このほど総務省消防庁では、「地域と行政の連携による住
宅防火の推進」をテーマとし、住宅防火対策推進シンポジウ
ムを開催しました。本年度の幕開けとして、千葉市中央区の
千葉市文化交流プラザで県下の婦人(女性)防火クラブ員を
はじめ地域の自治会関係者など会場をうめた多くの方々が熱
心に聞き入っていました。
第1部では、東京理科大学大学院 菅原進一教授による基
調講演として、近年の火災の傾向から住宅防火の重要性と、
住宅用火災警報器の設置率向上による死者半減を目標とし
た、ご講演をいただきました。
第2部では、パネルディスカッションを通じて、住宅火災の実態と住宅用火災警報器の効果と普及
方法、最新の機器の紹介や、制度に乗じた悪徳商法の対応などについて、各パネラーによる熱い意見
交換がなされ、特に、千葉県婦人防火クラブ連絡協議会竹内久子会長による住宅用火災警報器の普及
方法としての共同購入の報告には、参加者からも高い評価を受けていました。また、会場内からも保
険料率上のメリットがあるのか、罰則を今後考えるのかなどの質問や普及方法での行政に対する要望
の発言もあり、おおいに実効あるシンポジウムとなりました。
詳しくは資料をご覧ください。(PDF)
コーディネーター | 菅原進一(東京理科大学大学院教授) |
パネラー | 梅原 直(消防庁予防課長) 宮本英機(千葉市消防局予防部長) 安藤正雄(千葉県住宅防火対策推進協議会会長・千葉大学教授) 竹内久子(千葉県婦人防火クラブ連絡協議会会長) 兵頭美代子(主婦連合会会長) 安達満夫(千葉市防火協会会長) |