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2015年10月

6.【婦防活動】那須塩原で防火防災訓練を実施ほか〔磐田、黒川〕

目次 次頁

女性パワーで地域防災力の充実強化を図る(女性による防火防災訓練を実施)

栃木県 那須塩原市黒磯婦人防火クラブ連絡協議会

 平成27年9月6日(日)那須塩原市黒磯婦人防火クラブ連絡協議会(会長 木沢トモ子)では、那須塩原市内の黒磯公園において、婦人防火クラブ員、市内幼稚園の園児及び母親など599人が参加し、初期消火訓練、救出・搬送訓練、負傷者の応急手当訓練、給水・給食訓練を実施しました。
 この防火防災訓練は、(一財)日本防火・防災協会との共催、栃木県、那須塩原市、黒磯那須消防本部、黒磯消防団、ヤマトプロテック(株)のご協力を頂き、地域防災力の強化を図るため、婦人防火クラブ員と幼稚園父母等の防災活動能力を向上させ、女性パワーを地域の防災活動の担い手として確保し、地域住民の安全に寄与することを目的に実施しました。


 訓練の実施内容は、次のとおりです。
1 9時00分 開会
 婦人防火クラブの木沢会長挨拶にはじまり、来賓の阿久津那須塩原市長、中村那須塩原市議会議長、大野消防団長から祝辞を頂き、訓練内容を説明した後、防火防災訓練が開始しました。

2 9時20分 訓練開始
 4班に分かれ4種目の訓練項目を30分のローテーションにより実施
(1)初期消火訓練

  • 住宅用消火器を用い、てんぷら鍋火災に見立てた炎を消火する。
  • 軽可搬動力ポンプを操作し、放水にて的を落とす。

(2)救出・搬送訓練

  • 模擬倒壊家屋内で廃材の下敷きとなった住人の救出・救助。
    大がかりな資器材は使用せず、身近にある道具等を用いて救出する。
  • 救出した住人を搬送するため、簡易担架を作成する。
    簡易担架で応急救護所までの搬送訓練を実施する。

(3)応急手当訓練

  • 外傷の手当及び止血帯法を実施。
  • 救出訓練で搬送された負傷者の応急手当実施。

(4)給水・給食訓練

  • 支給された水とアルファ米を使い、非常食を作成。
  • インスタントラーメンをミックスして非常食を作成。
  • 多人数を賄うための炊き出し訓練の実施。

3 イベントとして、訓練の中間で大声コンテスト、消火バケツリレーを実施しました。
(1)大声コンテスト
 各団体の代表及び飛び入り参加により、騒音測定器で大声のレベルを競う。
 要領としては「火事だ」と2回叫ぶものとする。


(2)消火バケツリレー
 各団体がリレー形式で、設置された容器が満水になるまでを競う。
 婦人防火クラブ2、幼稚園児1、消防団1の4チームが、リレーする距離にハンディを付ける。


4 訓練を終えて

  • 女性による防火・防災訓練は、過去において実施した事例がなく暗中模索で計画を立て、幾度となく実行委員会を開催して検討し、当日は、天候にも恵まれて実施できました。参加者及び来賓として出席して頂いた多くの方から、賛辞と今後も訓練を継続したいとの意見がありました。
  • 訓練内容としては、特に倒壊家屋からの救出・救護訓練は、訓練設定と倒壊家屋の作成に労力と時間を費やして実施したところ、参加者はリアルな実体験ができたと好評でした。
  • イベントとして実施した大声コンテストは、幼稚園児を中心に実施し、上位入賞者には記念品を贈呈しました。将来の地域防災の担い手である子どもたちに今回の防火防災訓練は、大きな印象を受けて親子で家路についたことは良かったと思います。
    また、バケツリレーは、リレーする距離を、幼稚園児10m、婦人防火クラブ員15m、消防団員20mとしたところ、消防団員の日頃の訓練成果が発揮され、最後に満杯となり、会場から大きな声援が飛び、楽しく、笑いのあるそして実りのある防火防災訓練ができました。
  • 今回の訓練は、女性を中心とした防火・防災訓練であり、目標は500人参加で計画したところ、参加された皆さんの関心が高く、目標を上回る599人と多くの女性防火クラブ員を始め、幼稚園の園児及び母親が参加してくれました。
    主催した立場から、大勢の女性を中心とした防火防災訓練が無事実施できたことは、一番の喜びであります。
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磐田市女性防災クラブ研修会を実施

静岡県 磐田市消防本部

地震防災センター講話
地震防災センター講話
 平成27年7月29日(水)日ごろ訪れる機会の少ない防火・防災関連施設を見て防災意識を高めようと、県内の地震防災センターと消防学校を見学する研修会が開催されました。
 地震防災センターでは、講演と各種体験コーナーを通して、発生の迫る東海地震及び同時発生も予測される南海トラフ地震について学びました。とにかく大事なことは地震発生から生き延びること、そのうえで女性防災クラブ員たちの地域防災活動が始まるということです。そのためには、確実な家具の固定、食料の備蓄、津波に対する知識など、生き延びるための対策・知識が必要で参加者全員真剣に聞いていました。
 消防学校では、施設内部や初任科学生の様子を実際に見学しました。初めてその存在を知った参加者もいて、消防学校の役割、訓練内容について知らないことばかりで皆興味深い様子でした。
 2つの施設を見学し、クラブ員の防災に対する意識はより向上したものと思います。

地震に対する備え
地震に対する備え
消防学校
消防学校

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「黒川郡婦人防火クラブ研修会」に約650名が参加

宮城県 黒川郡婦人防火クラブ連合会

 黒川郡婦人防火クラブ連合会は、平成27年8月29日(土)、大和町まほろばホールにおいて「第37回黒川郡婦人防火クラブ研修会」を開催し、婦人防火クラブ員約650名が参加しました。
 研修会では、婦人防火クラブ連合会表彰、後援を頂いている宮城県消防協会黒川支部表彰、消防本部無火災表彰として13の個人・団体に感謝状が授与されました。

会場内の様子
会場内の様子
13の個人・団体に感謝状を授与
13の個人・団体に感謝状を授与

 次に、参加者全員で「家庭の防火管理者として自分の家と地域から火事を出さないように努め、防火の輪を広めます」と「防火宣言」を唱和しました。
 講演には、南三陸ホテル観洋女将、阿部憲子氏を講師に招き「東日本大震災から復興へ」~千年に一度の災害は千年に一度の学びの場~と題しまして映像を交え講話を頂きました。ホテルの責任者として、女将として、女性として、あらゆる視点から課題・問題を解決していった女将のお話に参加者も真剣に聞き入っていました。

防火宣言
防火宣言
講演会
講演会

 最後には、婦人防火クラブ音頭発祥の地として、毎年行われている「婦人防火クラブ音頭・消防音頭」を両音頭普及会の皆様に披露して頂き、研修会を閉会しました。

婦人防火クラブ音頭・消防音頭
婦人防火クラブ音頭・消防音頭
閉会式の様子
閉会式の様子
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