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2019年2月

1.平成30年度全国婦人防火連合会総会が開催

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一般財団法人 日本防火・防災協会

 平成30年度全国婦人防火連合会総会が、平成31年1月30日(水)東京平河町のルポール麹町にて、都道府県の女性防火クラブ連絡協議会会長の出席のもと開催されました。

『開会挨拶』


秋本会長 開会の挨拶

総会の様子

 日本防火・防災協会 秋本敏文会長(全国婦人防火連合会会長)より開会の挨拶をいたしました。  「本日は全国からご出席いただきまして、ありがとうございます。近年、前例のない災害が各地域で多発し、昔と比べて災害の様相が変わって来ていると感じます。震度4以上の地震の回数が増え、全国各地で火山の噴火が起きています。また、50mm以上の降水量が当たり前になり、雨の降り方も変わって来ています。自分たちの安心・安全を守るためには地域の力が必要です。そのためには、地元で活動されている皆さまの活動が不可欠です。この総会を機会に、全国の繋がりを強くしていただけたら幸いです。」

『来賓挨拶 総務省消防庁長官』

黒田武一郎 消防庁長官
 黒田武一郎 消防庁長官より来賓挨拶をいただきました。
 「女性防火クラブの皆様におかれましては、日頃より地域の安心・安全の確保のためご尽力いただき、ありがとうございます。
 人口減少、高齢化が進む社会において、多様化する災害に立ち向かうためには、地域の防災力をより一層強化することが必要です。災害や火災で亡くなる方を少しでもなくすため、地域で活動している女性防火クラブの力が必要になります。今後とも皆様方にご尽力いただけますことをお願い申し上げます。」

-講演-
平野啓子氏による講演
『「語り伝える防災の心」 平野 啓子 氏』  元NHKニュースキャスター 語り部かたりすと 平野啓子氏より、「語り伝える防災の心」と題し、ご講演いただきました。  講演では、1854年(安政元年)安政の大地震による大津波の時、濱口梧陵が命をかけて村民の命を救った、防災意識の啓発・継承を目的とした物語「稲むらの火」や、静岡県下田市で言い伝えられている津波の恐ろしさや教訓を伝える民話「波切地蔵」を語っていただきました。


『総会』

議長を務める西藤理事長
総会では日本防火・防災協会 西藤公司理事長(全国婦人防火連合会副会長)の議事進行により、「平成30年度事業経過報告」、「平成31年度事業計画(案)」、「役員改選」についての審議が行われました。
 その後、平成30年度に叙勲等を受章された方々や新会長として就任された方々をご紹介しました。




『気象庁 村井防災気象官による講演「防災気象情報の活用」』

村井雅浩 防災気象官
 国土交通省気象庁予報部予報課 気象防災推進室 防災気象官 村井雅浩氏より「防災気象情報の活用」と題し、講演を行っていただきました。
 気象庁がインターネット等で情報を提供している「警報の危険度分布図」の見方や、警戒レベルの違い、平成29年度に改善された防災気象情報や活用例、平成30年7月に起きた西日本豪雨の際に気象庁が提供した情報などを基に、地域住民が取るべき行動等について、ご講演いただきました。


『総務省消防庁 国民保護・防災部 地域防災室による講演「地域防災力の充実強化の取組」』  佐々木健 総務事務官より、最近の自然災害の被害状況や、近年多発する災害から身を守るために、事前に取り組むべき地域の役割について講演を行っていただきました。
 また、田中昇治 地域防災室室長より、住宅用火災警報器の設置義務化から10年以上経過したことによる機器の交換の促進や連動型の警報器について、また、消防庁が推進している女性防火クラブや自主防災組織等のリーダー育成・連携促進支援事業や、「防災まちづくり大賞」等について講演を行っていただきました。


佐々木健 総務事務官

田中昇治 地域防災室室長

『住宅用火災警報器の機能説明』
 (一社)日本火災報知機工業会 住宅防火推進委員会 青木良二 委員長より、住宅用火災警報器のメンテナンス方法や、電池切れの際の警報音の説明、火災による死者数で最も多い高齢者に有効とされる連動型の住宅用火災警報器の説明を、実際に機器を用いて説明を行っていただきました。


青木良二 委員長

連動型住宅用火災警報器説明の様子

-意見交換会-
 最後に行われた意見交換会では、石田真敏 総務大臣のご臨席のもと、消防庁、各関係団体の方々にご出席いただき、意見交換会を行いました。


石田真敏 総務大臣

石田総務大臣を囲んで記念撮影

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