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2025年3月

1. 「令和6年度少年消防クラブ指導者交流会」を開催

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一般財団法人 日本防火・防災協会

会場の様子

少年消防クラブ活性化推進会議〔事務局(一財)日本防火・防災協会、(公財)日本消防協会〕では「令和6年度少年消防クラブ指導者交流会」を、令和7年2月15日(土)ホテルルポール麹町(東京都千代田区)にて開催し、全国から55クラブの少年消防クラブ指導者の方々にご参加いただきました。

この指導者交流会は、少年消防クラブの活動事例を紹介するとともに、相互に情報交換を行うことにより、今後の少年消防クラブの活性化に役立てていただく目的で毎年開催しています。

-挨拶-


少年消防クラブ活性化推進会議 秋本委員長

少年消防クラブ活性化推進会議 秋本 敏文委員長による開会の挨拶で始まり、続いて総務省消防庁地域防災室長 福西竜也 氏、文部科学省男女共同参画共生社会学習・安全課安全教育推進室長代理 木下史子調査官よりご挨拶をいただきました。



消防庁地域防災室 福西室長

文部科学省安全教育推進室 木下調査官

-講演-
『「少年消防クラブ 何を伝え どのように育んでいくのか」
常葉大学 名誉教授 重川 希志依 氏 』


常葉大学 重川 氏

少子化が進む中で、防災に関する次の担い手をどう育てていくのか。過去の災害の中で中学校の生徒達が行った地域の人たちとの避難誘導の例をあげ、学校教育だけではなく、家庭・地域で子供たちを育てていく防災教育の大切さや難しさ。いざという時に適切な判断・行動ができる人材を育成するための教育事例などについて講演いただきました。



宮城県 志津川中学校少年防災クラブ

-活動事例発表-
少年消防クラブ活動事例についての発表では、
・宮城県南三陸町 志津川中学校少年防災クラブ
・東京都大田区 田園調布消防少年団
・福岡県北九州市 くすばし少年消防クラブ
以上3クラブの指導者から、地域の紹介やそれぞれ少年消防クラブとして日頃活動している内容等について発表が行われました。



東京都 田園調布消防少年団

福岡県 くすばし少年消防クラブ

-グループ討議-
『グループ討議テーマ:「少年消防クラブの活性化」』

6つのグループに分かれて、事前にお知らせしたテーマについてグループ討議が行われました。


グループ討議風景(1)

グループ討議風景(2)

『各グループ代表者により討議結果発表』

各グループで討議された内容について代表者の方に結果発表を行っていただきました。


【主な討議内容】
<グループ討議で出た課題について>

  • 子供たちの変化によって今までの指導ではなかなか効果が薄いように思う。活動のレベルアップを図ろうとしてもなかなかそれが難しい。
  • クラブ員及び指導員が不足し、活動が縮小せざるを得ない
  • 消防関係者、消防職員の熱量によって、その年で温度差がある。
  • 活動のマンネリ化や子供がやらされている感という課題。保護者の方の協力がなかなか得られない。

<試みた施策について>

  • 出初め式などでの消防団と一緒に活動を行っている。冊子などを作成して意識付け、または、防火ポスターなどの募集、防災フェス、夏祭り、防火パレードや餅つきなどのイベントによってモチベーションを維持している。
  • 年間を通した活動のマニュアル等を作成し、また班で分かれてその内容について競い合うゲームが好評だった。
  • 少年消防クラブ以外の消防関係団体と協力してイベントを行ったり、講師を務めてもらいマンネリした内容にならないようにしている。

<活動費について>

  • 他団体と連携して活動することで、自治体からの予算を確保している。
  • お金が出る防災イベントへ参加をすることで予算お金を確保している。


髙尾理事長による閉会の挨拶
『閉会』

(一財)日本防火・防災協会 髙尾理事長より閉会の挨拶を行い、指導者交流会を終了いたしました。


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