少年消防クラブ活性化推進会議〔事務局(一財)日本防火・防災協会、(公財)日本消防協会〕では「令和4年度少年消防クラブ指導者交流会」を、令和5年2月11日(土)東京千代田区にあるホテルルポール麹町において3年ぶりに開催し、全国から55クラブの少年消防クラブ指導者の方々にご参加いただきました。
この指導者交流会は、少年消防クラブの活動事例を紹介するとともに、相互に情報交換を行うことにより、今後の少年消防クラブの活性化に役立てていただく目的で開催しています。
-挨拶-
少年消防クラブ活性化推進会議 秋本 敏文 委員長による開会の挨拶で始まり、続いて総務省消防庁地域防災室長 佐藤 茂宗 氏、文部科学省男女共同参画共生社会学習・安全課安全教育推進室長 西條 英吾 氏より、少年消防クラブに対する期待等について挨拶をいただきました。
秋本 委員長による挨拶
会場の様子
佐藤 消防庁地域防災室長
西條 文部科学省安全教育推進室長
リスクウォッチ顧問 長谷川 氏-講演-
『「次世代の地域守り人たちを育てるプログラム」
一般社団法人 リスクウォッチ顧問
長谷川 祐子 氏 』
少年消防クラブの意義や指導者のあり方。アメリカで行われている幼年や少年少女消防クラブ隊員の育成事例を紹介。また防火だけでなく子供たちの身の回りに起こりうる事件・事故から回避する術などを講演いただきました。
北海道 小平少年消防クラブ
-活動事例発表-
少年消防クラブ活動事例についての発表では、
・北海道小平町 小平少年消防クラブ
・愛媛県久万高原町 美川中学校少年消防クラブ
・福岡県八女市 八女地区少年消防クラブ
以上3クラブ3名の指導者から、地域の紹介やそれぞれ少年消防クラブとして日頃活動している内容等について 発表が行われました。
その後質疑応答の時間では、指導者になった方々の経緯やコロナ禍での訓練内容等といった質問がありました。
愛媛県 美川中学校少年消防クラブ
福岡県 八女地区少年消防クラブ
中村講師-避難所運営訓練(HUG)-
防災図上訓練指導員 中村 敏一 講師による「避難所運営訓練(HUG)」を10グループに分かれて行いました。
HUGとは、平成19年に静岡県が開発し、大地震発生時等の避難所運営を皆で考えるため避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
HUG風景(1)
HUG風景(2)
髙尾理事長による閉会の挨拶『閉会』
(一財)日本防火・防災協会 髙尾理事長より閉会の挨拶を行い、指導者交流会を終了いたしました。