会長 新井明子
坂戸地区婦人防火クラブは、「家庭の防火は主婦の手で」をス
ローガンに家庭からの火災を一件でも少なくしようと、防火思想
の向上のため精力的に活動しています。今回は平成18年度第1
回防災講演会を開催、「地域の防火」と題した講話、住宅用火災
警報器PRビデオの上映を行い会員の防火意識の更なる向上に
努めました。
また坂戸市内37箇所の公共施設にAEDが設置されることに伴
い、AEDの取扱い訓練も実施しました。応急処置の重要性を学
び、万一救急現場に居合わせた時には必要な処置を行い少し
でも救命率の向上に役立てればと思っております。
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碧南市女性防火クラブは7月10日、延べ4日間に亘る女性防災講座の第1日目を開催しました。
この講座は、平成元年に開催されてから毎年恒例となっており、第1日目は、衣浦東部広域連合碧南消防
署併設施設の地震・台風・救助袋体験、消防自動車や消防庁舎内の見学、消火訓練、ハイゼックスによる非
常炊出し。第2日目以降は、AED(自動体外式除細動器)の使用法を含めた普通救命講習、石炭火力では
国内最大規模の中部電力碧南火力発電所の見学など盛りだくさんのメニューです。
この日は、愛知県婦人消防クラブの研修事業ということで、日本防火協会の梅次部長を始め県下市町のク
ラブ幹部の皆様にもご臨席賜り、総勢240人参加の盛大なものとなりました。開講式で永坂幸子会長が、「ひ
とりでも多くの人にAEDの使用法をマスターしてほしい。また、住宅用火災警報器の共同購入を行う。」と宣
言した後、3班に分かれて防災体験に挑戦。地震体験では、震度7に皆真剣そのもの。救助袋体験でちょっと
したスリルも味わい、家庭から持ち寄った消火器を使って初期消火を習い、火のついたてんぷら鍋に水を掛
けたときの火炎の勢いにビックリしました。
炊出しのカレーライスを食べて解散の予定でしたが、時間内に防災体験ができなかった大勢のクラブ員が
帰らないでまだ残っています。急遽署員にお願いし、希望者全員に防災体験をしていただきました。
4日間の講座を通じ「自分の命は自分で守る」「愛する人の命を救う」「家庭から火を出さない」ことを再認識
し、災害による被害を最小限にとどめたいと思います。
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