平成27年8月23日(日)大和市少年消防団運営委員会と(一財)日本防火・防災協会が共催し、大和市少年消防団第23期生が避難所での生活を体験するため、消防本部に宿泊しました。
同団は、市内在住の小学校4年生から6年生の児童で構成。平成5年度に発足し、防火に関する知識や技術を得ることだけでなく、団体行動を通じて自助、共助の精神を養うことを目的としている。
この訓練は、同団を卒団した指導員等が中心となって運営され、当日出席する団員を避難者と見立て受入れ、部屋割りや食料の配給などを行いました。また、広域避難場所である大和スポーツセンターまでの移動訓練も実施し、避難経路の危険箇所やAED、スタンドパイプ消火資機材の設置場所の調査も行い、夜間には調査した情報をもとに防災マップを作成しました。
2日間の訓練中、摂取した水分の測定やトイレ使用回数の記録を団員各自が行い、学んだ防災知識と実際の避難所生活から得た結果との違いも学びました。
足利市の全小学校22校に家庭や学校での防火思想啓発などの役割を担う少年消防クラブが結成されました。9月1日には全校を代表して山前小学校で結成式が行われ、足利市では幼年期から中学生まで継続した防火教育を行う体制が整いました。
足利市少年消防クラブは、1958年に中学校を対象に発足され、家庭や学校で防火思想や意識を高めてもらうことを目的として活動してきました。今回同クラブに小学校22校312人が新たに加わり、中学校11校318人と合わせて33校630人がクラブ員となりました。
今後、小学校では火災予防運動での校内防火広報や消防訓練、防火標語への応募など、防火啓発活動が行われます。
少年消防クラブバッジを贈呈
集合写真
金沢市子ども消防クラブ協議会は、10月10日(土)に金沢市営球技場において「子ども消防クラブ連合訓練」を実施しました。
この連合訓練は、市内の校区ごとに結成されている子ども消防クラブ56クラブが一堂に集まり、規律ある団体行動を通じて連帯意識と責任感のある行動を習得させるとともに、消防に関連した各種競技により消防への理解と防火・防災に関する知識・技術を身に付けさせることを目的に毎年実施しているもので、今年も各クラブから340名の参加がありました。
訓練は、第一部 開会式、第二部 規律訓練、第三部 消防訓練の三部構成で実施しました。
第一部 開会式では、クラブ員がはつらつとした入場行進を見せてくれました。また、秋季火災予防運動に併せて募集した防火ポスターの入選者100名の代表を表彰しました。
入場行進
防火ポスター入賞者表彰
第二部 規律訓練では、金沢市消防局高度救助隊が指導者となり、緊張した面持ちで「敬礼」や「まわれ右」等の動作を訓練しました。その後、子ども会連合会の高校生リーダーの号令に合わせ、訓練成果を披露しました。
規律訓練「敬礼」
日頃の訓練成果を披露
第三部 消防訓練では消火、救急等の消防に関連した訓練を行いました。「消火器取扱い訓練」は、3人一組となって水消火器で標的を狙い、「消火」するまでのタイムを競い合いました。「救急訓練」では、テント内で鳴動する住宅用火災警報器の音を聴きとり、そのテント内に倒れている患者(マネキン)の負傷部位を三角巾で応急処置し、竹竿とTシャツで作った簡易担架により搬送するまでのタイムを競いました。簡易担架の作り方や三角巾の結び方を学ぶとともに、どうすれば早く患者を搬送できるか話し合いながら、クラブ員のチームワークを養うことができました。このほかにも、煙の充満したテントの中に置いたカードを探し出し、「ひのようじん」の単語を完成させる「煙中訓練」や、4人一組で「火事だー」と叫び、騒音測定器を使って音量を測定する「火災伝達訓練」を行いました。
クラブ員は、今回の訓練を通じて学校や家庭では学ぶことのできない貴重な体験をするとともに、防火・防災に関する知識をより一層深めることが出来ました。
消火器取扱い訓練
救急訓練