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2007年1月

5. 住宅用火災警報器の普及啓発に向けて、各地で行事を開催

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富山県 富山県少年婦人防火委員会

 出火率15年連続全国最小記録を記念し、防火意識のさらなる高揚を図るため、婦人防火クラブ員 や消防関係者が一堂に会する富山県防火推進大会を富山県民会館ホールにて開催しました。
 初めに、石井知事が「出火率の全国最小は市町村や消防団員などの地道な努力と県民の防火意識の 高さのたまもの」と挨拶され、続いて、(財)日本防火協会片山会長が日本の消防が世界で最も優れ ていると評価されたことを紹介した上で「日本が世界一なら、日本一の富山は世界で一番というこ と。自信を持ってほしい」と会場を埋めた1,200名の参加者を激励しました。また、消防庁長官、内 閣官房副長官より祝辞をいただきました。
 15年連続の出火率最小に対し、県消防協会と県自治会連合会を表彰し、長年にわたって火災防止 に貢献した個人・団体に感謝状が贈られました。上田信雅県消防協会長が「あらためて火災予防に努 め、安全な地域の実現へ前進する」と決意を表明しました。
 その後、劇団ふるさときゃらばんによるミュージカル「地震かみなり火事オヤジ」が上演され、参 加者の交流会も開かれました。参加者一同改めて、災害のない安全で安心して暮らせる地域と社会の 実現を目指し、意気込みを新たに防火対策の推進に取り組むことを決意して閉会となりました。


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兵庫県 兵庫県婦人防火クラブ連絡協議会

 私たちの生活に最も身近な家庭での防火に関する知識及び技術の習得をとおして、県内の婦人防火 クラブ員の資質の向上を図るとともに、地域に根ざした防火活動を展開することにより、地域の防災 力を高めることを目的に、平成18年度兵庫県婦人防火クラブ連絡協議会研修会を兵庫県立のじぎく 会館大ホールにて開催しました。
 本年度は、平成18年6月1日から設置が義務化された「住宅用火災警報器」の普及・啓発をテーマ に、特に、地域の高齢者世帯等への普及・啓発をめざして研修会を実施しました。
 兵庫県婦人防火クラブ連絡協議会 山崎たみ子会長のあいさ つから始まり、続いて、総務省消防庁予防課予防係長 會田幸 子氏より「住宅防火対策の推進と住宅用火災警報器の設置促 進について」、日本消防検定協会試験部試験技術課長 力久修 一氏より「住宅用火災警報器について」のご講演をいただき ました。
 また、 「我が家の安全・安心 住宅用火災警報器」とし て、神戸市消防局予防部予防課予防係長 奥村芳彦氏より奏功 事例紹介が行われました。
 最後に兵庫県婦人防火ク ラブ連絡協議会 岸本正子副会長から防火宣言が行われ、同連絡協議会 安 野照子副会長が閉会の言葉を述べ、閉会となりました。
 研修会を実施して、兵庫県老人クラブ連絡協議会、兵 庫県民生委員児童委員連合会の方々にも参加 していただいたことにより、広く特に、地域の高齢者世帯等への「住宅用火災警報器」の普及・啓発 を図ることができました。


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栃木県 宇都宮市消防本部

 宇都宮市幼少年婦人防火委員会では、栃木県消防学校において消防学校一日入校を実施しました。
 当日は天候にも恵まれ、婦人防火クラブ員・少年消防クラブ員・幼年消防クラブ指導員合わせて約 400人が消火訓練・応急手当・防災館体験や諸行動体験の各研修コーナーなどで、防火・防災に関す る必要な知識・技術を学びました。
 今回は、住宅火災警報器の設置義務の普及推進と心肺蘇生 法の改正に伴った新方式での講習を重点課題として講習会を 行い、参加者それぞれが真剣に取り組む姿が印象的でした。
 また、当日は1日入校に参加する少年消防クラブ員の取り 組みについて、テレビ局による取材が行われたことから、今 までの1日入校とは少し違った緊張感があったようです。
 この催しは、防火・防災に関する必要な知識・技術を習 得 するだけでなく各防火団体相互の交流を深めることも目的と しており、各体験においては、チームとして協力する必要が ある場面があると、一致団結して活動を行っており、その取り組み状況を見ますと、今回の一日入校 における所期の目的は十分に達成されたと思われます。


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愛知県 豊田市消防本部

 豊田市消防本部庁舎内において、「YOU・遊:消防フェスタ2006」が開催されました。当日は残 念ながら雨天での開催となりましたが、数多くの市民の方々が来場しました。
 オープニングセレモニーは当初、屋外特設ステージで行う予定でしたが本部5階の大会議室へ場所 を移し、少年消防クラブ防火作品ならびに消防子ども写生大会入賞者の表彰式を行いました。豊田市 長をはじめとする各賞の授与者から、代表受領者が賞状、副賞を受け取りました。式中は、どの子も 大変緊張した面持ちでしたが、終了後は、安堵と喜びの入り混じった笑みを浮かべていました。
 その後ステージで予定していました消防音楽隊による演奏とカラーガード隊「ひまわりフェアリー ズ」の演技、幼年消防クラブによるドリル演奏、消防団によ るラッパ隊の演奏、また愛知県防災航空隊ヘリコプターによ る救出訓練および機体展示は中止となりましたが、各コーナ ーにおいては予定通り開催し、幼年、少年各クラブ員はそれ ぞれのコーナーで思い思いの体験をしました。
 今年度リニューアル された防災学習センタ ーでは、新たに増設さ れた暴風体験をはじ め、煙、地震、消火な どの体験を通し災害の 恐ろしさを再認識しま した。車庫内における 非常食コーナーではア ルファー米の試食と保存水の試飲が行われましたが、意外においしかったといった声が聞かれ、担当 スタッフの婦人消防クラブ員も笑みを浮かべていました。また、消防車のペーパークラフト・手作り キーホルダーコーナーでは親と一緒になって作成するなど、ほほえましい姿がみられました。その 他、屋内外で放水体験やロープ渡過訓練、消防車、はしご車の試乗など、実際に多くの体験をするこ とで災害の恐ろしさを感じたり、消防を身近に感じることができたようです。
 本年度、発足50周年を迎えた豊田市消防本部の歴史を振り返る記念コーナーでは、発足当時の珍 しい写真や、古い豊田市の写真に数多くの来場者が足を止めていました。
 その他にも、6月に改正消防法が施行された、住宅用火災警報器の展示即 売コーナー、消防水利を 分かりやすく説明するコーナーやインパルス放水銃等、消防資機材の展示コーナーなど、多種多様な 消防に関する物品が展示されました。
 またイノシシ村の消防隊として、本 物のイノシシを消防士に見立て動物と触れ合うコーナーや、さ らにモリゾーとキッコロもこの消防フェスタへ遊びに来てくれました。
 最後に、ステージにおいてビンゴ大会を行いました。数多 くの来場者が豪華商品(住宅用火災警報器、非常持ち出し 袋、非常食セット等)を目指して参加しました。開始早々最 初にビンゴ達成したのが、豊田消防おなじみのキャラクタ ー、ファイヤーマンでした。しかしステージに上がったとた ん驚きと興奮のあまり、心臓発作で意識がなくなりその場で 倒れてしまいましたがそこに登場したQQマンとAEDマンが 行った、的確な心肺蘇生とAEDによる除細動により、見事 にファイヤーマンは蘇りました。来場者は突然のハプニング に驚いていましたが、ファイヤーマンが復活すると拍手喝さいとなりました。
 その後ビンゴ大会を再開し、ファイヤーマンやQQマン、モリゾー、キッコロから各賞品が手渡さ れ、雨雲をも吹き飛ばすほどの大盛り上がりとなりました。
 あいにくの天候にも関わらず、2,500名の来場者を迎え、楽 しみながらも、防火防災意識の高揚を 図る有意義な一日となりました。


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岩手県 胆江地区幼少年婦人防火委員会

 胆江地区幼少年婦人防火委員会では、「第1回幼年消防フ ェスティバル」を開催し、火の用心を呼び掛けました。  胆江地区消防組合は、今年2月、胆沢地区消防組合と江刺 市消防本部の統合により誕生し、防火委員会としても、この フェスティバルは記念すべきイベントとなりました。  奥州市江刺区の中央体育館には、管内の園児600人に加え 大勢の保護者が集い、「防火の誓い」に続いて行われた幼年 消防クラブの演技披露に大きな拍手が寄せられました。  屋外のイベントでは、はしご車訓練や消防車との綱引き、 水消火器による玉落しに歓声が上がり、職員も楽しめた企画となりました。  このほか会場には、煙・地震・レスキュー体験コーナー、AEDや住宅用火災警報器の展示コーナ ーが設けられ、遊びながら防災について学ぶことができました。  幼稚園関係者からも、多くの幼児が一堂に会した貴重な体験ができたことに感謝の言葉がもれ、実 りの秋に相応しい1日となりました。


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埼玉県 越谷市消防本部

 越谷市婦人防火クラブ連絡協議会は、住宅防火の重要性と 地域防災意識の高揚を図る目的に、中央市民会館劇場におい て、平成18年度越谷市婦人防火クラブ防災研修会を開催しま した。
 消防音楽隊の演奏を皮切りに、研修会には、クラブ員など 約270名が参加し、落語家三遊亭京楽師匠を講師に、防災落 語「ガレキの婚礼」防災講演「たっぷり笑って しっかり防 災」を演題として災害への備えや防火・防災の教訓を研修し ました。
 又、会場ロビーに住宅用防災機器等の展示コーナーを設けたところ、多くのクラブ員が立ち寄り、 非常持出品や住宅用火災警報器などを熱心に見ながら、「我が家を火災から守りましょう」と誓い合 っていました。
 研修会を通じて、災害の恐ろしさ、生命の大切さを改めて自覚し、今後の婦人防火クラブ員の活動 に活用できる研修会となりました。


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長崎県 県央地域広域市町村圏組合消防本部
大村消防署

 県央地域広域市町村圏組合消防本部大村消防署主催の第20 回ちびっ子防火大会が開催されました。
 好天にも恵まれ幼年消防クラブ員1,074名、引率職員を含 めると約1,200名の参加者と職員が一体となり、消防職員が 演じる腹話術や手作りのゲームで遊びをとおして、火遊びの 防止や消防の仕事に対する理解をいっそう深めることができ 防火意識を高めました。
 さらに保育士対抗の訓練用の水消火器を使った風船割りリ レーなどもあり、子供たちの歓声が絶えませんでした。最後 には参加者全員で火の用心を三唱し、防火への誓いを新たにしました。


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兵庫県 西脇多可少年婦人防火委員会

 幼少年期から正しい火災予防の知識を養い、また、火気を取扱う機会の多い主婦層にも火災予防思 想の普及を図り、地域ぐるみの防火防災体制を確立することを目的に、第20回少年婦人防火祭「防 火のつどい」が西脇市立比延小学校体育館において開催され、幼年・少年・婦人防火クラブ員ら約 1,000名が参加しました。
 防災セレモニーでは、幼年消防クラブによる防火演技、少年消防クラブによる鼓笛演奏、初期消火 訓練、婦人防火クラブによる初期消火訓練、情報伝達訓練、綱引きなどが行われました。
 また、展示・体験コーナーでは、濃煙体験、ミニ消防車体験、住宅用火災警報器展示コーナーなど が設けられ、各クラブ員は実際に体験しながら、正しい火災予防知識を身につけました。そして、住 宅用火災警報器の展示を行うことにより、参加者に設置の意義を理解してもらうことができました。
 防火のつどいを通じて、幼年・少年・婦人層への火災予防思想の普及啓発活動が図られたのととも に、地域住民の方々に対する防火の呼びかけにもなりました。


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佐賀県 伊万里市消防本部

 伊万里市では、多くの市民が楽しみながら住宅防火や地震に対する理解と認識を深めてもらう事を目的と し、毎年「防災フェア」を開催しており、今年は伊万里市民センターで開催されました。
 今年度は、昭和52年に毎月1日を「市民防火の日」と制定して以来30周年にあたることから、更に市民一人 ひとりに防火思想の普及啓発を図るとともに自主防災に対する理解と認識を深めるため「伊万里市防火推 進大会」を同時に開催し、市民と消防が一体となって防火防災に取り組み災害のない安心で安全な「住みた い町伊万里・行きたい町伊万里」づくりを目指しました。
 第1部は市民防火の日制定30周年記念「伊万里市防火推進大会」として、功労者表彰、消防表彰、防火作 文発表、消防職員と女性消防団の意見発表、テレビ西日本客員解説委員の中村良三氏による防火講演、 幼年消防クラブ演技(黒川幼稚園・大川内保育園)、女性消防団演技などが行われました。
 第2部は「防災フェア」として防火作品展(防火ポスター展・防火書道展)、体験コーナー(ちびっ子救助隊・て んぷら油火災実験・クンレンダーを使用した消火器体験・AED実演の応急手当指導・起震車を使った地震体 験)、お楽しみコーナー(金魚すくい・ヨーヨー釣り・婦人防火クラブによるバザー・消防イエスノークイズ)、アト ラクション(大坪少年消防クラブ鼓笛演奏・少年消防クラブ対抗消火リレー・江戸消防はしごのり)などが催さ れました。


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埼玉県 秩父消防本部

 秩父地区少年婦人防火委員会では、秩父ミューズパークにおいて、管理者をはじめ、来賓者多数の御出 席を賜り、22クラブの年長組園児、婦人消防クラブ、指導者(保護者)等1,120名が参加して「幼年消防クラブ 秩父地区大会」が盛大に行われました。
 この大会は、参加者の防火意識の再確認と幼年者に対する「防火思想の普及敬蒙」を図ることを目的とし、 昭和61年の第1回大会以後毎年実施(平成7年には全国大会実施)しております。
 今回は第20回となった節目の大会であり、秋晴れに恵まれた中でオープニングがスタート、第1部は子供達 の元気な「防火の誓い」から始まり、秩父消防音楽隊の演奏に合わせて「火の用心のうた」を大合唱、引き続 き、音楽隊と遊ぼうでは「消防自動車の歌」など4曲を歌い、最後に「散歩」の曲に合わせて全員で元気良く 歌い踊りました。  第2部では秩父中隊職員により、中州に取り残された人をパンダに見立てた救出救助訓練が行われ、救命 索発射銃を使用し、ロープを展張して救出する様子を見学、救助隊がパンダを安全場所に救出すると園児 達の拍手と「パンダさん 助かってよかったね」の歓声が上がり、展示訓練も盛り上がり、大会もプログラムど おり順調に進行し、フィナーレを迎えることが出来ました。  また、住宅用火災警報器の展示も行い、参加者が熱心に警報器を見ながら説明を聞く姿も見られ、その普 及啓発に大いに意義のあるものになりました。


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熊本県 山鹿植木広域行政事務組合消防本部

 山鹿植木幼少年婦人防火委員会(富田重明会長、45消防クラ ブ)の主催で、第11回消防フェスティバルが熊入町の市カルチャー スポーツセンターで開催されました。
 式典では、富田会長が三岳保育園幼年消防クラブなど4団体を 優良クラブとして表彰しました。
 また、かおう保育園幼年消防クラブなど7団体が太鼓やダンス、 マスゲームなどを披露、防火の誓いを唱和しました。消防団員と の綱引き合戦の他、手押しポンプ放水や命綱を着けてのロープ渡りなどが体験できるコーナーもあり、大い に賑わいました。
 フェスティバルを通じて、幼少年婦人防火クラブ員相互の交流を深めることができ、クラブ員と地域住民の 防火意識の高揚と組織の活性化を図ることができました。


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秋田県 秋田県婦人防火クラブ連絡協議会


ビデオ上映
 「平成18年度秋田県婦人防火研修会」を秋田市で開催しまし た。当日は、県内の婦人防火クラブ31団体から140名が出席した ほか、消防本部や市町村等からの参加もあり、総勢206名によ る盛大な研修会となりました。  この研修会では、昨年度に引き続き、「住宅用火災警報器の 普及啓発」をテーマとして、秋田県婦人防火クラブ連絡協議会役 員による研修会参加報告、住宅用火災警報器PRビデオ「火災 を防ぐ「あたりまえ」を地域に!」の上映などを行いました。  生活センター(県消費生活担当部局)職員による講演「悪質商 法きっぱりノー!」では、具体的な悪質商法の手口や、クーリン グオフ制度についての説明がありました。秋田県内でも、最近、 住宅用火災警報器の不適正な訪問販売事例が発生しており、当該被害の発生防止については、警報器の PRと併せて、婦人防火クラブ活動に期待が寄せられているため、今回の講演は、婦人防火クラブ員のスキ ルアップのための良い機会となりました。  また、横手市横手境町地区火災予防組合による防災寸劇「防災意識を高めよう 近所の連携プレイで!」 は、地域の連携、高齢者の防災意識の高揚をテーマとしたもので、出演者の熱演に会場は大いに盛り上が りました。また、住宅用火災警報器の設置や割烹着等の防炎製品についても、劇中でわかりやすく解説する など、工夫を凝らした内容となっていました。  なお、秋田県では、鎌田秋田県婦人防火クラブ連絡協議会会長が、平成17年消防功労者総務大臣表彰 を、また、齋藤前会長が今年の春の叙勲において、旭日双光章を受賞されるなど、嬉しいニュースが続いて います。県内の婦人防火クラブ活動の益々の発展が期待されるところです。


鎌田会長

金主査

寸劇

齋藤榮子さん

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島根県 雲南消防本部

 全国消防機器協会が、消防防災分野における社会貢献の一環として、地域の高齢者世帯へ住宅用火災 警報器を配布するモデル事業で、全国15地区の一つに、島根県雲南市大東町の「久野女性防火クラブ(堀 江容子会長、200人)」が選定されました。
 久野地区は一人暮らしの高齢者宅が70世帯あることや、久野女性防火クラブが平素から防火座談会や高 齢者宅への防火支援等の活動を活発に行っていることが認められ選定を受けたものです。
 去る11月7日(火)に、雲南消防本部 山根省三消防次長から堀江会長へ住宅用火災警報器100個を交付 し、11日(土)には、久野女性防火クラブ員や雲南市消防団久野分団員が一人暮らしの高齢者宅に住宅用 火災警報器を設置しました。


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