平成18年6月5日(月)・6日(火)の2日間、ホテルルポー
ル麹町において、婦人(女性)防火クラブ住宅用火災警報
器普及啓発セミナーが行われました。
住宅用火災警報器の設置義務化に伴い、婦人(女性)防
火クラブによる普及啓発の必要性が高まっていることか
ら、(財)日本防火協会の住宅用火災警報器モニターとな
っていただいております道府県婦人防火クラブ連絡協議会
会長、副会長など約120名の方が参加されました。
(財)日本防火協会 秋本 敏文理事長
消防庁長官 板倉 敏和氏
平野 啓子氏 最初に(財)日本防火協会 秋本敏文理事長挨拶が行わ
れ、また、消防庁 板倉敏和長官よりご挨拶いただきまし
た。
続いて、元NHKアナウンサーで、当協会住宅用火災警
報器普及啓発PRビデオにもご出演いただいております平
野啓子先生の講演「語りは心の絵画~語り伝える防災の心
~」が行われ、語りや朗読を織り込んだお話に参加の皆様
より多くの拍手をいただきました。
また、消防庁予防課長 寺村映氏による講演「最近の予
防行政の動向」も参加の皆様に大変好評をいただきまし
た。
日本消防検定協会試験部試験技術課長 力久修一氏によ
り「住宅用火災警報器について」と題してのNSマーク解
説等が行われました。参考資料につきましては、こちら
(住宅用火災警報器について(PDF:460KB))をご参照下さ
い。
消防庁予防課長 寺村 映氏
日本消防検定協会 試験部試験技術課長
力久 修一氏
その後、広島県幼少年女性防火委員会女性防火部会 朝 倉会長、愛知県婦人消防クラブ連絡協議会 小林副会長、 大分県婦人防火クラブ連合会 滝川副会長による住宅用火 災警報器普及啓発体験発表が行われました。
セミナー1日目最後に、消防庁国民保護・防災部防災課
長 金谷裕弘氏より、「日本の災害と地域防災」と題し
て、ご講演いただきました。そのなかで、婦人防火クラブ
をボランティア精神にあふれた女性たちの集まり、住宅防
火が活動の原点と意義づけられ、組織率の拡充、幅広い世
代の女性の参加、消防署・消防団・学校・町内会・自主防
災組織などとの連携を促しました。
また、家庭防火から安全・安心な地域づくりの一環とし
て、防火の啓発・診断・地震安全チェック・防災訓練や、
救急救命講習の普及、教育との連携(幼年・少年消防クラ
ブなどの指導、教育)、福祉との連携(一人暮らし老人宅
への声かけ、訪問など)などの活動を婦人防火クラブに期待すると語られました。
消防庁国民保護・防災部防災課長
金谷 裕弘氏
(財)日本防火協会 馬瀬 寛常務理事
夜は参加者による意見交換会が行われました。総務省消
防庁板倉長官もかけつけ、ご挨拶を頂戴し、平野啓子先生
も同席され、各都道府県間での交流が盛大に行われまし
た。
セミナー2日目は、グループ討議が行われ、4グループ
に分かれ、「普及啓発活動をめぐる諸問題」を共通テーマに話し合われました。
続いて、火災警報器 を取り扱う4社による製品紹介、共
同購入等相談窓口とフローチャート説明が行われ、工業会
及び4社との質疑応答では活発な議論が交わされました。
最後に修了式がとりおこなわれ、婦人(女性)防火クラ
ブ住宅用火災警報器普及啓発セミナーは終了となりまし
た。