東近江女性防火クラブは、家庭で火気を使う機会の多い女性が、火災予防の知識を身につけて住宅火災の予防に努めると共に、女性達が連携しあって地域の防火防災に関する意識を高めていくことを目的として結成されている自主的な防火組織です。
毎年各地区の女性防火クラブのリーダーを対象に消防署毎にリーダー研修会を開催し、リーダーとして必要な知識と技術の習得に努めています。
総勢318名が参加
消防職員より指導を受けるクラブ員
5月24日から6月7日に渡って4箇所で行われた研修会では、女性防火クラブの主な活動内容の紹介、代表的な訓練の体験、防火防災の講和等それぞれの女性防火クラブのリーダーとして活動していただく際に必要となってくる事項を盛り込み実施しました。
研修会後、受講された方は「有事の際には地域の連携、人と人の繋がりが大事だと改めて感じました。防火防災への思いをなお一層新たにして地域で精一杯活動していく。」と語っておられました。
今回の研修で習得されたことを各地域で、また各女性防火クラブで活用していただき、安全で安心な街づくりのために活躍を願い、閉会となりました。
起震車で地震の揺れを体験
モクモクハウス煙体験
大垣市女性防火クラブ連絡協議会は、5月31日に大垣市女性防火クラブ大会を開催しました。
この大会は、クラブ相互の連帯を深め、火災予防の一翼を担うクラブ員としての資質の向上を図ることを目的に開催するもので、今回の大会では、本荘まちづくり協議会会長、井上いほり様に「地域で描く減災計画~助け合い 支え合い 人が見える~」と題し、講演を行っていただきました。
大会会場受付風景
大垣市女性防火クラブ会長挨拶
参加した262名のクラブ員は、他の地域が行っている意識改革などを聴き、講演後には「自分たちの地域でも取り入れていきたい。」や「こういった情報を知らなかったので、とても勉強になりました。」という声も聞こえました。
クラブ旗入場
講演 講師の井上いほり先生
岐阜市女性防火クラブ指導員講習会は今年で34回目を迎え、総勢214名が参加しました。
「女性防火クラブ員がそれぞれに行う研修会の充実を図るために、指導的立場にあるクラブ員に、必要な知識を習得させること」を目的として毎年、中・南・北の3署でそれぞれ実施しており、今年は6月18日(水)~19日(木)に開催しました。
南署管内では、住宅防火対策・住宅防災対策として地震対策の講話、防炎実験として、防炎製品と非防炎製品を並べ、実際に火を点けて燃え方の違いを体験しました。また、水消火器による初期消火訓練は毎年実施していますが、 今一度初期消火の大切さを再確認しました。
地震対策の講話
水消火器による初期消火訓練
北署管内では、地震対策の講話、日常生活でも活用できるロープの結び方(もやい結び・本結び・巻結び等)を学びました。
地震対策の講話
ロープの結び方
中署管内では、岐阜県危機管理政策課係長の森達哉様から、「風水害から身を守るために」の講義を受け、参加者のみなさんが自宅・地域周辺を見直し、災害時に迅速に対応出来るように再確認しました。また、「電気火災について」の講義も実施し、トラッキング現象・たこ足配線による火災について器具を用いて実験し、参加者の方々も普段家庭で起こるかもしれない火災事例を目の前で体験しました。
そして、いずれの会場でも住宅用火災警報器のさらなる設置向上を目指し広報しました。
以上のように、この講習会が女性防火クラブのリーダー育成につながり、各地域における火災予防思想の高揚がなされ、火災の防止及び火災による死傷者等の軽減につながると考えられます。
講義「風水害から身を守るために」
たこ足配線等による火災について
器具を用いて実験