平成19年度全国婦人防火連合会総会が、平成20年1月31日(木)13時よりルポール麹町3階エメラルドの間にて開催されました。
最初に片山虎之助(財)日本防火協会会長が挨拶をされ、挨拶の中で「毎日様々な事件や事故が発生する今日、皆様の活動が地域安全の貢献に繋がっており、非常に感謝申し上げます。段階的に施行となっている既存住宅の住宅火災警報器義務化が目前となり、普及啓発活動も更に活発化されることと思います。また、日本防火協会会長表彰についても触れ、昨年までは婦人防火クラブの会長が対象とされていたのを今年から副会長にまで枠を広げましたと報告し、皆様の素晴らしい活動をこれからも応援して行きたいです」(要旨)と挨拶しました。
続いて平成19年度日本防火協会会長表彰が行われ、個人表彰は7名の方が、団体表彰は4団体が受賞されました。
◇個人表彰(7名)◇
和歌山県婦人防火クラブ連絡協議会 会長 前原 紗代 様
兵庫県婦人防火クラブ連絡協議会 会長 山崎 たみ子 様
鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会 副会長 吉田 ミツ江 様
鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会 副会長 長山 ミエ子 様
石川県女性防火クラブ連絡協議会 副会長 岩井 美智子 様
大阪府婦人防火クラブ連絡協議会 副会長 田中 夏美 様
大分県婦人防火クラブ連合会 副会長 矢野 エツ子 様
◇団体表彰(4団体)◇
○栃木県婦人防火クラブ連合会
○石川県女性防火クラブ連絡協議会
○大阪府婦人防火クラブ連絡協議会
○香川県婦人防火クラブ連絡協議会
表彰後、荒木慶司消防庁長官よりご挨拶をいただき、引き続き荒木消防庁長官による「婦人防火クラブへの期待」と題してご講演が行われました。講演の中で荒木消防庁長官は、「今回は婦人防火クラブへの『期待』ではなく『お願い』に変えて話をしたいとし、①火災予防(特に住宅火災警報器の設置)②地震の際の家具転倒防止③地域の中での連携強化についての講演がありました。
総会は益本常務理事の議事進行により審議に入り、梅次事務局長が平成19年度事業経過報告及び平成20年度事業計画(案)の説明があり、両議案とも承認され終了しました。
続いて、平成19年叙勲の栄に浴されました埼玉県婦人防火クラブ連絡協議会新井朋子会長よりご挨拶、また全国防火連合会39番目の連絡協議会として発足しました福岡県女性防火クラブ連絡協議会木下幸子会長から協議会発足に至る経緯や経過等を発表していただきました。
休憩を挟んで体験発表が行われ、①柏崎市消防本部予防課長小嶋様勇司様より「中越沖地震の被害報告」②石川県輪島市女性防火クラブ連合会松井弘子様より「能登半島地震について」③「住宅火災警報器共同購入について」と題して岩手県婦人消防連絡協議会千葉とき子会長、愛媛県婦人防火クラブ連絡協議会毛利恵美子会長から活動報告をしていただきました。
最後に消防応援団の一員でもあり、キャスター、語り手としてご活躍中の平野啓子さんが「語りは心の絵画」~語り伝える防災の心~と題して講演があり、大いに盛り上がって初日の予定を終了しました。
2日目は、第8回応急手当普及啓発推進会議として行われ、来賓として(財)救急振興財団鎌田重道企画調査課長よりご挨拶をいただいた後、(財)日本消防協会柴垣謙事務局長が婦人消防隊員等福祉共済制度について説明、「防災活動中の事故等により万一傷害等を受けた場合、保障制度としてありますので、皆様の加入をお願いします」との話がありました。
続いて平成19年度事業実施状況について、栃木県婦人防火クラブ連合会横野登代子会長、滋賀県女性防火クラブ連絡協議会藤原いと会長、高知県女性防火クラブ連絡協議会松山政子会長の3名より発表がありました。
休憩を挟み、体験発表として長岡京市婦人防火クラブ連合会山本洋子会長が「防災フェア2007in京都」における応急手当普及活動について、静岡県女性防火クラブ連絡協議会鈴木博子副会長が応急手当普及啓発活動~市民から市民へ~という題でそれぞれ発表後、川崎市消防局婦人消防士救急隊員前野のり子様より「救急現場から見た応急手当講習の重要性」との題で講演をいただき、2日間にわたる総会及び第8回応急手当普及啓発促進会議を無事終了しました。