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2008年12月

8.幼少年消防クラブ活動について

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福井県 鯖江・丹丹生消防組合消防本部


 去る9月9日(火)と18日(木)に、平成20年度「親子で防火のつどい」が鯖江市総合体育館、鯖江市神明健康スポーツセンターでそれぞれ開催され、市内の幼稚園、保育所(園)に通う4、5歳児、約1,400人の幼年防火クラブ員が防火の誓いを約束しました。
 また、消防音楽隊とカラーガード隊「シューティングスター」によるドリル演奏や幼年防火クラブ員たちが防災教育用カードゲーム「ぼうさいダック」で災害発生時の最初の第1歩(ファースト・ムーブ)を声を出して遊びながら学びました。

その後屋外へ移動し、煙体験と消防車両の前でみんなで記念撮影をしました。


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福島県 白河地方広域防火委員会


クラブ員全員で「誓いのことば」
 白河地方広域防火委員会は、10月8日(水)棚倉町総合体育館・運動場(2年に1回)にて、第24回幼年消防白河地方大会を開催しました。第24回を迎えた今大会は、あいにくの雨のため、第1部「クラブ員のつどい」は体育館内で実施しました。
 開会のあと、幼年消防クラブ員による「くす玉わり」、「演技」では消防職員による「火遊びはあぶないでござる」、消防職員愛好会「火消師連」による「ヨサコイおどりで火のようじん」が披露され、クラブ員から拍手喝采を得ました。その後クラブ員全員で「火遊びは絶対しません」と誓いのことばがあり、第1部を終了しました。
 第2部の「防火フェスティバル」にはいると、雨も上がり、クラブ員待望の福島県消防防災ヘリ「ふくしま号」が飛来し、救助訓練を見学でき大歓声が上がりました。運動広場の状況が悪く、放水体験、ミニ消防車乗車体験等は出来ませんでしたが、起震車体験・消防資器材見学、記念撮影と楽しく活動していました。その後、楽しみの「昼食」をとり解散となりました。
 クラブ員はもとより指導者・保護者などにも大変好評な大会となり、幼年時から防火意識高揚を図るという目的は達成出来たと思います。来年度も継続し、防火意識の高揚を図りたいと思います。


くす玉わりで開会

ヨサコイおどりで火のようじん

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岐阜県 中濃地区少年女性防火委員会


消防車と綱引き
 関市幼年消防クラブ連絡協議会は、10月16日、『第8回チビッコふれあい消防ひろば』を関市若草通の若草プラザで開催いたしました。
 子供たちの防火、防災意識を高めようと毎年実施しているもので、市内29の幼・保育園から年長組の約1,000人が参加、法被姿の園児たちは3グループに分かれて防火着、制服などの試着、消防車や救急車との綱引き、地震体験やはしご車などを間近で見学しました。
 なかでも、地震体験では、揺れるたびに園児たちはしっかりつかまり緊張した表情になっていましたが、火の用心をテーマにした防火映画の鑑賞や消火活動で着用する防火衣などの試着、消防車や救急車との綱引きなどの体験では嬉しそうに大きな歓声をあげていました。
このようにいろいろな体験をすることで、火事や地震の恐ろしさを知ることができた貴重な日となりました。


煙体験

起震車体験

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長崎県 大村消防署


婦防クラブ員325名参加
 県央地域広域市町村圏組合消防本部大村消防署では、秋季火災予防運動行事の一環として、日本防火協会及び県央防火委員会共催、大村市危険物安全協会後援で「ちびっ子防火大会」を開催しました。
 本大会は、毎年市内の幼稚園児と保育園児を招いて実施しているもので、今年で22回を数える歴史あるイベントです。
 大会当日は好天にも恵まれ、市内の幼年消防クラブ員(26クラブ)1,078人が参加、腹話術やレスキュー展示を見学した後、地震体験車、防火映画、その他手作りゲームを通して消防署員とふれあうことで楽しく防火について学んでもらいました。
 ゲームを終えた後、園児から「お世話になりました」というお礼の気持ちを込めて、長崎出身の歌手さだまさし氏の名曲「がんばらんば体操」のリズムに合わせて元気一杯のダンスを披露してもらい、参加者全員が終始笑顔の絶えない半日を過ごし、最後に幼年消防クラブの代表者3名により、消防長、消防署長に対し「絶対に火遊びはしません」と防火の誓いをしました。
 閉会にあたり、消防団長の音頭により全員で火の用心を三唱し、防火の誓いを新たにしました。


ちびっ子防火大会開会

起震車体験

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静岡市幼少年女性防火委員会


放水体験をするクラブ員
 昨日までの雨が嘘のように晴れ上がった青空のもと、静岡市幼年消防クラブの秋の風物詩ともなった「あつまれ!ちびっこ消防隊」が開催されました。
 このイベントは、幼年消防クラブ員に消防への親しみを持ってもらい、幼年期から防火の意識を根付かせることを目的に、「消防車との綱引き」、「救急隊患者(人形)搬送リレー」、「放水体験」などを行うものです。
 当市の幼年消防クラブは、「葵・駿河区支部」と「清水区支部」の2つの支部により組織されており、地理的事情から同一開催ができないため、別日程によりそれぞれの支部大会として開催していますが、総勢1,800名のクラブ員たちは、本物の消防隊員さながらに、「消防車との綱引き」では力強く消防車を引き、「救急隊患者搬送リレー」では、時には患者(人形)を落とすこともありましたが親切丁寧(?)に患者を搬送し、「放水体験」では迅速そして的確に放水をすることができました。イベントが終了し帰路につく子供たちは、消防隊員に向かっていつまでも手を振っていました。将来の静岡市の防火を担う"もみじのような小さな手"が、とても頼もしく見えました。
 今後、市町村合併や消防広域化が進展していくなか、幼年・少年少女消防クラブ及び女性防火クラブについてはその渦中に巻き込まれることとなりますが、このような伝統あるイベントは継続していけるよう事務局をはじめ関係者一同感じているところです。


大きな旗をもつ幼年消防クラブ員

救急隊患者搬送リレー

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石川県 金沢市消防局


規律訓練「敬礼」
 金沢市子ども消防クラブ協議会は、10月18日(土)に金沢市営球技場において「子ども消防クラブ連合訓練」を実施しました。
 この連合訓練は、市内の校区ごとに結成されている子ども消防クラブ56クラブが一堂に集まり、日頃の活動の成果を披露することを目的に毎年実施しているもので、今年も各クラブから集まり、約300名の参加がありました。
 訓練は2部構成で、第1部はクラブ員による入場行進と規律訓練が行われました。規律訓練では、子ども会の高校生リーダーの号令に合わせ、緊張した面持ちで「敬礼」や「まわれ右」等の動作を行いました。

消火器を使った競技
 第2部は、消防競技として消火、救急、救助等の消防に関連したゲーム形式の競技を行いました。「消火器取扱いゲーム」は、3人1組となり水消火器で標的を狙い、「消火」のブザーが鳴るまでのタイムを競う競技で、職員がタイムを読み上げるたびに一喜一憂するクラブ員の姿が見られました。また、患者の指定された部位を三角巾で固定し、竹竿とTシャツで作った簡易担架により搬送するタイムを競う「救急ゲーム」では、簡易担架の作り方や三角巾の結び方を学ぶとともに、どうすれば早く患者を搬送できるか話し合いながら、クラブ員相互のチームワークも養うことが出来ました。この他にも、煙の充満したテントの中に置いたカードを探し出し、「ひのようじん」の単語を完成させる「煙中検索ゲーム」や騒音測定器を使った大声コンテストなどを行いました。

優秀クラブの表彰
 閉会式では、各競技の集計の結果、上位となった5クラブを優秀クラブとして表彰し健闘をたたえるとともに、秋の火災予防運動に併せて募集した防火ポスターの入選者100名の代表を表彰しました。
 秋晴れのもと参加したクラブ員は、今回の訓練を通じて、学校や家庭では学ぶことができない貴重な体験をするとともに、防火・防災に関する知識をより一層深めることが出来ました。


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奈良県 西和消防組合消防本部

西和消防組合消防本部では、11月10日(月)に生駒郡安堵町にある介護老人保健施設「若草園」(施設長=新井勝久)にて、秋の火災予防運動行事の一環として「幼年消防クラブ員とお年寄りによる防火のつどい」を実施しました。
この行事は、幼年消防クラブ員が老人ホーム等へ防火慰問し、歌、ゲーム等を通じて交流を行ない、老人福祉施設における防火安全の啓蒙を図ることを目的としています。
今回は、北葛城郡王寺町の片岡の里保育園幼年消防クラブ員(代表=水野ゆか)34名が、「若草園」を訪問しました。
まず、幼年消防クラブ員が入居者を前に「まつぼっくり」「子ぎつね」などの歌を披露しました。つぎに、クラブ員がお年寄りとペアになって、ふれあいタイムとして音楽に合わせての手遊びなどを行いました。
最後にクラブ員が「火の用心して、いつまでもお元気で」と声をかけると、「ありがとう」と盛大な拍手をいただき、小さな幼年消防クラブ員と入居者にとって思い出に残る行事となりました。


防火慰問をした幼年消防クラブ員

入居者と触れ合う幼年消防クラブ員
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熊本県 天草広域連合消防本部


 中央消防署有明分署では、分署の職員が丹精こめて育てあげた大輪の菊花を、幼年消防クラブ員や消防団員を通じ町内の一人暮らしの老人の方へ敬愛訪問を兼ねて配布、少しでも寂しさを紛らわし心に潤いを持ってもらい、併せて「火の用心」をお願いしました。昭和49年に始まり今年で35回目。今年の配布数は260鉢で、これまで6,398鉢を贈っています。幼年消防クラブ員が「おばあちゃん火の用心してね。元気に長生きしてね」と手渡すと、「火の取扱いには十分注意しますよ。今年も綺麗な花をありがとう」と笑顔で受け取っていました。

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