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2007年10月

10.地方からの便り

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福井県 嶺北消防組合幼少年婦人防火委員会
嶺北消防組合消防本部

 嶺北消防組合管内にある少年消防クラブの合同交歓会が7月31日(火)、坂井市の福井県総合グリ ーンセンターにおいて開催されました。
 交歓会にはあわら、坂井両市の25小学校より約330名のクラブ員が参加し、防災ヘリコプターに よる救助訓練を見学したり、濃煙体験や放水訓練、ロープ渡りなどさまざまな訓練に挑戦しました。
 なかでも、ロープ渡りでは高さ2メートルの高さに張られたロープに悪戦苦闘し、クラブ員は渡り きった後には、初めての経験に頬を紅潮させていました。
 このほか、我が家の火災危険を探し出すクイズでは、他の学校のクラブ員と相談して答えを探すな ど他のクラブとの交流を深めながら防火意識を高めていました。クラブ員の一人は「次はいつある の?今度もぜひ参加したい」と意欲的に話していました。

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愛知県 豊田市少年婦人防火委員会
豊田市消防本部


予防課長のあいさつ
 少年消防クラブ員が消防士の仕事を体験することによ り、消防への正しい理解を深め、防火意識を高揚するとと もに、クラブ員相互の親睦を図ることを目的に、8月9日 (木)午前10時から豊田市消防本部庁舎内において、少年 消防クラブ員200名を集め、「少年消防クラブ員一日消防 署員」を開催いたしました。
 今年度は、天候に恵まれ猛 暑の中での開催となりまし た。まず、はじめに予防課長から代表クラブ員に辞令が交 付され、一日消防署員が始まりました。時間が経つごとに 屋内訓練場も徐々に熱気に包まれ、最初の規律訓練からク ラブ員達は、大粒の汗を流しての訓練を体験しました。
 その後、班ごとに消防クイズ、防災映画、ロープ体験 、放水体験、地震体験、煙体験、暴風体験と 順調に日程をこなし、最後に修了証を受け取りました。
 参加したクラブ員は、ロープ体験を終え「最初は簡単 にできると思ったけど、渡りきるまでに結構 距離があり、大変だった。消防署員は毎日、ロープ訓練をしている事を知り、人を助けるためには、 こうした訓練が大切ということがよく分かりました」と感想を述べました。
 また、「暑い中での訓練はつらかったけれど、消防署員の仕事の大変さが 分かり、火災予防に対す る気持ちが一層強まりました。」と流れる汗をふきながら話していました。
 また、放水体験を終えたクラブ員は、「防火衣を着たらとても暑く、また 、ホースの先から水が出 るときはすごい反動があり、びっくりしました。消防署員の人が大変な訓練をして僕らのまちを守っ てくれていることが分かりました。」と話していました。
 消防士の仕事を体験することにより、消防への正しい理 解を深め、煙の迷路からの脱出や、震度7 のゆれを体験し、消防クイズ、防災映画により、防火防災及び消防に関する知識を植え付けることが できました。
 また、ロー プ体験では、地上から約7メートルの高さに約20メートルの長さで張られたロープを渡 る訓練で、大きな声で応援ができ、クラブ員相互の親睦が図れました。
 これらはクラブ員にとって有意義な一日となり、より一層火災予防に 対し理解を深めることができ ました。


規律訓練

防災クイズ

防災映画鑑賞

ロープ訓練

ロープ訓練

放水体験

放水体験

暴風体験

修了証交付式

修了証交付式
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福井県 福井県少年婦人防火推進委員会

福井県少年婦人防火推進委員会では、(財)日本防火協会との共催により、去る8月21日(火)~22日(水)、「第25回福井県少年消防クラブ交歓会」を開催しました。
 会場となった国立若狭湾少年自然の家は、若狭湾国定公園 のほぼ中央に突き出た田烏半島の一角にあり、起伏に富んだ 山々を背に、目の前には美しい海岸線を誇る若狭湾が広が り、豊かな自然に囲まれたところです。
 ここに、福井県下各地から、小学4~6 年生の少年消防クラ ブ員約150名と指導者、消防職員ら約40名が集い、まず、各 地区の代表者が、初めて会う仲間たちを前に、緊張しながら も自分の住んでいる地域やクラブの紹介をしました。
 そして、いよいよ海岸へ出て、カッター活動です。 カッタ ーとは、24人~30人が乗る船で、全員で力を合せて漕ぐことにより、協調性、積極性や忍耐力を養 います。
 初めは 櫂を下ろすにもとまどい気味のクラブ員たちで、カッターの指導員からは安全上の配慮から 厳しい注意が飛ぶ場面もありましたが、「そーれ!」と掛け声を掛けながら全力で漕ぎ続け、約1時 間かけて、約2kmを往復しました。
 厳しい日差しの中、真っ赤に日焼け して戻ってきたクラブ員たちは、体力を使い果たしながらも、 みんなで力を合せることの素晴らしさを体験しました。
 さて、翌日は、田烏小学校グラウンドに、福井県防災 ヘリコプター「ブルーアロー」号が飛来し、 隊員から、山など救急車や消防車が行くことができないような場所での救助や消火などに出動するこ となどが説明されました。
 また、福井県消防学校か らやってきた起振車で震度7の揺れを体験し、地震への対策を学んだ後、 消防クイズにもチャレンジしました。
 大変厳しい暑さの中ではありました が、学校や地域の枠を超えた仲間づくりと、消防職員たちとの 触れ合いを通じて消防防災への理解を深めた2日間となりました。
 将来の消防士、消防団員が、ここから誕生してくれることを期待 しています。

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三重県 名張市幼年少年女性防火委員会
名張市消防本部

 管内の小学4年生から6年生の少年少女で組織する『名張市少年消防クラブ』のクラブ員56名が、 8月2日・3日の1泊2日の日程で、三重県消防学校において合宿訓練を実施しました。この合宿訓練 は、小学校が夏休み期間中となる8月に実施しており、当少年消防クラブにとって、毎年恒例の行事 となっています。
 合宿の目的は、集団生活の中で規律や節度を身に付け、「自分のことは自分でする」「お互い助け 合い、協力し合う」ことを学びながら、消防の事についても学ぶことです。
 1日目は台風5号の影響であいにくの天気でしたが、消防車の見学、起震車 による地震体験、AF T(建物火災消火訓練施設)での放水・消火訓練、救助訓練、水消火器による訓練、夕食後にはレク リエーション(花火・宝捜し)を実施し、その後初任科生と同様に点呼も受けました。
 消灯時間になると疲れて眠ってしまう子も居れば、逆に新しくできた友達と話をした り、トランプ をしたりする子供達も多く、事務局が早く寝るようにと促しに回らなければならないほどでした。
 2日目は初任科生と同じ6時30分に起床し、朝の点呼と消防体操も一緒に行いました。普段から早 起きする子供がほとんど居ないことから、「眠い」と機嫌が悪い子供も多かったのですが、見慣れな い消防体操や体力向上運動も、見よう見真似で行いました。その後、布団を片付け、朝食をとってか らプール水泳、迷路避難体験、消防車の体験乗車後、2日間のそれぞれの想いを感想文に綴りまし た。
 閉 校式を迎える時には、参加した子供達が少し凛々しく感じられ、各々が想い出を胸に消防学校を 後にしました。この1泊2日の合宿訓練は、子供達にとって夏休みの想い出の一つとなったようで す。
 感 想文には「訓練はしんどかったけど、違う学校の友達ができて良かった」「来年もまた来たい」 という感想や、「また来たいけど、来年は中学生になるから参加できない」と残念がる感想をみて、 私達にとって嬉しいような、寂しいような合宿訓練となりました。

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福岡県 八女消防本部

 八女消防本部が協働する「八女市安全安心なまちづくりの会」主催による、八女市安全安心研修会 を平成19年9月11日、行いました。
 地域住民の防災防犯意識の高揚と普及啓発を行うとともに、自主防災組織の充実強化と拡大を図る ことを目的としたもので、各地区の行政区長及び消防団などに参加を呼びかけ、自主防災・防犯組織 についての講演及び自主防災組織の立ち上げに携わった行政区長などをパネリストに招き、組織設立 にあたっての問題点などについてあたっての問題点などについてパネルディスカッションを実施しま した。
 防災組織のリーダーとして設立に向けての住民の連帯意識の強化や財政面での施策などについて活 発に議論が交わされ、聴講者からも質問が飛び交うなど、住民の防災意識の高揚が感じられる研修会 となりました。


永年功労表彰

消防庁長官表彰披露
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