高岡消防署と(財)日本防火協会は、平成18年5月11日(木)に高岡市民会館において「第17回幼年消防クラ
ブの集い」を開催しました。
この催しは、クラブ員に正しい火の取扱いを教えながら火あそびを未然に防ぎ、火災予防の考えをしっかり
持ってもらうことを目的としています。
管内の幼稚園・保育園41か所から園児たち約1,300人が集まり、防火ワッペンを受け取った後に、「火遊び
は絶対にしません」と力強く誓いました。
アトラクションでは、消防署員が、アンパンマンに扮して防火 寸劇を披露したほか、消防音楽隊が人気のアニメソングなどを演奏しました。
煙中体験コーナーでは、火災により発生した煙の中を避難す
る体験をしました。
「前が見えなくてこわかった。」「ハンカチをちゃんと口にあてたよ。」
みんな、煙の怖さがわかったかな?
雲南消防本部では、5月28日(日)に防火クラブ会長会議(雲南
防火委員会 会長 小林敏雄)を消防本部大会議室において開催
しました。
現在、管内には380の防火クラブが結成されており、“私たちの
地域は私たちで守る”を合言葉に消火訓練・防火座談会・救急法
等を各地域で開催し、防火の輪を広げています。
会議に先立ち、平成18年度雲南防火委員会会長表彰として、3
名の個人と18の防火クラブを表彰しました。
会議では、300名余り参加された各防火クラブ会長に、防火・防災知識の普及徹底を図るとともに、活動を
活性化させるため、情報交換等を行うとともに、地震対策用品の設置及び住宅用防災警報器の設置につい
ても説明を行ないました。
また、住宅用火災警報器をいち早く設置推進に努めてこられた雲南市三刀屋町多久和分館女性防火クラ
ブの高尾吉子さんに「安心して暮らせる地域をめざして」と題し、体験発表をしていただきました。
八女消防本部管内の各市町村の少年消防クラブでは、新クラブ員を迎えての大会を開催しました。
星野村少年消防クラブでは、式典終了後「星野村から大切な緑を守ろう」との願いを込めて、いこいの森公
園や登山道の入り口などに手作りの防火看板の設置を行いました。
クラブ員は、今後の活動を通じて火災予防や救急法を学び、団体行動をとおして親しい仲間づくりをしてい
きたいと話していました。
八女地区防災協会(会長 鶴 勝年)では、平成18年度総会終
了後、(社)全国モーターボート競走会連合会常務理事・やまと競
艇学校 校長 大﨑周一氏を講師に招き講演会を開催しました。
演題は、「基本は礼と節」やまと競艇学校の教育訓練の基本方
針は、優秀な選手を養成するため、プロ選手としての技術はもちろ
んのこと、規則正しい生活、礼儀作法などを通じて人格形成に道
徳、倫理という心の教育に重点を置いています。
基本は「礼と節」規律・しつけ・挨拶・接遇・心の物差しについて、
具体的にユーモアを交えながらの講演に防災協会会員をはじめ
婦人防火クラブ員・署員など会場を埋めた約300人の聴講者はメモを取りながら熱心に話に聞き入っていまし
た。
八女消防本部は、6月12日の「花の日」にさかえ幼稚園から花束
のプレゼントの訪問を受けました。
訪問には、さかえ幼稚園のさくら組(3歳児)園児5名が訪れ「いつ
もわたしたちを守ってくれてありがとうございます。」と感謝の言葉
を述べ、職員に花束をプレゼント。
その後、消防車・救急車の見学や乗車などを体験し、最後に、職
員と一緒に車庫前にて記念撮影を行いました。
泉佐野市消防本部(木ノ元 正春消防長)では、梅雨前線や台
風による大雨集中豪雨が発生する時期を迎えるにあたり、水災害
の発生に備え消防職員の水防技術の向上と水防活動の円滑な
連携動作の確立を図ることを目的として、水防訓練を実施しまし
た。
当日は、本部、りんくう署、中署、北出張所の職員(27人)が集
結し、水防に関し精通した担当の幹部職員から、先ず 土のうの
作り方、水防工法の種別、目的、実施方法等について講義を受け
た後、土のう(150俵)を作成し、その後2班に別れて、1班は、河
川、溜め池の水位上昇に伴い、「水流で表法面が削れ堤防が崩れる。」との想定で堤防決壊を防ぐ「築廻し
工法」を実施、2班は「水が堤防に浸透して堤防の裏法面に吹き出した。」との想定で、漏水を弱め堤防の破
壊を防ぐ「月の輪工法」を実施しました。
昨年日本に上陸した台風のなかで、もっとも多くの被害がでたのは9月に発生した台風14号で、長崎県に
上陸し九州北部を縦断した後、日本海を北上し九州、中国、四国など広範囲に記録的な降水量をもたらし、
死者26人、行方不明者3人が出る甚大な被害をもたらしています。また、外国に目を向けてもアメリカ フロ
リダ半島周辺で発生したカリーナを始めとしたハリケーンによる被害の光景が、いまだ記憶に新しいことか
ら、参加した職員は、全員汗だくで真剣に訓練に取り組んでいました。
知多中部広域事務組合消防本部は、愛知県知多半島のほぼ中央に位置する半田市、阿久比町、武豊
町、東浦町の1市3町を管轄する消防本部です。
当消防本部では、平成18年6月20日(火)から23日(金)に少年消防クラブ結成校訪問(防火教室)を実施し
ました。
このクラブ結成校訪問は、少年消防クラブ員に対して、消防についての関心を深めさせ、実践活動を通して
少年期から火災予防の知識と技術を培うとともに、防火意識の高揚を図ることを目的とし、昭和52年度から
毎年6校から7校の少年消防クラブ結成校訪問を実施しています。
1. 目的
少年消防クラブ結成校訪問により、クラブ員の防火意識の高揚を図るとともに、少年消防クラブの育成指
導を目的とする。
2. 実施内容
消防職員2名から3名による防火教室
(1) 火の科学
(2) 消防の制度
(3) 消防機械器具の知識
(4) 火災の予防
(5) 火災通報・消火の要領
(6) 少年消防クラブの活動
(7) 消防に関する質疑応答
(8) 正しい花火の遊び方
3. 実施クラブ校
(1) 半田市立成岩小学校少年消防クラブ 99名 平成18年6月20日(火)
(2) 東浦町立緒川小学校少年消防クラブ 66名 平成18年6月21日(水)
(3) 武豊町立緑丘小学校少年消防クラブ 40名 平成18年6月21日(水)
(4) 半田市立横川小学校少年消防クラブ 32名 平成18年6月22日(木)
(5) 半田市立亀崎小学校少年消防クラブ 120名 平成18年6月23日(金)
(6) 阿久比町立草木小学校少年消防クラブ 44名 平成18年6月23日(金)
西和消防組合消防本部(消防長 田中輝夫)では、平成18年6月
26日(月)に、王寺町の片岡の里保育園、黎明保育園、平群町の
平群幼稚園、三郷町の南畑幼稚園の4園の幼年消防クラブに所
属する園児180名が参加し、訓練礼式、バケツリレー、放水訓練を
体験しました。
訓練礼式では、みんなで「敬礼」「回れ右」などを行いました。
バケツリレーでは、水に見立てた風船を「よーい、どん」の合図で
大きなバケツに運びました。
放水訓練では、黄色とオレンジ色の防火衣に着替えて消防職員の補助を受けて、空き地に向け放水しまし
た。
最後に、「ぼくたち、わたしたちはひあそびはしません。」と大きな声で防火宣言を唱和し、参加者全員に修
了証と記念品が手渡されました。