以下の内容は(一財)日本防火・防災協会が民間防火組織の拡充・強化を図るため、共催により事業費の一部を助成した行事を掲載しております。
「第35回塩釜地区幼年消防クラブ地区大会」を開催
宮城県 塩釜地区消防事務組合消防本部
昨年度から幼年消防クラブ地区大会は新型コロナウイルス感染症の影響により管内施設ごとに、個別で開催(6月から12月までの期間)することとなり、今年度も終息には至らず、クラブ員約800名が一堂に会しての大会は大変厳しい状況であることから、幼年消防クラブに加入している53施設の幼稚園・保育所ごとの避難訓練などに併せて幼年消防クラブ地区大会を(一財)日本防火・防災協会共催により開催したものです。
その一つをご紹介いたします。
七ヶ浜町立遠山保育所にて令和4年6月2日に開催した「塩釜地区幼年消防クラブ地区大会」は、消防職員や先生の前で参加者全員が会場全体に響く元気な声で「絶対に火遊びはしません。」と防火のちかいを行い、「火の用心のうた」を合唱しました。
「防火のちかい」の様子
「火の用心のうた」の様子
また、消防車両の見学や消防職員からの講話を聴き楽しく防火・防災について学習した大会となりました。
さらに、消防職員の防火寸劇DVDも後日鑑賞していただき子供たちに喜ばれています。
「消防職員からのお話し」
「記念撮影」
火災予防に関するポスターの展示を実施
岐阜県 危機管理部消防課
岐阜県少年消防クラブ運営指導協議会は、秋季全国火災予防運動に向けて、県民の火災予防思想の高揚を図り、火災を防止し、火災による死傷者等の発生を防止することを目的として、県内の小中学校の児童生徒を対象に火災予防に関するポスター募集を実施しました。
県内各地の290校の小中学校から、5,882点の応募があり、そのうちの78点が県知事賞をはじめとした各賞を受賞しました。
受賞作品は令和4年10月4日(火)から16日(日)まで、カラフルタウン岐阜にて展示しました。
展示スペースには多数の一般の方々が来訪し、火災予防に関する意識を高めることができたとともに、作品を制作した児童生徒も、制作を通じて火災予防について考えるきっかけとなりました。
火災予防に関するポスター展示の様子
「幼年消防フェスティバル」を開催
宮崎県 宮崎市消防本部
宮崎地区幼少年婦人防火委員会は、(一財)日本防火・防災協会との共催で、秋季全国火災予防運動に合わせ、消防局管内の幼年消防クラブを対象に、「幼年消防フェスティバル」を新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、令和4年10月28日(金)から数回に分けて開催いたしました。
このフェスティバルは、火に対して興味を持ちはじめる幼年期に、防火・防災教育の一環として火の恐ろしさや火の正しい取り扱い方法等を指導教育することにより、火遊び等による火災の減少を図ること、また、社会教育の一環として消防の仕事を理解してもらうことを目的に毎年開催しております。
今年も多くの園児や関係者に参加していただき、盛大に開催することができました。
「令和4年度防火ポスター・防火標語作品展」を実施
宮崎県 東児湯消防組合消防本部
東児湯少年婦人(女性)防火委員会(会長 眞鍋博)は、(一財)日本防火・防災協会との共催で、令和4年11月9日(水)から23日(水)まで「令和4年度防火ポスター・防火標語作品展」を実施しました。
少年消防クラブ員224名が防火ポスターを作成し、婦人(女性)防火クラブ員546名が防火標語を作成しました。
優秀な作品ばかりでしたが、審査員が厳選して、防火ポスターの部と防火標語の部それぞれ最優秀賞及び優秀賞が決定しました。
作品展は、秋季全国火災予防運動期間中に行い、クラブ員や多くの住民に鑑賞してもらうことができ防火に対する意識の向上の場となりました。
表彰伝達式は、令和4年11月23日(水)に当消防本部で開催した『令和4年消防フェア』で行い、沢山の来場者の前で実施することができました。
また、ポスターの部で最優秀賞作品を公共施設等に掲示するため、広報用ポスターとして業者に作成依頼し掲示したことで、小さな子供から多くの住民の防火に対する意識が高められました。
「令和4年度 幼年消防フェスタ」を開催
鹿児島県 指宿南九州幼少年女性防火委員会
指宿南九州幼少年女性防火委員会は、(一財)日本防火・防災協会との共催により、幼年消防クラブ員を対象とした「令和4年度 幼年消防フェスタ」を開催しました。
今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、令和4年11月9日(水)から15日(火)までの間に、5つの幼年消防クラブが園ごとに実施しました。
フェスタでは、防火委員会会員とクラブ員がお菓子の防災リュックを作成し、作成後に地震を想定した避難訓練を実施しました。そのほかにも、消防車両からの放水体験、消すゾウくんを使用した消火訓練、煙体験、防火衣着装体験をしました。
クラブ員は様々な体験を通じて防火・防災意識の高揚が図られたものと思われます。
「第68回富山県小学生火災予防研究発表大会」を開催
富山県 危機管理局消防課
富山県では、毎年、秋季全国火災予防運動にあわせて、県内の小学生を対象とする火災予防に関する研究、体験等についての発表大会を開催し、防火思想の普及・啓発と少年消防クラブの発展向上を図り、火災のない安全で住み良い地域づくり・郷土づくりを推進しています。
今年は、令和4年11月12日(土)に富山県教育文化会館(富山市舟橋北町)で開催し、県内の13校88名の小学生が、研究成果について元気よく発表しました。
今回の大会で、特選及び北日本新聞社賞を受賞した氷見市立湖南小学校は「できることからはじめよう-ファイヤープロテクターズin湖南-」と題して発表しました。近年増加傾向にある電気関係の火災では直接火を扱わなくても火災の危険があることを、チラシやコンセント周りの埃を掃除する道具「ホコリーン」を配付して呼びかけたことなどが高く評価されました。
特選 氷見市立湖南小学校
金賞 立山町立釜ヶ淵小学校 また、金賞を受賞した立山町立釜ヶ淵小学校は「釜ヶ渕 安心安全プロジェクト 消防へん」と題して発表しました。休日や早朝に消火訓練を実施している消防団の活動から、地域の安全は自分たちで守る必要があることを学びとり、地域の火災をなくすために自分たちが地域に呼びかける活動を続けていきたいとした内容などが評価されました。
「避難生活施設運営訓練」を実施
神奈川県 大和市少年消防団
令和4年11月19日(土)から20日(日)の2日間にかけて「避難生活施設運営訓練」を実施しました。
実際の大規模震災発生時に避難所として解放される市内小学校の体育館を利用して、大和市少年消防団員の中学生団員が避難所を開設・運営し、小学生団員が被災市民として避難所に集合し、宿泊を含む避難生活を体験する実践型の訓練です。
中学生団員が運営側として、被災市民の受入れや支援物資の搬入など運営に関わる知識を養います。小学生団員は、被災市民として避難所に集合し、炊飯袋によるお米の炊飯や避難生活を通して、近年、発生が危惧される大規模震災への備えを学びます。
避難市民(小学生団員)受付状況
救護所の設置状況
これまで中学生団員は、さまざまな事情を抱える被災市民をどのように対応するか協議する図上訓練(HUG:避難所運営ゲーム)を、小学生団員は、防災マップを使って自分たちが住む地域の特性や発生しやすい災害をイメージする訓練(DIG:災害想像ゲーム)を実施し、この訓練に備えてきました。今回、(一財)日本防火・防災協会と共催で本訓練を実施することで、災害発生から避難、避難所開設、運営、避難生活までの一連の流れを実践的に体験することができました。
物資の搬送状況
炊出し訓練