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2007年10月

9.住宅用火災警報器の設置促進に向けて

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 聴覚障害者及び難聴者(加齢に伴う難聴を含む。)の方々に、火災の発生を知らせるためには、音 に加えて光や振動などを用いた警報手段が有効とされています。
 このような中、消防庁に設置した「住宅用火災警報器の音以外の警報に係る調査・研究検討会(委 員長:野村歡 国際医療福祉大学大学院教授)において、平成17年度からの2カ年にわたり、音以外 の光や振動を用いた警報機器について調査・研究を行って参りました。
 今般、その最終結果が報告書にとりまとめられましたので、お知らせします。
 詳しくは、総務省消防庁報道資料 音以外の光や振動で火災の発生を知らせる住宅用火災警報器に関する 調査・研究報告書の公表(PDF)をご覧下さい。

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愛知県 愛知県婦人消防クラブ連絡協議会

 愛知県婦人消防クラブ連絡協議会では、(財)日本防火協会のご指導とご協力を得て、平成19年6 月20日(木)ルブラ王山において「愛知県婦人消防クラブ連絡協議会運営委員等市町幹部クラブ員 研修会」を開催いたしました。
 この度の「住宅用火災警報器設置促進活動等支援事業の取り組みと今後の婦防活動について」東京 から梅次日本防火協会事務局長をお迎えして講話をいただきました。
 当日は、お天気もよく、すばらしい会場で新年度当初の総会終了後、愛知県内の婦人(女性)防火 クラブ正副会長等クラブ員36名(新年度新たに市町会長・副会長になられた方々も多く出席してい ただきました)と婦人(女性)防火クラブ設置市町の予防事務担当者等22名の出席により研修会を 行いました。
 特に今回の日本防火協会からの「住宅用火災警報器共同購入について」の内容とこれからの「婦人 (女性)防火クラブに求められている役割・活動について」梅次局長からユーモア交えての講話をい ただきました。
 当日出席したクラブ員の方々も「婦人(女性)防火クラブによる住宅用火災警報器普及啓発の必要 性と今後の婦人(女性)防火クラブのあり方」について、改めて認識を新たにしていただいた研修会 となりました。

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岐阜県 岐阜県少年女性防火連絡協議会


丹羽会長挨拶
 岐阜県女性防火クラブ運営協議会指導者研修会が8月24 日(金)、約400年前にできた城下町の古い町並を今に残 す飛騨市古川町の飛騨市文化交流センターで開催され、女 性防火クラブ指導者など約520人が参加しました。
 会場では女性防火クラブの活動状況の写真展示や住宅用 火災警報器の展示なども行われました。また女性防火クラ ブ員による防火バケツを鉢植えに利用した花飾りがステー ジを飾り、研修会に華を添えました。
 研修会では岐阜県女性防火クラブ運営協議会会長表彰を 行い、特に熱心に活動に取り組んできたクラブとクラブ員 を表彰した後、東京消防庁高輪消防署長の谷口由美子講師 による講演が行われ、参加者は住宅防火について学び、今後の防火活動について決意をあらたにしま した。
 研修会の最後には「防火宣言」を採択し、参加者全員で「岐阜県消防の歌」を斉唱し、盛況に研修 会が終了しました。


講演

住宅用火災警報器の展示

表彰式

岐阜県消防の歌斉唱
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福岡県 八女消防本部

 平成19年9月1日、八女市忠見の北部スポーツ公園一帯において財団法人日本防火協会・八女市・ 福岡県消防協会西八女支部・八女消防本部の共催による「平成19年八女地区総合防災訓練」を開催 しました。
 この催しは、八女市、近隣市町村の防災関係機関並びに地域住民が一体となって、実効性のある総 合的な防災訓練を実施することにより、災害時における連絡協調体制の確立及び防災技術の向上を図 るとともに、広く住民に防災思想の普及啓発を図ることを目的に開催したものです。
 訓練想定として、九州北部に台風が接近し時間雨量80mmを超える大雨となり、河川増水や家屋 倒壊、道路陥没が相次ぎ、さらにライフラインも寸断され、併せて福岡県南部を震源とするマグニチ ュード6.5の地震が発生し、八女市で震度6弱を観測したとの想定で行いました。
 訓練内容として、情報収集警戒広報訓練、発災地上空偵察訓練、避難勧告発令、自衛隊災害派遣・ 消防相互応援要請訓練、食糧供給訓練、現地救護所・救援物資搬送訓練、住民避難訓練、避難者介 護・応急処置訓練、自主防災組織訓練、集結訓練、水防訓練、危険物流出処置訓練・ライフライン応 急復旧訓練、倒壊家屋・埋没車両からの救出訓練、一斉放水訓練を行いました。
 食糧供給訓練では、陸上自衛隊が給水及び炊き出し、八女市婦人防火クラブが非常食(おにぎり) を1,000個作成しました。災害時という想定で設備等が整ってなかったにも関わらず、機敏な行動又 チーム力により非常食作製を予定より早く終了することができました。
 自主防災組織訓練では、地域住民で構成された自主防災組織が、転倒した家具の下敷きになり動け ない負傷者をジャッキなどにより救出し、負傷者を救護所へ搬送する訓練を行い、また、地震により 火災が発生した倒壊家屋に軽トラックに積載した小型ポンプを使用し初期消火活動を行いました。
 イベントコーナーでは、災害対応型自動販売機、住宅用火災警報器、安全機能付ガステーブルな ど を展示しました。また、宝くじの助成金で整備した煙体験ハウスによる煙体験コーナー、起震車によ る地震体験コーナーでは、煙や地震に対する恐ろしさを身を持って体感することができました。
 また、この訓練の中で、八女市幼年・少年消防クラブは住民避難訓練に参加し、災害が発生し た場 合どのようにして避難か又どのようにすれば安全に避難できるかなど真剣な表情で訓練に取り組んで いました。
 訓練に参 加した地域住民や関係機関は、いつどこで発生するか分からない災害に備え、関係者一同 真剣に取り組み、防災技術の向上とより一層の地域住民と防災機関との連携を深めることができまし た。

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宮城県 宮城県婦人防火クラブ連絡協議会


会長挨拶
 「第26回宮城県婦人防火クラブリーダー研修会」が9月 10日(月)午後1時30分から宮城県庁2階講堂にて開催され ました。
 本研修会は、県内各地区婦人防火クラブのリーダーが一 同に会し、リーダーとして必要な知識及び技術の向上を図 ることを目的としています。
 開会宣言、宮城県婦人防火クラブ連絡協議会 吉田八重 子会長の挨拶にて始まり、永年功労表彰が行われました。
 来賓挨拶に続き、「安全で明るいまちづくりを目指し て」(宮城野地区清水沼町内会婦人防火クラブ 中村はつ み氏)、「必ずや起きると予想される宮城県沖地震に対す る私の備え」(岩沼市矢野目婦人防火クラブ 金沢典子氏)、「地域防災のリーダーとして」(石巻 地区婦人防災活動連絡会 渡辺ひろ子氏)の意見発表が行われました。代表者による意見発表によ り、他地区の活動状況を知り、今後の地域活動の参考とすることで、より一層の活動の充実が期待で きるかと思われます。
 また、防火宣言の後、仙台市消防局地震防災アドバイザー 太田千尋氏による「生き残る。生き延 びる。」講演が行われ、再来が懸念される宮城県沖地震に対する備え等を受講し、学んだ知識をそれ ぞれ各地区に戻り伝達することで、より多くの県民に地震に対する知識の普及が期待できる研修会と なりました。


永年功労表彰

消防庁長官表彰披露

意見発表(仙台宮城野地区)

意見発表(岩沼地区)

意見発表(石巻地区)

防火宣言

講演

住宅用火災警報器パネル展示
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長野県 岳北消防本部飯山消防署栄分署

 飯山消防署栄分署では、去る10月1日(月)、栄村秋山地区において、「秋山地区防災・消防フェ スティバル」を開催いたしました。
 この催しは、秋山地区住民の防火意識の高揚と、基幹産業である観光施設の消防訓練の検証を目的 として毎年行っており、併せて今回は特に、秋山婦人防火クラブや関係機関の協力を得て、平成18 年6月1日から施行の「住宅用火災警報器」設置の促進に重点を置いて行いました。
 参加者は、約100名で午前中に実施しました。
 第1部では、秋山婦人防火クラブ員による軽可搬ポンプ操法を行い、日頃の訓練の成果を披露しま した。また、秋山老人防火クラブ員など、地元の方々に各種消防訓練を体験していただきました。
 第2部では、幼年消防クラブ員や小学生の踊りや遊戯が披露され、会場からは手拍子が送られてい ました。つづいて、119番通報訓練、地震対策講話、日本防火協会の支援を受け作成したモデルハウ スを使用し、住宅用火災警報器設置促進活動の一環として講習会を行いました。地元の方々は熱心に 耳を傾けており、大変盛況裏に終了しました。

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