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2017年8月

8.【婦防活動】浜松市で防災講演会開催ほか〔磐田、尼崎〕

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静岡県 浅間地区婦人防災クラブ
会長 鈴木 政子

 平成29年6月11日(日)浜松市立浅間小学校体育館を会場として、浅間地区婦人防災クラブ主催による「江西地区防災フェスティバル」を開催いたしました。
 このフェスティバルは、平成7年に発生した阪神淡路大震災を期に地域住民を対象として、毎年開催しているもので、屋外での体験型イベントと防災講話を隔年ごとに行っています。

浅間地区婦人防災クラブ 鈴木政子会長の挨拶

 今年は23回目の開催となり、地域住民の防災意識や連帯感の高揚を図るとともに隣保協力体制を確立させることを目的として東日本大震災や熊本地震等の被災地を訪問し、避難所生活の調査や視察等の経験豊富な前復興庁政策調査官、現在は一般財団法人女性労働協会に在籍されている丹羽麻子先生を講師として招き「みんなが安心して過ごせる避難所をめざそう!~東日本大震災での経験から~」と題した防災講演会を行いました。
 丹羽麻子先生には、「避難所生活の様子」「知っておきたい男女で異なる災害の影響」「みんなが安心して過ごせる避難所づくりをめざして!」等について約2時間に渡り地域住民や防災関係者等約250人が聴講される中、主に避難所運営の問題等について熱弁を振るわれました。

丹羽麻子先生による講演風景

 現在、この地域は、女性防、自主防災隊、消防団員が中心となり、想定される南海トラフ巨大地震等の大規模災害による被害を受けた際に設営される避難所の新たな運営計画の見直しを検討している最中です。今回の貴重な講話を通じて、新たな検討材料や課題を見つけ出し、地域住民の防災意識のさらなる普及促進を一層強化するとともに早急に地域に即した「避難所運営計画」を策定していこうという強い意気込みが地域の防災関係者から感じ取ることができ、高い関心を持つ良い機会となりました。

さあっ「みんなで防災やらまいか!」おんな城主直虎の街・防災都市浜松

地域住民により埋め尽くされた会場の風景
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静岡県 磐田市消防本部

 平成29年6月11日(日)磐田市女性防災クラブは磐田稗原グランドにて開催された水防演習に参加しました。
 演習には太田川の水防に関わる各団体や地元住民等約260人が参加し、水防作業技術の練磨、水防精神の高揚を図るとともに、関係機関の連携を密にし、水防体制を強化することを目的として行われました。
 磐田市女性防災クラブはポリタンクやゴミ袋に水を入れて積み重ねる簡易水防工法を実施し、家庭でできる浸水対策を学びました。身近な物で行える事である為、クラブ員により広く地域住民に普及させていただけるものと思います。


ポリタンクによる簡易水防工法

ゴミ袋による簡易水防工法

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兵庫県 尼崎市消防局

 平成29年6月21日(水)、尼崎市防災センターにて行われた尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会の役員会、運営委員会に引き続き、「平成29年度尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会研修会」が開催されました。
 尼崎市には1,540名の婦人防火クラブ員で結成された34の婦人防火クラブがあります。それぞれの婦人防火クラブは、地域で行われる消防訓練への参加をはじめ、防火・防災に関する研修会の実施や、住宅用火災警報器の設置・維持管理促進の広報を実施といった地域活動に参加するなど「安全・安心のまちづくり」に積極的に取り組んでいます。


役員会の様子

運営委員会の様子

 研修会には、講師として特定非営利活動法人NPO政策研究所 専務理事 相川 康子様をお招きし、「もっとできることないかしら? ~安全・安心のまちを目指して~」と題して御講演いただきました。
 講演では、災害発生及びその前後に直面する課題等を上げることにより現状を把握するとともに、過去の災害でどのようなことが起きて、どのような課題があったのかを学びました。
 また、災害対応を男性だけの視点で考えるのではなく、女性の視点も取り入れ、現在の課題を共有し、解決策を話し合う場を設けることが重要であり、これらの課題を解決することが災害に強いまちづくりに繋がるということを確認しました。また、今年に入り消火器の不適正取引等が頻発しているので、注意喚起を促した。


研修会の様子

講師:特定非営利活動法人NPO政策研究所
専務理事 相川 康子

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