8月30日(土)~9月5日(金)の「防災週間」の期間中、首都直下型地震、東海地震、東南海・南海地震等を想定して各地で総合防災訓練が実施されました。
「防災の日」である9月1日(月)に、政府は初めて東南海・南海地震を想定して大阪府岸和田市にて訓練を行いました。
「9月1日午前6時30分頃、和歌山県南方沖、マグニチュード8.6、最大震度7」との想定で訓練が開始され、総理大臣官邸危機管理センターに緊急参集チームが参集、臨時の閣議が開催後、福田康夫内閣総理大臣の記者会見が開かれ、政府の方針、緊急対策本部の設置、国民への呼びかけが発表されました。全閣僚による緊急災害対策本部会議を開催し、テレビ会議で大阪府知事から災害状況報告を受けました。
午後、福田首相は近畿府県合同防災訓練会場の大阪府岸和田市へ政府調査団として自衛隊機で会場入りし、炊き出し等の野外炊事訓練や消防、警察、自衛隊等による負傷者救出、救助訓練等の現地訓練を視察しました。
倒壊建物からの救出訓練を行う
埼玉SMART 第29回八都県市合同防災訓練(埼玉県会場)が8月31日(日)埼玉県・朝霞市合同で、東洋大学朝霞キャンパスで行われました。
八都県市合同防災訓練は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市の八都県市が、首都直下型地震を想定した合同防災訓練を平成3年から実施しています。
訓練は、8月31日(日)東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の直下型地震が発生、朝霞市でも震度6強の揺れに襲われ、市内全域で建物の倒壊・道路の損壊の他、電気・ガス・水道などのライフラインに甚大な被害が発生したとの想定で、消防・警察・自衛隊・地域住民など、約5,200人が参加して実施されました。
訓練終了後、閉会式で主催の上田清司埼玉県知事が訓練の講評を述べ、合同防災訓練を終了しました。
また上記の訓練と平行として、東京都内で仕事中に地震に遭い、交通が寸断され帰宅が困難になった場合を想定して、東京の銀座から徒歩と船でJR埼京線の武蔵浦和駅まで移動する訓練も行われました。
訓練の講評を述べる上田埼玉県知事
埼玉県南西部消防本部による住警器の
普及コーナー