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2005年10月

7.消防殉職者慰霊祭の実施

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 第24回全国消防殉職者慰霊祭が9⽉15⽇(⽊)、⽇本消防会館内「ニッショーホール」において関係者約700名の出席のもと、執り⾏われました。わが国の消防は、昭和23年の⾃治体消防発⾜以来、旺盛な郷⼟愛護と崇⾼な消防精神に燃えた全国の消防職団員が地域に根ざした防災活動を展開しております。
 今回、新たに合祀された御霊は16柱で、慰霊碑に奉安された名鑑に記載の総合祀者数は5,363柱となりました。
 また、特別来賓として⼩泉純⼀郎内閣総理⼤⾂(代理・松本純総務⼤⾂政務官)、板倉敏和消防庁⻑官、関⼝和重全国消防⻑会会⻑が出席されました。
 慰霊祭は、開会のことばの後、御霊の奉納、黙とう、德⽥正明会⻑の式辞、内閣総理⼤⾂、消防庁⻑官、全国消防⻑会会⻑から追悼のお⾔葉を頂きました。続いて、遺族をはじめ、多くの関係者が献花を⾏い、また、全国婦⼈防⽕連合会の理事数名も献花 いたしました。鎮魂の歌(⽊やり)、德⽥会⻑のあいさつの後、遺族代表がお礼のことばを述べ、最後に閉会のことばで、式典は終了しました。


ごあいさつ

財団法⼈ ⽇本消防協会
会⻑ 徳⽥ 正明

 第24回全国消防殉職者慰霊祭を挙⾏するにあたり⼀⾔ごあいさつ申し上げます。
 我国消防は、明治からの近代消防の歴史を背景に昭和23年の⾃治体消防発⾜以来、旺盛な郷⼟愛護と崇⾼な消防精神に燃えた全国の消防団職員により、地域に根ざした防災活動を展開し、広く国⺠の信頼と尊敬を得てまいりました。
 しかし、誠に残念なことでございますが、毎年消防殉職者が発⽣しており、その御霊は5,363柱を数え、このことに思いをいたすとき耐え難い深い悲しみを覚えることともに、ご遺族の胸中はいかばかりかとお察し申し上げます。
 ⽇本消防協会では、昭和60年4⽉に全国消防殉職者遺族会を発⾜させ、尊霊のご遺徳を顕彰し、ご遺族相互の助け合いと親睦をはかり、相互扶助の増進のための活動をしてまいりました。
 今後とも、このようなかたちでご遺族とともにありたいと考えております。
 また、消防団員の安全指導や消防装備等の充実強化など、公務災害をなくすための事業にも⼒を⼊れてまいります。
 我々消防⼈⼀同は、本⽇の慰霊祭を機に安全で住みよい社会実現のため精神邁進することが尊霊のご遺徳に報いる道と考え、⼀層の努⼒を惜しまないことを謹んでお誓い申し上げます。
 終わりに、ご遺族の皆様⽅のご健康とご多幸を⼼から祈念いたしまして、ごあいさつといたします。


第24回全国消防殉職者慰霊祭 式次第

開式のことば
御霊の奉納
消防殉職者に対する黙祷
式辞⽇本消防協会会⻑德⽥正明
追悼の⾔葉内閣総理⼤⾂⼩泉純⼀郎
消防庁⻑官板倉敏和
全国消防⻑会会⻑関⼝和重
(敬称略)
献花
鎮魂の歌(⽊やり)(社)江⼾消防記念会
会⻑あいさつ
遺族代表お礼のことば
開式のことば
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