北部豪雨の災害写真を展示し、多くの来場者が足を止め、見学していました。
東日本大震災の発生以後、住民の防災意識は高まってきていますが、昨年の平成24年7月九州北部豪雨災害の経験や、今年各地で相次いで発生している「経験したことのないような大雨」による被害などを踏まえ、改めて住民一人ひとりの「災害に対する早めの備え」が確実なものとなるよう、今後も訓練を通じて防災意識の普及啓発に努めてまいります。
救出訓練
水防訓練
平成25年10月2日(水)に開催された「女性と子どもの防火のつどい」は、幼年、少年及び女性防火クラブ員が消防とのふれあいをさらに深め、防火意識の高揚と火災の恐ろしさを再認識するとともに、クラブ員の自覚と決意を新たにし、安全と安心なまちづくりに寄与することを目的として、火を使う機会の多くなる冬場を前に毎年開催しています。24回目となる今年は、総勢355名の方に参加していただきました。
女性防火クラブにる防火演技 第一部は、当市消防局主催の平成25年度防火ポスターコンクールの表彰式及び幼年消防クラブ、女性防火クラブのうち日頃活発な活動を行っている優良防火クラブの表彰を行いました。防火ポスター最優秀作品は印刷され公共施設や事業所等に掲出され火災予防に大きく貢献しています。
第二部では、幼年消防クラブ4団体と女性防火クラブ2団体による防火演技が行われ、大胡第一保育園の「鼓笛演奏」、荻窪地区女性防火クラブの「上州八木節」等の見事な演舞や演技を披露していただきました。
最後には参加者全員で「火の用心の歌」を合唱するとともに「防火のちかい」が宣言され、防火の大切さを心新たにしました。
幼年消防クラブによる防火演技
参加者全員で「火の用心の歌」
越谷市婦人防火クラブ連絡協議会は、住宅防火の重要性と地域防災意識の高揚を図ることを目的に、平成25年10月7日越谷市中央市民会館劇場において、越谷市婦人防火クラブ研修会を開催しました。
竜巻災害の活動状況を説明する尾々井氏 研修会には、越谷市消防長 尾ヶ井勝氏に講師を依頼「消防と地域防災」と題し、約1時間講演いただきました。ユーモアを交えながら越谷市消防署の歴史と活動の移り変わりを聞くことができました。特に今年は、大規模工場火災や竜巻などの災害が相次いだことからクラブ員の防災に関する意識が以前にも増しており、興味深く聞き入っていました。竜巻災害では、越谷市消防署の活動状況、埼玉県下消防相互応援隊の状況、被災地域住民の活動などの映像がプロジェクターで映し出されると大きな驚きの声が沸きあがりました。講師から大規模災害では、地域住民の自助、共助の協力なしでは対応できないとの訴えに大きくうなずく姿が会場の至る場所で見受けられました。参加者からは、「地域と消防の密接な関係をあらためて感じました」との意見が聞かれ、講演テーマの主旨が伝わったと実感しました。
247名が研修会に参加
住宅用防災機器等展示コーナーにて
また、会場ロビーに住宅用防災機器等の展示コーナーを設けたところ、多くのクラブ員が足を止め、見入る姿や防炎製品の有効性や住宅用火災警報器の維持・管理に深い興味を示していました。
研修会を通じて、地域住民の繋がりの大切さというものを改めて実感し、今後の婦人防火クラブ員の活動に大いに活用できる研修会となりました。