石川県 金沢市婦人防火クラブ協議会
日本防火協会は、先ごろ金沢市を訪れ、金沢市婦人防火ク
ラブ協議会の大島玉子会長(写真)にお会いする機会があ
り、火災による犠牲者をなくすための、金沢市における住宅
用火災警報器の普及活動について、お伺いすることができま
した。
金沢市の婦人防火クラブとしては、昨年9月に第1回目の
役員会議を開催してから、連合町会や消防団連合会への協力
をお願いするとともに、メーカーとの価格交渉や地元銀行と
の振込み方法の協議を重ねるなどの事務的な準備を進める一
方、各町会・自治会を回り、地域の方々への「住宅用火災警報器紹介パンフレット」を配布しながら
趣旨を説明するなど、大変な手間とご苦労を重ねて、事業に取り組んで半年、実際に地域に足を運ん
だ活動のアクションは2月と3月のわずか2ヶ月の短期間で3,600セット(1セット3台)と多くの実績
を挙げることができました。多くの方々からの購入申し込みがあったのは、一つには、婦人防火クラ
ブがメーカーとの度重なる交渉によって購入価格を安く設定できたことや、代金払い込み方法をトー
タルコレクションサービスの利用ができるよう地元銀行を説得し、身近なコンビニエンスストアで入
金することができるシステムによって、購入者の代金支払いの利便性が向上したこと等が功を奏した
ものと思われます。
こうした婦人防火クラブ員一人ひとりの地道な活動の積み重ねとご苦労によって、住宅用火災警報
器が普及し、火災の早期発見、早い初期消火、早い避難につながり、一人でも多くの尊い生命が火災
から守られるものと、おおいに期待されています。
長野県 中野市少年婦人防火委員会
岳南広域消防組合消防本部
中野市婦人消防隊・自警団総合訓練が4月7日(土)9時00分より、中野市民体育館を中心に開催され
ました。
増田中野市消防団長並びに岳南広域消防本部上野消防長の挨拶に始まり、最初に「防火講話」とし
て「最近の火災発生状況」から火災の発生原因について、また、住宅用火災警報器の設置義務につい
て講話がありました。
実施訓練では、AED(自動体外式除細動器)を用いた救護訓練から始まり、煙体験訓練、消火器・屋
外消火栓を使用した初期消火訓練、最後に軽可搬ポンプ取扱基本操法が行われました。
参加された隊員は、本番さながらに真剣に取り組まれていました。
この体験訓練を通して、すべての参加者が「いざというとき」に応急救護、初期消火の行動がとれ
るよう知識を得ることができたと思われます。
島根県 雲南消防本部
雲南防火委員会(会長 小林敏雄消防長)では、5月20日
(日)「防火クラブ・自主防災組織等会長会議」を開催し、
約280人が地域の防火クラブや自主防災組織活動への理解を
深めました。
現在、管内には387の防火クラブ・自主防災組織が結成さ
れており、“私たちの地域は私たちで守る”を合言葉に消火訓
練・防火座談会・救急法等を各地域で開催し、防火の輪を広
げています。
会議に先立ち、平成19年度雲南防火委員会会長表彰とし
て、21の防火クラブを表彰し、会議では、管内での火災の現況と出火原因などや、住宅用火災警報
器の設置についての説明、防火・防災知識の普及徹底を図りました。
また、雲南市大東町の久野女性防火クラブの佐藤穂(みずほ)会長による「地域防災への取り組み
について」と題した体験発表をして頂きました。同クラブは昨年、全国消防機器協会から無償配付さ
れた住宅用火災警報器100個をクラブ員と消防団員らで一人暮らしの高齢者宅に取り付けたことが、
防火意識を高めることにつながったとして、早期の警報器設置を呼びかけられました。
最後に火災予防意識の普及を目的に、71クラブへ防火のぼり旗355本を配付しました。