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2009年1月

8.婦人・女性防火クラブ活動について

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(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

岐阜県 山県市女性防火クラブ運営協議会

 山県市女性防火クラブ運営協議会(=佐村志奈子会長)では、平成20年10月26日(日)山県市文化の里花咲きホールを講演会場として、ふれあい・さわやかドームを実技研修会場として、「家庭の防火は女性の手で!」を合言葉に市内女性防火クラブ員が参集いただき、(財)日本防火協会および岐阜県女性防火クラブ運営協議会(=杉山洋子会長)をはじめ関係機関のご協力により「第6回山県市女性防火研修会」を開催いたしました。
 当日は午前9時からふれあい・さわやかドームにおいて、火災による被害を軽減するという観点から、「煙体験・応急担架作製訓練」「防炎・非防炎物品燃焼比較実験」「天ぷら油火災初期消火訓練」のコーナーを設け、3つのグループに分けて実技研修を行いました。
午前10時からは、文化の里花咲きホールに会場を移し、前年度の会長・副会長への感謝状の贈呈を行い、防災講演では、(財)岐阜県消防設備保安協会事務局長の南敏先生を講師にお招きし、「あなたの意識」と題してご講演を頂き、参加者は真剣な眼差しで講師の説明に耳を傾け、平成20年度山県市女性防火研修会は盛会裡に終了いたしました。
当協議会では、「この研修会を契機に火災からの多くの尊い命を守るため、組織を挙げて防火思想を広めていきたい」と誓いを新たにしました。


岐阜県から贈られたクラブ旗の披露

応急担架作製訓練
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(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

岩手県消防協会

 恒例による婦人消防等指導者研修会が、去る11月4日(火)岩手県花巻温泉「ホテル千秋閣」大ホールに於いて実施されました。
 研修会は、岩手県幼少年婦人防火委員会、岩手県消防協会並びに岩手県婦人消防連絡協議会の主催、(財)日本防火協会との共催の下、各市町村の婦人防火クラブ・婦人消防協力隊並びに各消防本部の予防・保安担当職員等210名が参加して開催されました。
 岩手県婦人消防連絡協議会山内紀美子副会長の開会後、主催者挨拶で岩手県幼少年婦人防火委員会委員(=岩手県消防協会副会長)大森忠雄氏が「婦人消防協力隊並びに婦人防火クラブの皆様方には、多忙なお仕事や家事のかたわら、各地域において火災予防活動や防災活動に献身的に取り組まれておりますことに、衷心より敬意と感謝を申し上げます」と防火委員長西村紀昭氏の挨拶を代読しました。

祝辞を述べる髙橋課長
 次に来賓として出席された岩手県総務部総合防災室防災消防担当課長髙橋誠氏より「日頃から安全で住みよい地域づくりのため、消防活動への支援や火災予防活動に積極的に取り組んでいただき、心から敬意と感謝を申し上げます。特に4月の釜石山林火災や2度の大地震に際して、炊き出し等の多大な活躍をされたことに、改めましてこの場をお借りし感謝申し上げます。栄えある表彰を受けられる方々に対して、心よりお祝いを申し上げます」と祝辞を頂きました。



式辞を述べる千葉会長
 その後、平成20年度岩手県婦人消防連絡協議会会長表彰式が行われ、岩手県婦人消防連絡協議会千葉とき子会長より「岩手・宮城内陸地震によるお見舞いと励ましのため、県内の婦人消防協力隊、婦人防火クラブの皆様に呼びかけたところ、たくさんの善意をいただき、改めてお礼申し上げます。昨年の火災発生状況を見ますと、前年と比較して大幅な増加となっております。このような状況を踏まえて、「住宅用火災警報器」の設置促進に取り組まなければならないと強く感じております。皆様におかれましても、地域住民の尊い生命と財産を守るために、なお一層のご精進をお願い申し上げます。表彰を受けられる皆様方並びに団体関係の方々、誠におめでとうございます」と式辞を述べたあと、表彰状の授与が行われました。今回の表彰は当協議会役員功労章6名、地区支部役員功労章10名、市町村役員功労章36名、隊(会)員役員功労章87名、そして2団体に対して団隊功労章が授与され功績を讃えました。

表彰状の授与
 各表彰授与後、受章者代表して前副会長大上澄子普代村婦人消防協力隊長が「表彰は活動の励みであり、今日の感激を忘れることなく、火災予防のためにより一層精進致します」と謝辞を述べられ、表彰式の全てが滞りなく終了しました。
 休憩後の講演では、一関市消防本部防災安全対策監兼防災課長小野寺勲氏が「平成20年岩手・宮城内陸地震における防災活動について」と題して映像とデータで示しながら貴重な講演をされました。
 続く活動発表では、「住宅用火災警報器の設置率の向上対策について」と題して北上地区消防組合消防本部予防課長髙橋主夫氏が管内の住宅用火災警報器共同購入などの活動を発表しました。
 婦人消防協力隊・防火クラブの方々は、火災防火に更なる決意を新たにし、岩手県婦人消防連絡協議会 岩木カツ子副会長が閉会の言葉をもって研修会を終了しました。

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(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

北海道消防協会

 平成20年度「北海道婦人防火クラブ指導者研修会」が、北海道各地のクラブ員や消防関係者など180名が参加して、11月5日(水)札幌市の道民活動振興センターを会場に開催されました。
 この研修会は、各地区の婦人防火クラブが、相互交流を深め情報交換などを行うことにより、組織間の一層の充実・強化と指導者の資質向上を図ることを目的に毎年開催しているものです。

住警器の活動事例発表
 開会に続いて、北海道少年婦人防火協議会 高木繁光会長から、来賓として北海道総務部危機対策局防災消防課 二瓶文夫課長からそれぞれ挨拶を頂きました。
 その後活動事例発表に移り、浦河町井寒台婦人防火クラブ会長の道場紀子さんからは、住宅用火災警報器の普及啓発活動は、町からの助成を活用して、全戸設置を目標に取り組みを始めたこと、白老町婦人防火クラブ連合会会長の本間ユキ子さんからは、住宅用火災警報器の共同購入に向けて取り組むことをそれぞれ発表しました。


婦人防火クラブ員が演じた住警器普及啓発活動劇
「やかまし家の一日」
 次に普及啓発活動劇の発表です。住宅用火災警報器の普及活動を主とした題材で、「やかまし家の一日」と題して、オロロン農協初山別婦人防火クラブ立田弘子会長以下10名の方々が演じました。内容は、祖父母、息子夫妻、娘2名の6人家族の一日を通して、住宅用火災警報器の必要性、防炎用品の活用、天ぷら油火災の発生や初期消火などを演じておりました。クラブ員の悪戦苦闘の演技に、会場からは感心したり、笑いや歓声が上がるなど拍手喝采の演技でした。
 参加者、発表者が熱心に取り組んでいる姿を見ますと本研修会で得た知識が、今後地域の活動に活かされ、地域防災力の向上の一助になることを期待しており、有意義な研修会を開催することが出来ました。


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