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2015年8月

10.【地方からの便り】長野県で「防災シンポジウム」を開催ほか(北見)

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「地域の防災・減災を考えるシンポジウム」を開催

長野県 危機管理部消防課

 平成27年6月14日(日)、長野県総合教育センターにて「地域の防災・減災を考えるシンポジウム」を開催しました。
 防災に関心の高い県民の皆様を始めとして、自主防災組織や消防団員、県・市町村・消防・警察等の関係者など400人を超える方々が参加、基調講演・事例発表・パネルディスカッションを通じて、地域防災力の向上に向けて取り組むべきことなどについて理解を深めました。
 基調講演では、矢守克也京都大学防災研究所巨大災害研究センター長から、滋賀県の幼稚園での取組や岩手県における津波からの避難などの具体的な事例などを示して、日頃の防災教育や訓練が命を守るためにどれほど大切か、共助や自助がいかに災害対応の中で大きなウェイトを占めているか、ということを、災害時の心理考察を交えて分かりやすくお話しいただきました。

シンポジウム参加状況
シンポジウム参加状況
矢守克也氏による基調講演
矢守克也氏による基調講演

 事例発表では「長野県神城断層地震を経験して」と題して元白馬村堀之内区自主防災組織会長の鎌倉宏氏から、「H26.7.9 南木曽町豪雨災害における消防団の活動について」と題して南木曽町消防団長の武儀山真史氏から、大変困難な状況の中で災害対応に当たられた時の状況や、その中で感じられた思い・教訓などについて、写真等を示しながら具体的に御説明いただきました。
 パネルディスカッションでは「共助・自助の取組を全県に広げるために」をテーマに行い、地域防災力の向上に向けて大切なことは何か、地域防災力の中核となる消防団の充実強化にどう取り組むか、をテーマに議論しました。各パネラーからは、それぞれの活動経験を踏まえて、示唆に富んだ意見が出されました。

コーディネーター矢守 克也 氏 (京都大学巨大災害研究センター長)
パネラー阿部 守一 長野県知事
秋本 敏文 氏 (公益財団法人日本消防協会会長)
鎌倉 宏 氏 (元白馬村堀之内自主防災組織会長)
武儀山 真史 氏 (南木曽町消防団長)
吉村 幸代 氏 (元松本市寿台公民館長)
鎌倉宏氏による事例発表
鎌倉宏氏による事例発表
パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

 最後に、参加者を代表して松本市消防団の上條裕幸副団長が「今日のシンポジウムをスタートラインにして地域の防災力強化に向けて皆で一緒にがんばっていきましょう!」とメッセージを発信しました。
 参加者からは「今日聞いた話を自分の地域に戻って皆で共有したい」「先進的な取組をぜひ試してみたい」といった声が聞かれました。

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防災フェスティバル2015の開催

北海道 北見地区消防組合消防本部

 北見地区消防組合では、7月4日(土)に北見市川東 若松大橋河川敷を会場に防災フェスティバル2015を開催しました。
 あいにくの天候にも関わらず、1,000名を超える家族連れなどの一般市民が来場し、住宅用火災警報器の適切な維持管理の周知、防災用品等の展示、濃煙、消火器、レスキュー等の体験を通じて、防火防災に対する意識高揚と市民の方々との楽しい交流の時間を持つことができました。

住宅用火災警報器の維持管理を周知
住宅用火災警報器の維持管理を周知
水消火器体験
水消火器体験

 また、少年消防クラブによる軽可搬ポンプ操法や消防団による一斉放水訓練等も披露され、大盛況のうちに幕を閉じました。

少年消防クラブによる軽可搬ポンプ操法
少年消防クラブによる軽可搬ポンプ操法
少年消防クラブによる軽可搬ポンプ操法
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