平成20年6月18日(水)、奈良市の「なら100年会館」にて住宅防火対策推進協議会主催、奈良県及び奈良市消防局などが共催し「住宅防火対策推進シンポジウム」が開催されました。
第1部では東京理科大学大学院 菅原進一教授による基調講演があり、最近の火災傾向及び住宅火災による死者の発生原因などから住宅防火の必要性を説かれ、具体的には住宅用火災警報器の設置率向上が火災による死者の減少に効果があるとのご講演を頂きました。
第2部 パネルディスカッションの様子 第2部では住宅防火に携っている方々によるパネルディスカッション方式で、住宅火災の実態や住宅用火災警報器の設置促進、普及啓発に向けた取組みなどが話し合われました。会場からの熱心な質疑応答もあり、参加者の関心の高さがうかがえました。
奈良県では既存住宅への住宅用火災警報器設置義務化まで1年後に迫ったこの時期に、多くの方が参加してシンポジウムが開催されたことは住宅用火災警報器普及、設置促進に向け大いに効果があったと思われます。
コーディネーター 菅原 進一氏(東京理科大学大学院教授)
パネリスト 梅原 直氏 (総務省消防庁予防課長)
加藤 秀夫氏(奈良市消防局災害対策室予防課長)
荻野 末子氏(奈良市女性防災クラブ連合会会長)
北尾 達彌氏(東市地区自治連合会副会長)
加藤 まや氏(奈良新聞社記者)
第1部東京理科大学大学院菅原進一教授の基調講演(左)とパネリストの皆さん(右)