北海道 根室市消防本部
(財)日本防火協会の助成事業による「婦人防火クラブ員救急講習会」の実施市町村に、根室市婦
人防火クラブ連絡協議会が選定を受け、婦人防火クラブ普通救急講習会が開催されました。
AED(自動体外式除細動器)訓練用資器材が交付されたことに伴い、根室市消防本部の救急救命
士3名を講師に、婦人防火クラブ員に対し、応急手当の重要性・心肺蘇生法(実技、AEDの使用法
など)・止血法の普通救命講習を実施しました。
講習は3回に分けて実施され、109名のクラブ員が受講しました。講習に参加したクラブ員からは
「心肺蘇生法の大切さと必要性を再認識しました。また、機会があれば受講したいと思います」「緊
張はしましたが、楽しく受講出来ました。必要な知識でも体験することによって身体に身に付くこと
が改めて分かりました」などの感想が聞かれました。
山形県 鶴岡地区消防事務組合消防本部
(財)日本防火協会から交付を受けた自動体外式除細動器(AED)トレーナー及び応急手当講習
テキスト等を活用して「婦人防火クラブ員救急講習会」が実施され、クラブ員85名が受講し、全員が
真剣に取り組んでいました。
救急講習会は出羽庄内国際 村ホールにおいて、14時より実施されました。救急テキストにより説
明がなされ、その後、人形を使っての2人1組での傷病者に対する気道確保、人工呼吸法、心臓マッ
サージに至る心肺蘇生法や止血法などを学び、講習会修了者には普通救命講習修了証が交付されまし
た。
愛媛県 大洲地区広域消防事務組合消防本部
平成16年7月、心肺停止者への救命効果が高いAED(自動体外式除細動器)が一般市民でも使用で
きるようになり、公共機関に設置が進められるなか、大洲市・内子町婦人防火クラブ連絡協議会は、
クラブ員を対象とした普通救命講習会を開催しました。
(財)日本防火協会からAEDトレーナーなどを寄贈いただき、102名のクラブ員が3日間に分かれ
て講習を行い、出席したクラブ員は、「救命は、わたしたち婦人防火クラブ員から」との決意を新た
に講習に臨みました。
普通救命講習会は、消防本部の救急救命士を講師に3時間に及びました。まず、座学で身体の仕組
みや応急処置の効果を理解した後、数人のグループに分かれ心肺蘇生法とAEDの実技へ。AEDは、
見るのが初めてのクラブ員がほとんどで、声を出しての安全確認をしながらAEDからの指示音声に
そって操作していきました。
そして締めくくりは、心肺蘇生法の習得度をみる「効果測定」。心肺停止者に遭遇したとの想定
で、発見から救急車の要請、心肺蘇生法までを一人で決められた時間内に行うもの。受講者全員が見
つめ、まるで救急現場さながらの緊迫した雰囲気のなか、名前を呼ばれたクラブ員は緊張した面持ち
で等身大の人形に向かっていました。
全員無事に合格、修了書を手渡され 、やっとクラブ員に微笑が!充実した体験に、クラブ員だれも
が命を救う大変さを知り、同時に命を救えた喜びも感じ取ったようで、「ぜひ、また受講したい」と
の感想が多く寄せられました。講習会を重ねるごとに、大切な命を救う技術の向上はもちろん、行動
を起こす勇気を持ったクラブ員が増えることを確信した講習となりました。