金沢市では、平成17年10月15日(土)、市内の市民芸術村に
おいて、「子ども消防クラブ連合訓練」を実施しました。
現在、当市には55の子ども消防クラブが各校下単位で結成
されています。10月に実施するこの連合訓練は、子ども消防
クラブの年間活動の中で唯一、市内の全てのクラブが集まる行
事で、今年はクラブ員330名の参加がありました。
まず、第1部として入場行進と規律訓練を行いました。規律
訓練では、子ども会の高校生リーダーの号令の下、クラブ員達
は非常にきびきびとした動きで「敬礼」、「まわれ右」等の動
作を行いました。
第2部では、「消防ゲーム」として、消火、救急にちなんだゲーム形式の競技を行いました。水消
火器で的を狙い「消火」の札が上がるまでの消火器取扱ゲームや、煙中体験テントから消防器具のカ
ードを探し出す消防器具検索ゲーム、患者に応急手当を実施しTシャツ担架で搬送する救急ゲームに
参加し、クラブ員達は日ごろの自分たちの活動成果を発揮しながらタイムを競い合いました。
閉会式では、消防競技の上位5クラブが優秀クラブとしてペナントを授与されました。
当日は、あいにく小雨まじりの天候にもかかわらず、参加したクラブ員達はみな熱心に訓練に参加
し、いざというときの消火器の取扱いや応急手当の方法、煙の体験を楽しみながら学習できました。
津幡町消防本部では、町民の防火意識の高揚を図り、併せて地域ぐるみの自主防災体制の確立と災
害のない明るいまちづくりを目指すことを目的として、10月16日(日)第9回津幡町防災フェスティ
バルを日本防火協会主催のもと、新しくオープンした文化会館『シグナス』で開催しました。
当日は、天候にも恵まれ、大ホールが満席になるほど盛大に行われました。第一部のセレモニーで
は、新しく誕生するちいろば保育園幼年消防クラブ結成伝達式の後、津幡町少年婦人防火委員会長表
彰(優良クラブ指導者表彰、少年消防クラブ防火ポスター入選者表彰)舟橋少年消防クラブ員が一日
消防署長(ミスつばた白鳥姫)への防火の誓いを宣言しました。その後、第二部のアトラクションへ
移り、津幡南中学校吹奏楽部を皮切りに、女性団員の火防太鼓、男性団員のギター、三味線演奏と続
き、消防職員の防火寸劇では住宅用火災警報器の普及にむけた内容で、訪問販売によるトラブル事例
も取り入れ、笑いを誘いながらもわかりやすく、町民の皆様にPRできました。
最後に井上保育園幼年消防クラブ員の「鼓笛演奏」「よさこいソーラン」で園児のかわいらしいリ
ズム表現に癒されました。
今年の伊万里市防災フェア2005は、「住宅防火は 家族の
安心 市民の安全」をテーマに、消防法改正により各家庭に設
置が義務付けられた「住宅用火災警報器」や今年の3月に福岡
県西方沖でも発生した「地震」を主意として開催いたしまし
た。
当日は晴天にも恵まれ、少年消防クラブの鼓笛演奏をスター
トに各種展示・映像・実験などを設けた各コーナーにたくさん
の来場者が集まり、会場はおおいに賑わいました。
中でも今年新しく企画した住宅用火災警報器等の実験は、ご
み箱からの出火を想定したスプリンクラーの作動の様子や、部屋に煙が充満して作動する住宅用火災
警報器の仕組みなどを実演・解説し、歓声とどよめきの中、その効果と知識について学んでいただき
ました。
その他、地震体験車や消火器体験、ちびっこ救助隊、応急手当法指導、住宅用防災機器展示、ヨー
ヨー釣り、金魚すくいなど子供から大人まで参加できるコーナーを設け、その中央では、着ぐるみも
参加した少年消防クラブの消火リレーや消防イエス・ノークイズ、江戸消防はしごのりなどアトラク
ションで盛り上がり、終始、活気に溢れていました。
館内ステージにおいても、表彰や発表、幼年消防クラブ演技
など、子供たちの晴れの舞台を一目見ようと親子連れや高齢者
の方がたくさん訪れ、福岡市消防局より招いた講師による防火
講演や女性消防団による子供たちに向けた防火演技もとても好
評でした。
また、地元のケーブルテレビ職員による司会進行の中、消防
職員による腹話術なども交え、およそ2時間に渡るステージを
楽しみながら防火・防災にふれていただきました。
防災フェア2005の開催を通して、来場された方はもちろん
のこと、当日の模様はケーブルテレビで放映、また新聞でも大きく掲載されたことで来場できなかっ
た市民の皆様も防火・防災への関心を高められ、伊万里市が目指している安全で安心して暮らせる
「住みたいまち伊万里 行きたいまち伊万里」の推進の一助となったと思います。
今年度は、平成16年の消防法改正にともない、福岡市消防局から講師をお願いし、『住宅火災から
生命をまもる』という演題の講演で、参加者には、住宅防火の大切さをはじめ住宅用火災警報器の普
及促進を一段と高めることができました。
幼年消防クラブの演技、少年消防クラブの鼓笛演奏及び江戸
消防はしご乗りについては、非常に素晴らしく、「防災フェ
ア」を盛り上げるとともに、参加者に対する防火・防災のPR
に絶大な効果がありました。
伊万里市においても、福岡西方沖地震の影響によりマグニチ
ュード4.2の体感があった為、起震車による地震体験について
は関心が高く、また、ちびっこ救助隊の体験等は、災害時の対
応について身に付けることができました。
防災フェア2005の趣旨については、住宅用防災機器の普及
を重点にしたもので住宅用火災警報器の実験コーナーにおいては、市民や各団体へ、住宅用防災機器
の普及に対する意識の高揚に効果がありました。
栃木県
平成17年10月18日(火)、栃木県宇都宮市の栃木県総合教育センターで「平成17年度栃木県自主
防災組織指導者講習会」(主催:栃木県・(財)消防科学総合センター共催:(財)日本防火協会・
栃木県少年婦人防火委員会)が開催され、地域の自主防災活動にあたっている381人の方が受講しま
した。
講師には、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 特任教員・人と防災未来センターリ
サーチフェロー 菅 磨志保 氏を迎えて「地域防災力の向上に向けて~“自主”防災のすすめ~」を
テーマに御講演をいただきました。参加者にとっては、平常時にいかに地域と連携した災害対策が出
来るか、また地域の状況(地形や建物の場所、要援護者の所在等)を知り、災害に備えることが自分
達の身を守ることにつながる等、自主防災体制づくりに役立つ講習会となりました。
第8回幼年消防の集いが10月19日(水)9時30分から、久慈市文化会館(アンバーホール)にて、
開催され、幼年消防クラブ員、婦人防火クラブ員ら約700名が参加し、火災予防を呼びかけました。
幼年消防の集いは、久慈地区幼少年婦人防火委員会(会長・高栁利春久慈地区消防本部消防長)な
どが1988年から隔年で開催しています。
今年は種市町を除く1市4町から、保育園や児童館単位で組織する幼年消防クラブ13団体が参加しま
した。
開会式では高栁会長が「マッチやライターで遊ばず地域から火災がなくなることを願う」と挨拶さ
れ、ステージでは幼年消防クラブごとにヨサコイソーランや一輪車などの交流演技が元気いっぱいに
披露され、園児たちは「私たちは絶対に火遊びはしません」などと誓いました。
引き続き、久慈ショッピングセンターで防火パレードを行い、園児が駐車車内を1周し、かわいらし
い法被姿で拍子木を鳴らして、買い物客に火の用心をアピールしました。
当日は、父兄の方々の参加も多く、防火思想の啓蒙に大いに役立ったと思われます。幼年消防クラ
ブの子供達も楽しい時間を過ごすことができました。
久喜地区消防組合管内(久喜市・鷲宮町・菖蒲町・栗橋町・宮代町)の婦人(女性)防火クラブの
各クラブ委員長32名が、平成17年12月7日(水)に埼玉県消防学校が実施する教育訓練の「民間教
育」に学生として入校いたしました。
この民間教育は、女性防火クラブ教育とされ、学校施設の見学、防災に関する講話
初期消火及び消火器の重要性、AED取扱いなどで構成され、震災時の現況や防火クラブの役割、初
期消火に対する心構えなどを修得するものであり、災害時には、被災者へ適切な指示のできる地区の
リーダーとして、今後の活動に大変役立つものであり大きな成果を収めることができました。
1日の入校ではありましたが、担当された各講師のご配慮によりまして、久々の学生気分を楽しみ
ながらの充実した教育となっており、閉校式では、消防学校長から修了証が交付されました。
各委員長は、「参加して良かった。」「良い体験ができた。」と大変喜んでおられましたのでご紹介
をさせていただきました。
開講式 荻野校長あいさつ
消防学校施設見学
初期消火・消火器の重要性
AED取扱実技
AED取扱実技
閉講式 修了証の交付:
学校長より代表伝達
丸岡町消防本部では今年で18回目となる防火大看板を、町内の神社
境内に設置しました。防火大看板は、今年の干支にちなみ土佐犬を題
材に、縦5.4m、横3.6mで畳12枚分の大きさの看板です。
この看板は、予防課員が非番や業務終了後を利用して約2週間かけ
て完成しました。今回の看板の特徴は、まわしなどを発泡スチロール
で作り立体感を出していることです。
看板の中の標語は、干支であるいぬを含んだ、「いつも忘れぬ防火
の心」で広く町民に火災予防を呼びかけています。