「令和元年子ども消防クラブ連合訓練」を実施
金沢市子ども消防クラブ協議会は、令和元年10月5日(土)に金沢市営球技場において「子ども消防クラブ連合訓練」を実施しました。
この連合訓練は、市内の校区ごとに結成されている子ども消防クラブ55クラブが一堂に集まり、
規律ある団体行動を通じて連帯意識と責任感のある行動を習得させるとともに、
消防に関連した各種競技により消防への理解と防火・防災に関する知識・技術を身に付けさせることを目的に毎年実施しているもので、今年も各クラブから330名の参加がありました。
訓練は、第一部 開会式、第二部 規律訓練、第三部 消防訓練の三部構成で実施しました。
第一部 開会式では、クラブ員がはつらつとした入場行進を見せてくれました。また、秋季火災予防運動に併せて募集した防火ポスターの入選者100名の代表を表彰しました。
第二部 規律訓練では、金沢市消防局高度救助隊が指導者となり、緊張した面持ちで「敬礼」や「まわれ右」等の動作を訓練しました。その後、子ども会連合会の高校生リーダーの号令に合わせ、訓練成果を披露しました。
第三部 消防訓練では消火、救急等の消防に関連した訓練を行いました。「消火器取扱い訓練」は、3人一組となって水消火器で標的を狙い、
「消火」するまでのタイムを競い合いました。「救急訓練」では、テント内で鳴動する住宅用火災警報器の音を聴きとり、
そのテント内に倒れている患者(マネキン)の負傷部位を三角巾で応急処置し、竹竿とTシャツで作った簡易担架により搬送するまでのタイムを競いました。簡易担架の作り方や三角巾の結び方を学ぶとともに、どうすれば早く患者を搬送できるか話し合いながら、
クラブ員のチームワークを養うことができました。このほかにも、煙の充満したテントの中に置いたカードを探し出し、「ひのようじん」の単語を完成させる「煙中訓練」や、4人一組で「火事だー」と叫び、騒音測定器を使って音量を測定する「火災伝達訓練」を行いました。
クラブ員は、今回の訓練を通じて学校や家庭では学ぶことのできない貴重な体験をするとともに、防火・防災に関する知識をより一層深めることができました。