平成29年度安全功労者、消防功労者総務大臣表彰式において、女性防火クラブから6名が受賞されました。
この表彰は、女性防火クラブの役員等として、郷土愛護の精神に基づき、防火防災に献身的に尽力され永年の功労が認められたものです。
表彰式は、7月5日(水)11時から「スクワール麹町」において行われ、高市総務大臣から表彰状が授与されました。
受賞された方の功績概要は次のとおりです。
◆安全功労者(個人の部)
- 小俣 浪子 様(群馬県女性防火クラブ連絡協議会 会長)
平成元年、安中婦人防火クラブ岩野谷支部副支部長に就任し、平成4年には同支部長に就任。同年、本部役職である副本部長に就任し、平成9年より本部長に就任する。平成18年の市町合併に伴う旧松井田町婦人防火クラブと合併には、各調整事項に采配をふるい、円滑な合併に大きく貢献し、新たに安中市婦人防火クラブと改名し、総クラブ員数356名の指導者として活躍している。
さらに、平成27年に群馬県婦人(女性)防火クラブ連絡協議会理事及び会長の就任以降も、防火思想の普及啓発を図るため、各種研修会を開催し、災害訓練に積極的に参加するなど、地域防災力の牽引者としての功績は顕著であり、他の模範である。 - 鈴木 良子 様(新潟県女性防火クラブ連絡協議会 会長)
昭和55年から新潟市島見町南浜地区防火連合会部会長に就任し、地域の防火意識の高揚に務めている。平成23年7月からは新潟市防火連合協議会婦人防火部会長に就任し、各種事業の推進を図るとともに、市民の防災意識の高揚に務めている。また、家庭や地域における火災予防や防災への知識を普及させるため、地域住民との交流会を計画するなど、普及活動に尽力している。
平成27年には、新潟県女性防火クラブ連絡協議会の会長に就任し、地域密着の考えを基本として「自分たちの地域から火事は絶対出さない」を合言葉に、住宅用火災警報器の維持管理を呼びかける活動に取り組むなど、火災予防に多大な貢献をしている。
安全功労者(個人の部) 総務大臣表彰 受賞者記念写真
◆消防功労者(個人の部)
- 川内嘉津子 様(佐賀県女性防火防災クラブ連絡協議会 会長)
平成16年、伊万里市大河内町婦人防火クラブ会長に、平成20年には伊万里市女性防火クラブ連絡協議会会長に就任し、豊富な識見と卓越した指導力により会の育成発展に尽くしている。
また、毎年、女性防火クラブ員の指導者を対象とした研修会の開催に積極的に取り組み、家庭防火の知識や火災時の適切な対応などを習熟させ、クラブ員指導者の育成に寄与している。
さらに平成28年、佐賀県女性防火防災クラブ連絡協議会会長に就任以降も女性防火クラブ及び指導者の育成や研修会等による防火意識の高揚を図り、佐賀県の女性防火クラブの指導者として活躍し、地域の安心・安全の普及・啓発への多大な貢献は誠に顕著であり、他の模範である。 - 冨田 セツコ 様(熊本県女性防火防災クラブ連合会 会長)
平成8年益城町婦人防火クラブ設立当時から今日に至るまで、会長として長きに渡り、同クラブの発展に尽力してきた。平成27年11月には、地域の安全確保に多大な貢献を果たした実績から、熊本県女性防火防災クラブ連合会会長に就任し、地域の防災力向上と防火・防災思想の普及啓蒙に注力してきた。
平成28年4月の熊本地震後は、県内クラブはもとより、全国のクラブとの固い結束、協力関係を築き上げた。 - 伊波 トヨ子 様(沖縄県女性防火クラブ連絡協議会 副会長)
平成3年の旧浦添市婦人防火クラブ(現在の浦添市女性防火クラブ)結成当初から尽力し、平成16年には同クラブ会長及び沖縄県女性防火クラブ連絡協議会副会長に就任し、特に住宅用火災警報器に関しては、地域の高齢者住宅を訪問しての普及・啓発に積極的に取組み、住宅用火災警報器の設置率向上に大きく貢献した。 - 磯部 桂子 様(鳥取県女性防火・防災連絡協議会 副会長)
平成18年、鳥取県女性防火・防災連絡協議会設立にあたり発起人として尽力し、設立から現在に至るまで副会長として同協議会の発展に多大な貢献をしている。
日頃から、高齢者の独居世帯が多い集落などを広報車で巡回し、安否確認を兼ねた防火広報の活動や、保育園に出向いて啓発用紙芝居を上演するなど、地域住民の防災意識の高揚にも力を尽くしている。
消防功労者 総務大臣表彰 受賞者記念写真