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2006年12月

7.住宅用火災警報器普及啓発に向けて

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 平成18年度住宅防火対策推進シンポジウムが、堺市高石市消防組合の主催で11月7日(火)サンスクエア 堺において開催されました。
 東京・大阪・札幌・山口でも同シンポジウムを開催しており、基調講演、パネルディスカッション等が行われ、 一般参加者をはじめ、消防機関、自主防災組織、消防関係団体・業界など多数の方が参加されました。
 初めに、堺市高石消防組合管理者(堺市長) 木原敬介氏による「住宅防火推進宣言」が行われ、続いて、 消防省長官 高部正男氏によるあいさつが行われました。
 また、基調講演では消防庁消防研究センター所長 室﨑益輝氏から、「住宅火災から生命を守る」と題して、 住宅火災の実態や住宅火災の死者軽減戦略など、住宅防火について多角的な視点からの提言がなされま した。
 続くパネルディスカッションでは、コーディネーターの消防庁消防研究センター所長 室﨑益輝氏から、住宅 火災による死者数の推移等についての紹介がされ、その後住宅防火を推進する関係団体の代表者である 各パネラーを交えて住宅防火の取組みや、地域の連携、今後の課題等について活発な意見交換が行われ ました。
 また住宅防火について、国の取り組みや地域で実施している防火対策などについても紹介され、参加者を 通じて地域全体における防火意識の高まりが期待されるものとなりました。


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西宮市家庭防火クラブ協議会による住宅用火災警報器普及啓発活動について

西宮市家庭防火クラブ協議会
副会長 二見 治子

 今回、消防庁では住宅火災における死者数、特に逃げ遅れによ る死者の増加を憂い、住宅用火災警報器の設置により1/3に減少 したデータなど調査の上、消防法の改正をし、戸建住宅などに「住 宅用火災警報器」の設置を義務化いたしました。西宮市では平成 23年5月31日までの設置が義務づけられました。
 西宮市家庭防火クラブ協議会では市内19地区に機会ある毎に 順次学習会を開催。火災警報器の設置の有無を比較し、設置す れば死者は、1/3に減少したデータなど学びあいました。(また自 治会、自主防災クラブ、老人クラブにも消防署の予防課にお願い しての学習会への動きがあります)
 そして市民まつり、西宮市消費生活展、地区イベントなどがありますとコーナーを設けて、PRを繰り返し実 施しております。
 一番反響のありましたのは11月の「西宮市消費生活展」でした。
 2日間で1700人余の来場者があり、義務化されることを知り、敏感に反応!!
 (あなた知ってる? 住宅用火災警報器の設置義務化を・・)のパネルを熱心に見て資料を手に火災警報器 のサンプルを見て、係員に質問を繰り返し用意した資料は瞬く間になくなりました。

 Q こんなに死者があるとは・・びっくりですね!早速取り付けます・・・
 Q 1軒に3個以上となると経済的にしんどいですね、5年間でつければよいのかな?
 Q どこへ行けば売ってますか? 自分で取り付けられますか?
 Q 年寄りでは取り付けが大変だけど、どうしたらよいかな?
 Q どんな種類が一番信用でき、長持ちするのかな
 Q どこかで斡旋しているんですか?

 など係りの者も学習していたので自信を持って答えていました。とてもやりがいがあったと明るい声で報告 していました。
 また、消費生活センターに、悪質訪問販売による高齢者の被害が多く報告されている現状を考えますと、 全国と近畿ブロック幹部研修会の時に話が出ておりましたが、地区毎の共同購入などによる斡旋を防火クラ ブで取り扱えば、地区内高齢者宅への取り付けも安全、安心して出来るのではと、早期実現を期待しており ます。


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山形県婦人防火研修会の開催

山形県 山形県婦人防火クラブ連絡協議会

 山形県婦人防火研修会が7月26日(水)、酒田市民会館「希望 ホール」において開催されました。(主催:山形県少年婦人防火委 員会・山形県婦人防火クラブ連絡協議会・(財)日本防火協会) 現在、県内には約300の婦人防火クラブが組織され、そのクラブ員 数は約5万人となっています。本研修会は、県内のクラブ員が一堂 に会する唯一の機会で2年に1度開催され、今年は約750人が参 加しました。
 山形県婦人防火クラブ連絡協議会の後藤マサエ会長らのあいさ つに続き、白鷹町と東根市のクラブ員2人が体験発表を行いまし た。
 引き続き、2007年度の全国女性消防操法大会に出場する河北町女性消防隊の工藤友里隊長が決意表明 し、最後に出席者全員で「防火のちかい」を読み上げました。
 参加者は、講演や各地区代表の日頃の活動発表及び住宅用火災警報器に関する情報提供により、防火 や防災に対する心構えを新たにし、地域における自分たちの役割を再認識しました。
 また、席上、防火活動に尽力した個人、団体を表彰しました。

表彰を受けたのは次の通りです。(敬称略)

優良幼年消防クラブ
大蔵保育所(大蔵) 上郷保育園(鶴岡) いなば幼稚園(鶴岡) 杉の子幼稚園(遊佐)

優良婦人防火クラブ
寒河江地区婦人防火クラブ(寒河江) 新及位婦人自衛消防隊(真室川) 米沢市婦人防火指導員連合会山 上支部(米沢) 新町地区婦人防火クラブ(南陽)

優良自主防災組織
柏木町(天童) 長岡中町(天童) 中荒町(村山)

優良クラブ指導者
小座間久子(山形) 木村智恵子(寒河江) 松田良子(村山) 溝越スミ(尾花沢) 松本コト(尾花沢) 鈴木 和子(米沢) 佐藤栄子(酒田)


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岐阜県女性防火クラブ運営協議会指導者研修会

岐阜県 岐阜県女性防火クラブ運営協議会

 岐阜県女性防火クラブ運営協議会指導者研修会が8月18日 (金)、豊臣秀吉の軍師として有名な竹中半兵衛の治めた不破郡 垂井町の垂井町文化会館で開催され、女性防火クラブ指導者な ど約640名が参加しました。
 会場では女性防火クラブの活動状況の写真展示や住宅用火災 警報器の展示なども行われ、参加者は住宅用火災警報器の特徴 や価格の目安などについて熱心に質問していました。
 研修会では竹中平蔵総務大臣の住宅防火対策推進宣言をビデ オ上映し、住宅用火災警報器の普及に向けて女性防火クラブが 取り組んでいくことを確認した後、関ヶ原町女性防火クラブ会長による体験発表が行われ、婦人会解散に伴 う女性防火クラブ解散の危機を乗り越え、魅力ある防火クラブを目指して、新しい試みを次々と行い、いきい きと活動している実例を通じて組織活性化のポイントを学ぶことができました。
 続いて、東京都赤羽消防団の小澤浩子講師の講演「地域に広げる防火の輪~安全な暮らしは我が家から ~」が行われ、女性防火クラブの現状と課題及びその対策、組織の活性化や住宅用火災警報器の設置活動 等で重要な「伝える」ことについて女性防火クラブ員等が学ぶことができ、参加者はメモをとるなど熱心に聞 き入り、今後の女性防火クラブ活動の活性化について決意を新たにしました。
 研修会の最後には「防火宣言」を採択し、参加者全員で「岐阜県消防の歌」を斉唱し、盛況に研修会が終 了しました。


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揖斐郡女性防火クラブ研修会

岐阜県 揖斐郡消防組合消防本部

 揖斐郡女性防火クラブ研修会(同郡消防組合主催)が、大野町中之元の揖斐郡消防組合消防本部で開か れ、郡内3町の女性防火クラブ員が初期消火や救命救急を学びました。
 毎年恒例の防災訓練で約200名が参加し、4班に分かれて、消火器の使用方法や119番通報の仕方などを 習ったほか、心肺蘇生法では人形を使って自動体外式除細動器(AED)の使用方法を学びました。
 また、住宅に設置が義務付けられた火災警報器の仕組みや設置法の説明もありました。参加者は真剣な 表情で訓練に臨み、説明に耳を傾けていました。
 研修会を開催することにより、参加者の初期消火技術が向上するとともに、住宅用火災警報器の設置の必 要性およびその知識取得に大いに役立つものとなりました。


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第20回各務原市女性防火クラブの集い

岐阜県 各務原市消防本部

 各務原市女性防火クラブ(会長 丹羽政子)は、平成18年9月28日(木)「第20回各務原市女性防火クラブの 集い(防災訓練)」を各務原市民公園において財団法人日本防火協会の共催で開催しました。
 この「集い」は「一般家庭から火災を出さない。地域の協力体制と連帯の高揚を図る。」ことを目的として昭 和57年女性防火クラブ結成以来、毎年引き続き開催しているもので今年で20回目を迎え、晴天の秋空の 下、各務原市長をはじめ消防・自治会関係者・クラブ員460名が参加しました。
 防災訓練では、女性防火クラブ員・参加者は4班に分かれ消火器取扱い・炊き出し・応急手当・LPガス調理 器具取扱い等の訓練、地震・濃煙の体験に熱心に参加し初期消火の技能と防災知識を深めるとともに、自 治会・消防関係者、来園中の一般市民との交流により一層の地域協力体制と連帯意識の高揚を図ることが できました。
 訓練終了後、今回初めて参加者全員に住宅用火災警報器に関する講習を実施したところ防災クイズコー ナーでは住宅用火災警報器に関するクイズ(10問)に全員が全問正解するなど住宅用火災警報器に関する 知識と普及に大いに意義のある「女性防火クラブの集い」の開催となりました。


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