(福島県女性防火クラブ連絡協議会)会長 遠藤 瞳
平成17年9月25日(日)東和町において、2年に1回の防災
訓練が雨の中開催されました。第1現場と第2現場は小学校、
第3現場は住民センター、第4現場は大駐車場と山林をそれぞ
れ移動しながらの訓練でした。
午前10時、サイレン吹鳴、各家庭には防災無線で出動通報
と住民に避難の呼びかけをしました。
強風注意報発令下、県北地方一帯で激しい地震が発生、震源地は福島県沖で震源の深さは約
40km、マグニチュード6.8と推定され、東和町での震度は6強、町内でも住宅の倒壊、各地で火災が
発生したとの想定で、第1・2現場では婦人防火クラブ員は小学生、住民等の避難誘導にあたりまし
た。
第3現場では、婦人防火クラブ員40名、日赤奉仕団10名による炊き出しを開始、地域の方々、クラ
ブ員、消防団の方々より米、野菜、お肉等の差し入れがあり、お米60kgを大釜で4回炊き、2,000個
のおにぎりを作りました。漬物、からあげ、梅干し等を一人前づつタッパに入れ、住民に配付しまし
た。
また、非常食のアルファー米で作った海鮮おこわ、豚汁もたいへん好評でした。
第4現場では、オイル板を使っての消火器による消火訓練、模擬小屋を作り、防火クラブ・小学生・
老人会・地域住民によりバケツリレーをしての消火訓練を行いました。
その他に車両訓練、山林火災の消火訓練もあり、非常に貴重な体験をしました。
※この防災訓練は、1市3町の合併前でしたが、12月1日に二本松市・東和町・安達町・岩代町が合併
し、二本松市となりました。防火クラブも二本松市女性防火クラブ東和町地区となりましたので、東
和町での防災訓練はこれが最後となりました。
今後、二本松市女性防火クラブ東和町地区として、安心安全の地域づくりに頑張っていくことを誓い
合ったところです。
天草地域婦人防火クラブ会長 大橋久美
身体障害者療護施設 星光園
婦人防火クラブ隊長
大橋久美さん 昨年11月24日、山鹿市八千代座で開催されました九州・
沖縄ブロック婦人防火クラブ幹部研修会に参加させて頂きまし
た。
八千代座は天井がとても美しく、大正から昭和初期のものと
思われる数々の看板が一面に貼り付けてあり、目を奪われ思わ
ず感嘆の声をあげてしまいました。研修会は、「婦人防火クラ
ブに求められる役割」や「地域に暮らす障害者(災害弱者)の
立場から望むこと」などについて講演があり職業上興味深く聞
き入ってしまいました。
講演の中で、特に当事者として望むこととして、地域に暮ら
す障害者の実態か?という内容がありました。
いざ災害が起きたときに施設内の利用者の把握はできていても、地域に暮らす障害者になると全く
分かりません。考えさせられてしまいました。
しかし、個人情報の保護のことなどもありなかなか難しい問題だと思います。
最後に、「福岡県西方沖地震について」というテレビで何度も目にした、玄海島の様子を玄海島婦
人防火クラブの方が発表され、身につまされる思いで、殆どの方が涙されていました。
半日間の短い研修でしたが、濃い内容に満足しました。