平成17年10月30日(日)仁淀地区婦人防火クラブ連絡協議会では『第11回仁淀地区婦人防火の集
い』を実施しました。第1部では神戸市消防局より東洋昭救助係長を講師に招き「阪神淡路大震災及
びJR尼崎列車事故における救助活動」と題した講演会を実施し、クラブ員は熱心に聞き入り、大規模
災害時には自助精神の大切さ、必要性を学びました。
引き続き第2部として救命講習会を実施し、100名のクラブ員が救急救命士からの応急手当の目的
や種類、そしてその必要性の説明を受けた後、各班に分かれて実技講習を行いました。実技講習では
人形を使って意識の確認から気道の確保や人工呼吸、心臓マッサージと一連の心肺蘇生法を学び、後
半にはAEDも取り入れてその役割と使用方法を学びました。最初は戸惑等有り困惑していたクラブ員
も繰り返し体験するうちに上達し、一人法での心肺蘇生法を全員がマスターしました。
参加されたクラブ員は「人を助ける」ということの大変さを感じつつも、「その場に居合わせた人
が勇気を持って手当てをすることの大切さ」、「救命の連鎖の重要性」を認識し、今後、地域、家庭
内における救命活動への積極的な参加と救命効果の向上が期待できる講習会となることが出来まし
た。
会長 神谷 輝子
平成17年10月16日(日)、23日(日)、30日(日)の3日間、糸満市消防本部の救急救命士の講
師もと、受講者延べ(糸満市女性防火クラブ員)100名が「救急車が来るまでに何をやるべきか!」
をテーマに普通救命講習会を行いました。
講習を始めるにあたり普通救命講習内容 のカリキュラムの説明が行われ、救命手当の基礎実技(心
肺蘇生、止血法)その他の応急手当の基礎実技(傷病者の管理、骨折に対する応急手当等)AED
(自動体外式除細動器)を用いた応急手当を実施しました。講習修了後には消防本部から普通救命講
習修了証が交付され、修了証を手にしたクラブ員の間から毎年救急講習会受講していますが、今回新
たにAED(自動体外式除細動器)が使用出来るとあって、心肺蘇生法が如何に重要であるかが再認
識されたという感想が大多数でした。
今回の講習会は関係者の協力で講習 会資機材の交付により実施されたことに衷心より御礼申し上げ
ます。交付された物件で今後とも市民の救命率向上のため講習会を継続していきたいと思います。
長門市日置婦人防火クラブは、(財)日本防火協会より、平
成17年度「婦人防火クラブ員救急講習会」実施市町村の選定
を受け、11月20日(日)、27日(日)、29(火)の3日間
112名を対象に心肺蘇生法・止血法・AEDの取り扱い講習会
を実施しました。
日置婦人防火クラブは、以前からクラブ事業の一環として救
急講習会を実施してきましたが、AEDの取り扱いについては
初めての経験で、参加者全員が真剣に取り組んでいました。ま
た、参加者の大半が高齢者と同居していることもあり、いざと
いう時には今日の講習を生かしたいという積極的な意見が多く聞かれました。
長門市消防本部では、管内人口の25パーセントにあたる一万人を目標に勇気あるバイスタンダーの
養成に取り組んでいます。現在では救命講習修了者が15パーセントに達し、救急ステーション制度
(平成15年9月9日発足)の充実とともに観光名所である長門市を「安全・安心のまち」として全国に
PRしていきたいと考えています。