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2008年2月

7.地方からの便り

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静岡県総務部防災局

静岡県幼少年女性防火委員会は、平成19月10月20日(土)焼津市文化センターにおいて、「平成19年度静岡県防火のつどい」を開催しました。
「静岡県防火のつどい」は毎年秋の火災予防運動の事前PRの一環として、県民の防火意識の高揚と幼年・少年消防クラブや女性防火クラブ等の育成を図ることを目的として、静岡県幼少年防火委員会が静岡県とともに主催を務め、(財)日本防火協会の共催を得て実施しているものです。
 今回は漁業の町で開催地となった焼津市消防防災局も主催者として加わり、活気あるPRした結果、約700名の参加者を得て盛況なものとなりました。
まず、県内の防火・防災活動に功績のあった方々に対する県防火功労賞、県知事褒章、県防災局長賞の表彰と幼年・少年消防クラブ員たちが描いた防火ポスター入選作品の表彰が行われ、18団体26名が受賞の栄に輝きました。
 次にアトラクションとして、防火の法被に身を包んだ地元焼津市と隣町である大井町内の幼年消防クラブによる「和太鼓」、「ソーラン大井川」等や焼津市消防防災局職員と焼津市・大井川町女性防火クラブ員による焼津市の踊り「みなと群舞」や「お魚天国」が披露され、楽しい雰囲気の中、「住宅用火災警報器」の設置をPRする工夫などが組み込まれ、防火防災の意識の高揚を図ることができました。
 開催地となった焼津消防防災局を始め、参加頂いた幼年消防クラブ員、女性防火クラブ員などのご協力により、盛大に「静岡県防火のつどい」が開催できました。心より感謝申し上げます。
 次回の開催地は菊川市になりますが、今回に劣らない内容を目指していきたいと考えています。 /p>


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別府市消防本部

 11月11日(日)、温泉で有名な別府市の中心部より西に位置する別府公園にて、第32回「市民と消防のつどい」が別府市消防本部・別府市消防団・別府市少年婦人防火委員会主催、財団法人日本防火協会共催の下、開催されました。
 今年で32回目を迎え、市民と消防がより一層に防火意識の高揚を図り、「災害に強い安心・安全な街づくり」を目的としています。
 当日は天候に恵まれ、ステージの部では可愛い幼稚園児の鼓笛演奏・昔若かった女性達による太鼓演奏やフラダンス、体験コーナーでは、はしご車試乗体験・チビッコレンジャー体験・放水体験などに参加してもらい、放水体験では放水の水圧を体感し、子供達も大変感動していたようです。地震体験では特に災害の恐ろしさを痛感しているようで、より熱心に体験を試み、防災意識に強い関心を示していたように思われました。
 また幼年少年消防クラブ員がオープニングセレモニー前から来場者にリーフレットや防火風船などを配布しながら「火の用心」を呼びかけました。


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広島市少年婦人防火委員会

 11月18日(日)、広島市安北小学校において自主防災会員833名が参加し、「平成19年度安佐南区防災訓練・防災フェア」が実施されました。安佐南区全域が大規模地震により壊滅的な被害を受けたという想定で、安北小学校を訓練会場に地元学区自主防災会連合会、区役所、消防署、消防団及び警察、広島県防災航空センター、医師会、学生ボランティア等が一体となり、防災訓練・防災フェアを開催することにより、地域住民の防災意識の向上と災害に強い区民づくりを目的として実施されたものです。
 第一部訓練では、地域住民を中心として避難参集訓練及び生活避難場所運営マニュアル検証訓練が行われ、午前8時「訓練地震」の発生に伴い、地域住民は非常持ち出し品を背負い近隣の一時避難場所に集まり、点呼や被害情報の収集、負傷者の応急手当などを行った後、生活避難場所である安北小学校に避難しました。安北小学校では参集した連合会役員を中心に生活避難場所運営本部を立ち上げ、建物の安全点検、情報収集・伝達、避難所の開設、炊き出し訓練などを通じて、運営マニュアルに定める運営本部の役割を検証しました。
 第二部訓練では地震災害想定訓練として、自主防災会員、学生ボランティア及び消防団員等による救出・救護訓練、消火器やバケツリレーによる消火訓練、一斉放水訓練などが行われました。また体験・展示・相談コーナーを設置し、住宅用火災警報器や防災物品・防災パネルの展示、3Dによる土石流による疑似体験や土石流模型による実験の見学、地震・煙・降雨体験及び防災相談などが行われ、広島市消防音楽隊のドリル演奏で花を添えました。
 9月から約2ヶ月半の訓練準備期間では、運営本部の役員に対して昨年12月に策定した生活避難場所運営マニュアルに基づく各班の役割を周知徹底するため、全体会議及び班別会議を5回にわたって開催するとともに具体的な訓練項目や内容を決定しました。訓練参加者について、地域世帯の3割程度の参加を依頼、地震の被災者の気持ちで非常持ち出し品などを持って参加するよう呼びかけ、参加住民に対しては、各種訓練及び体験コーナーの体験を通じて防災意識の高揚を図ることとしました。
 今回の訓練で学区内の自主防災会や区内の学生ボランティアなどが連携して一体的に訓練に取り組んだ結果、参加住民の防災意識の高揚が高められるとともに学区内の連帯感が更に高まったという意見が多数を占めました。
 わが身を災害から守るためには地域での連携や訓練・体験の必要性、更には要援護者に対する自主防災会の援助の必要性について認識が図られました。新たな課題として町内会未加入世帯への連絡体制などが挙げられました。
 今後はこのような課題に対処しながら、地域において訓練を継続していくことが申し合わされ、本訓練における所期の目的を達成することができました。


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奈良県西和消防組合消防本部

 平成19年12月8日(土)、幼年消防クラブ員である三郷町南畑幼稚園(大東恭子 園長)において開催された防火もちつき大会に参加いたしました。防火もちつき大会は、管内の幼年消防クラブ4園がそれぞれ持ち回りで毎年開催されているものです。
 今回の防火もちつき大会は、卒園生や保護者、近所の住民の参加もあり、たくさんの人が見守るなか園児たちは、揃いの法被を着て小さな杵を持ち、「年末、年始の火の用心」の願いを込めて、署員と一緒に掛け声をかけながら、ぺったん、ぺったんと懸命にもちつきを行いました。
 つきあがったもちは、その場で、焼もちやきな粉もちにしてもらい、参加された皆さんと一緒に口いっぱいにして美味しいそうに、食べていました。 園児たちにとっては、とても楽しい一日でした。
また、平成19年12月26日(水)に歳末火災予防運動の啓発行事の一環として、王寺町・斑鳩町女性防火クラブ員と合同で、管内のJR王寺駅周辺とJR法隆寺駅周辺にて「防火夜回り」を実施しました。
 これは慌しい歳末を迎え、火気への警戒心が薄れがちになる時季に、火災予防の重要性を地域住民に訴えることを目的に行ったものです。
 クラブ員は、お揃いのハッピに防火たすきのいでたちで、それぞれ「まとい」「拍子木」「防火提灯」を持って駅周辺及び住宅密集地域の住民に「火の用心」を呼びかけました。また、防火夜回りの後、JR王寺駅とJR法隆寺駅で勤め帰りの乗降客を対象に広報物品を配布し、歳末の火災予防とともに住宅用火災警報器の普及啓発にも努めました。


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加古川市消防本部

 加古川市婦人防火クラブ連合会では、12月2日(日)、当市防災センターにおいて、平成19年度「加古川市婦人防火クラブ研修大会」を開催いたしました。
 第1部では、岸本連合会長の挨拶に続き、加古川市少年婦人防火委員会会長から1年間にわたる各教室(防火、防災体験、ガス、電気、救急講習等)を終えたクラブ員に修了証の授与を行い、長年功績のあった会長に感謝状が贈呈されました。またクラブ員による体験発表を行い、家庭防火の推進、地域のリーダーとしての活躍を誓いました。
 第2部の講演会では、兵庫大学の木下幸文氏を講師に「健康いきいき生活をめざして」と題して、身体活動や運動が生活習慣病の発症に与える影響について講演いただきました。クラブ員一同は、今後もいきいきとした人生を目指すため、日頃の生活に運動や身体活動を加えて、より活動的に、より活発に過ごすことで、人間本来の身体的、精神的活動への欲求を蘇らせることができるということを認識しました。
 住宅用火災警報器展示コーナーでは、クラブ員を通じて住民に周知するため、住宅用火災警報器購入ガイドの冊子やリーフレットの配布、消防職員による警報器の作動デモ、自作のドールハウスを使っての説明会を行いました。
 本大会を契機として、クラブ員相互間の親睦を深めるとともに、より一層の防火・防災意識、健康意識の高揚が図られた有意義な大会でありました。


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雲南消防本部

 防火思想の普及啓発を目的として(財)日本防火協会が行っている「幼年消防用活動資器材助成事業」に、今年度は、仁多福祉会立三成保育所幼年消防クラブ(会長 谷尻圭子所長、クラブ員139名)が選ばれ、和太鼓が交付されました。
12月4日(火)に同保育所で行われた交付式では、雲南消防本部 山根省三 消防次長から所児の代表に太鼓のばちが手渡されました。
早速、所児は交付された太鼓で「にこにこげんき太鼓」を元気いっぱいに披露しました。
同クラブは、平成7年に結成以来、毎月、火災・地震を想定した避難訓練を実施し、その際、所児全員で「僕たち私たちは、絶対に火遊びはしません。」を唱和しています。また、雲南防火委員会が行った火災予防図画コンクールの優秀作品を防火ポスターにし、町内の事業所や高齢者宅に配付し、防火を呼びかけました。
今後、運動会や祭りなどで防火法被を着て和太鼓演奏し、広く地域住民に火災予防を呼びかけます。
また、毎年1月26日の「文化財防火デー」を前に火災想定訓練を行っています。今年は1月21日、24日、25日の3日間を使用し、管内の3消防署においてそれぞれ実施しました。
 中でも21日は、県指定有形文化財が保存してある万福寺の大日如来堂(雲南市大東町)で行い、水利条件が悪い高台の如来堂まで、消防車2台、動力噴霧消火ポンプ1台で約200mをホースで中継、消火活動と山中への延焼防止対策を確認しました。
 28日には管内にある国・県指定の文化財16ヵ所を県、各市町合同で防火指導を行いました。


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新居浜市消防本部

 師走に入り寒さが厳しくなってきた12月8日(土)、新居浜市消防本部庁舎4階の消防防災コミュニティーセンターにおいて、『第29回婦人防火のつどい』を開催しました。
 今回は、婦人防火クラブ員及び自主防災組織員を対象とした住宅火災警報器の研修、応急手当を実施しました。住警器の研修では、法改正の経緯や設置の必要性を学び、展示機器を使用して実際に見て触れてもらい住警器への理解を深めていただきました。また、応急手当では心肺蘇生法とAEDの使用手順や三角巾を使用した応急手当を実施しました。なかでも、「日本版救急蘇生ガイドライン」に基づく心臓マッサージの重要性や比率の変更(15:2→30:2)に重点をおいた研修に参加者は真剣に取り組んでいました。
 参加者からは、「今回の防火のつどいは大変良かった」、「突然、目の前で人が倒れたら、今までの自分なら戸惑って何も出来なかったが、今日の救急訓練を通じて、私にも救助の手助けが出来るんだと思いました」「心臓マッサージは体力が必要で大変ですね」などの本行事に対する感想を聞くことができました。
 今回は、参加者から自分の命だけでなく愛する家族の命を守るためにも大切なことを学ぶことが出来たという気持ちが感じられ、地域の人とともに安心で安全なまちづくりを目指す決意を新たにすることができたと思います。


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守口市門真市消防組合消防本部

 年末を迎え、12月27日夜守口市門真市消防組合幼年消防クラブ(三郷幼稚園児約40名)が、三郷幼稚園周辺を巡回して防火を呼びかけました。
 園児たちはハッピをまとい、拍子木を打ち鳴らしながら、約2kmにわたり「火の用心」と元気な声を上げて年末の巡回を行いました。
 今回で6回目の地域活動。「明るい街づくり」「自分たちの街は自分たちで守る」をスローガンに子供と親、そして地域住民と共に実施し、終了後、あったか~い"ぜんざい"が振舞われ体を温めていました。
 年が明けて、新年を飾る平成20年消防出初式を1月13日(日)午前10時30分から守口市淀川河川敷運動場にて守口市門真市消防組合・守口市消防団・門真市消防団が合同で開催しました。
3機関合同で行うのは10回目となり、河川敷に見学に集まった市民を前に、守口市門真市消防組合消防音楽隊の演奏で消防職員・団員の式典を行い、今回初めて参加した幼年消防クラブの金田幼稚園と大阪ひがし幼稚園の園児たちも寒さをこらえて、分列行進と防火の誓いを行いました。
 恒例となった3機関合同の一斉放水も披露、見学の市民から盛んな拍手が送られました。
 昭和24年、奈良県・法隆寺の金堂壁画が焼失した1月26日を「文化財防火デー」として、全国一斉に文化財の防火啓発活動が実施されました。
 文化財は焼失すれば再生不可能であることから、防火デーに先がけ守口署では25日「産須那神社」にて、門真署では23日「三ツ島神社」にて実践さながらの消防訓練を実施しました。
 寺社関係者は、火災の発見・通報、初期消火訓練などに一生懸命に取り組んでいました。


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