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2005年10月

5.新住宅防⽕対策の推進に関する調査研究会

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 平成17年8⽉5⽇(⾦)⽇本消防会館第2会議室において、「平成17年度婦⼈防⽕クラブによる新住宅防⽕対策の推進に関する調査研究会」が開催され、課題の検出、討議が⾏われました。
 そのなかで、住宅防⽕ビデオ(⼜はDVD)の作成並びに、「悪徳業者対策のポイント」(仮題)-リーフレット-についての決定事項がありましたので、ここにお知らせします。

1. 住宅防⽕ビデオ(⼜はDVD)の作成
(1)製作本数 1,200本(予定)
(2)配布 婦⼈防⽕クラブを有する消防本部及び都道府県
(3)配布時期 平成18年度春の⽕災予防運動前に配布(予定)

2. 「悪徳業者対策のポイント」(仮題)-リーフレット-
(1)製作本数 未定
(2)配布 婦⼈防⽕クラブを有する消防本部及び都道府県
(3)配布時期 平成18年度春の⽕災予防運動前に配布(予定)

3. 第2回モニターアンケート
 全国婦防幹部を中⼼に約150名の当協会住警器モニターを対象に、平成17年度秋の⽕災予防運動(11⽉9⽇〜15⽇)前に⾏う予定です。
 また、住宅⽤⽕災警報器普及に関する研修会や⾏事等の開催につきまして、下記にてご紹介させていただきます。

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宮城県 ⿊川郡婦⼈防⽕クラブ連合会

 去る9⽉17⽇(⼟)⿊川郡婦⼈防⽕クラブ連合会研修会が⼤郷町のフラップ⼤郷21で、4町村のクラブ員900名が⽩割烹着のユニホ-ム姿で⼀堂に会し開催されました。

 初めに、婦⼈防⽕クラブ⾳頭を全員で合唱、次に当連合会の川名会⻑が「県内防⽕クラブの中で、団体数69団体、会員数17,051名を有する宮城県で最⼤のクラブ組織を誇って運営しております。私どもクラブ員は、地域の安全・安⼼を守るため⽇夜活発な活動を⾏い防⽕防災の⼀躍を担っております。また、近い将来30年以内に99%の確率で“宮城県沖地震”の発⽣が予測されるなど地震対策の重要性を再認識し、関係機関と協⼒して地域防災の体制づくりを推進して参りたいと考えております。本⽇の研修会が⾝のあるものにして下さい。」と⼒強く挨拶をしました。


「⼤会会場の全景」

「連合会川名会⻑による挨拶」


「クラブ員による意⾒発表」
 第1部は、財団法⼈⽇本防⽕協会の挨拶から始まり、防⽕宣⾔を全員で唱和「家庭の防⽕管理者として、⽕災のないまちづくりの輪を広めます。」と宣⾔しました。
 第2部は、クラブ員2名及び消防署員2名による意⾒発表が⾏われ、クラブ員は活動等の紹介、職員は救急活動等の体験を発表しました。更に、⼤衡村川名総務課⻑による「新潟中越地震災害ボランティアを体験して」と題して講演を頂きました。
 最後に、防⽕踊りの発祥の地であります「婦⼈防⽕クラブ⾳頭」及び「消防⾳頭」の踊りを代表者20名により揃いの法被姿で披露しました。
 会場内には住宅防⽕対策事業の⼀環として、住宅⽤⽕災警報器コ-ナ-、防災⽤品実演展⽰コ-ナ-等、更には「救急の⽇」に伴う、救急ポスタ-⼊選作品コ-ナ-等を設け広く普及啓発活動を⾏いました。
 本研修会は、終始熱⼼に盛会裏に終了することができました。


「川名総務課⻑による講演」

「消防⾳頭の防⽕踊り」
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神奈川県 寒川町消防本部

 平成17年10⽉1⽇(⼟)13時30分より、寒川町消防本部3階講堂において、⼥性防⽕クラブ員、町⻑他来賓を含め71名の⽅にご臨席を得て防⽕クラブ創⽴10周年記念式典を開催することが出来ました。
 この研修会は、家庭の主婦等で組織された寒川町⼥性防⽕クラブ員を対象に実施し、地域での防災訓練は、元より災害発⽣時にその活動が迅速にできるよう認識を図る目的に⾏われたものです。
 また、発⾜10周年を期に、更なる住宅防⽕対策を推進し、住宅⽤⽕災警報器の設置義務付をクラブ員として⽕災を防ぐことは、「あたりまえ」ととらえ、地域と連携・協⼒し、より⼀層「安⼼で安全なまちづくり」を図るために実施される研修会でもあります。
 開会のあいさつを委員⻑、そして共催のあいさつを⽇本防⽕協会様よりいただき幕開けをいたしました。
 クラブ員は、10年のあゆみを懐かしみ(記念誌の発刊)そして、今後の活動に対し意欲を新たにいたしました。
 祝賀会では、⽇頃家庭で⼿慣れた⼼づくしの料理を持参したりし、和気あいあいの中、楽しい時間を共有いたしました。
 中でも、⽇本防⽕協会様のあいさつでは、国内各地での災害で全国各地の婦⼈防⽕クラブ員の活躍の話には、感銘をいたしました。

記念式典 ⽇程
1 開会のことば
2 委員⻑あいさつ
3 ⽇本防⽕協会あいさつ
4 表彰授与
5 来賓祝辞
6 来賓紹介
7 記念講演 住宅防⽕対策
⽕災を防ぐ「あたりまえ」を地域に︕
8 閉会のことば
祝賀会

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岐⾩県 揖斐郡消防組合消防本部

 9⽉23⽇(⾦)午前9時30分から正午まで揖斐郡消防組合防災センタ-において、来賓数⼗名を迎え平成17年度揖斐郡⼥性防⽕クラブ研修会を開催しました。研修会には、揖斐郡内で活動中の8⼥性防⽕クラブの代表200名が参加しました。
 研修内容は、119番通報訓練、訓練⽤⽔消⽕器を使⽤した消⽕器取扱訓練、応急⼿当訓練を⾏いました。その他⾝近におこりうる電気⽕災の実験、住宅⽕災警報器の作動実験等を取り⼊れ、興味深く研修ができるように趣向をこらしました。
 いづれも参加者はとても熱⼼に研修をうけておられ特に今回は、消防法及び市町村条例により新築及び既存の住宅には住宅⽕災警報器の設置が義務づけられたため、配布資料の住宅⽕災警報器読本を資料として詳細に指導者が説明するとともに、住宅⽕災警報器の電池式及び100V⽤の実物を購⼊し、スモ-クマシンの煙を訓練指導⾞のハウス内に充満させて実際に警報器が作動する状況を⾒ていただきました。
 また、応急⼿当訓練では平成16年7⽉1から⼀般市⺠によるAED(⾃動体外式除細動器)が使⽤可能となったためこれの取扱説明及び操作⽅法を重点に研修を⾏いました。この研修では、⼼臓の突然停⽌からの救命率を改善するのに効果的であることを教えられ、実際に使⽤ができるように指導者の話に⽿を傾けて、熱⼼に訓練にとりくんでいました。

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岐⾩県 岐⾩県少年⼥性防⽕連絡協議会

 岐⾩県⼥性防⽕クラブ運営協議会発⾜40周年記念⼤会が6⽉2⽇(⽊)10時より、各務原市⺠会館において、県内市町村⼥性防⽕クラブ指導者ら約900名⽅の参加により開催されました。
 この⼤会は、岐⾩県⼥性防⽕クラブ運営協議会発⾜40周年を記念し、⼥性防⽕クラブが郷⼟に残してきた⽕災予防思想の普及に関する⾜跡を振り返るとともに、今後、気持ちを新たに⽕災のない安全で豊かな郷⼟づくりに努めることを目的として開催するものです。
 岐⾩県⼥性防⽕クラブ運営協議会は、1965(昭和40年)に発⾜し、現在は県内の約80クラブ(会員計約6万7千⼈)で組織されています。
 最初に、岐⾩県⼥性防⽕クラブ運営協議会の丹⽻政⼦会⻑が「岐⾩県⼥性防⽕クラブ運営協議会は昭和40年に発⾜し、家庭での⽕災予防、災害のない郷⼟、安全、安⼼のまちづくりに取り組んできました。40周年にあたり、発⾜の原点に返り、組織の拡⼤と強化により、⽕災のない郷⼟づくりに努めます。」と挨拶されました。
 続いて、各務原市⼥性防⽕クラブ員約60名が、イメージソング「今⽇の幸せ」など4曲を披露しました。
 また、東京消防庁予防部予防課の⼩野修課⻑補佐による講演「住宅⽤⽕災警報器の設置義務化の現状と課題」が⾏われ、住宅⽤⽕災警報器の設置義務化の経緯、設置促進事例等について、⼥性防⽕クラブ員や⼀般の参加者の⽅々が学ぶことができ、今後の地域社会における防⽕・防災対策に関する知識の習得が図られました。
 続いて「地域の安全確保に取り組みます」などとする防⽕宣⾔が読み上げられ、最後に、参加者全員により岐⾩県消防の歌の⻫唱が⾏われ、参加者たちは、家庭防⽕の徹底、防⽕への意識をさらに⾼め、⼤会は盛況なうちに閉会となりました。

防⽕宣⾔

私たちの⽣活において、⽕はとても⾝近でなくてはならないものです。
しかし、その反⾯、使い⽅を誤ると⽕災が発⽣して、私たちの⼤切な⽣命や財産を奪ってしまいます。
⽕災の防⽌には、⼀⼈⼀⼈の⼼がけと家族、ご近所の協⼒体制が必要となります。
私たち⼥性防⽕クラブ員は、岐⾩県⼥性防⽕クラブ運営協議会が発⾜40周年を迎えるにあたり次のとおり宣⾔します。
⼀「あなたです ⽕のあるくらしの ⾒張り役」をスローガンに、⽇頃から家庭防⽕の徹底と、住宅防⽕思想の⾼揚に努めます。 ⼀⽇頃から地域住⺠としての連帯意識を深めるとともに、防⽕・防災知識や住宅⽤⽕災警報器の普及・啓発に努め、災害のない安全で住みよいまちづくりに努めます。
⼀私たちは、⼥性防⽕クラブ員の拡⼤に努⼒し、幼・少年消防クラブの育成に⼒を注ぎ、消防団と共に地域の安全確保に取り組みます。

平成17年6⽉2⽇

岐⾩県⼥性防⽕クラブ運営協議会
岐⾩県少年⼥性防⽕連絡協議会


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