秋本敏文会長 明けましておめでとうございます。
今年が皆様にとって良い年であり、そして災害のない平穏な年でありますようお祈り申しあげます。
昨年は、全国各地で多くの災害が発生し、多数の人命が失われるなど大変な被害がありました。
7月の九州北部豪雨などの自然災害だけでなく、各地で住宅火災もあり、2月には埼玉県三芳町で大型倉庫の火災があり、防火対策や消防活動について検討されました。また、各地で山林火災も相次ぎました。
このような状況では、「いつでも、どこでも、何でもある」位の覚悟をせざるを得ません。そして、どんなことがあっても生命を守り抜かなければなりません。
平成25年12月に成立した「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」は、
これからの我が国の消防防災体制の方向づけをする画期的なものですが、
この法律において女性防火クラブ、少年消防クラブ、自主防災組織の重要性がはっきりと示され、消防機関だけでなく、皆さんのお力を結集する地域防災体制をより強化する方向が明示されました。
当協会では、今年もリーダーの皆様の研修交流会を開催するなど、この法律の趣旨の実現に向けて努力します。
地域防災に関する国、地方公共団体の政策動向や全国各地の地域防災への取組など、総合的な情報をお伝えする情報誌「地域防災」も発刊から3年を迎えます。
お陰様で多くの方々にご覧頂いていますが、今年も、さらに内容の充実を進め、防災の原点は「地域」であるとの考え方のもと、地域での具体的な防災活動の発展にお役に立てるよう努力します。
また、我が国の防火防災体制を支える管理者を養成するため実施している防火管理講習、防災管理講習は、当協会の講習受講者のシェアーが年々増加しています。今年も一層の充実に努めます。
当協会が実施していますいろいろな事業は、国民の皆様のより安全・安心な生活を確保するうえで、益々重要になっていますので、今年も一層の充実に努力して参ります。どうぞよろしくお願い致します。