表彰を受ける林会長 自治体消防制度60周年記念式典が、総務省消防庁主催、(財)日本消防協会、全国消防長会、(財)日本防火協会の3団体が共催して、3月7日(金)午前10時30分から日本武道館にて挙行されました。
昭和23年3月7日に消防組織法が施行され、市町村消防の原則に基づく今日の自治体消防制度が確立して以来、平成20年3月には60周年を迎え、これを記念して、消防の発展を回顧するとともに、国民の安心・安全な生活を確保するという消防に課せられた使命の重要性を再認識し、更なる消防防災体制の充実強化を期するために開催されました。
天皇皇后両陛下にご臨席を賜り、消防職員・消防団員・婦人防火クラブ員など約8,500人が参列して厳かに式典が行われました。
演技を披露する第一ひかり幼稚園の園児 天皇皇后両陛下より消防職団員に対する労いのおことばを賜り、続いて福田内閣総理大臣よりご祝辞が述べられた後、河野衆議院議長、江田参議院議長、島田最高裁判所長官、地方公共団体を代表して全国市長会会長 佐竹敬久氏(=秋田市長)が、それぞれのお立場からご祝辞を述べられました。
続いて、消防功労者に対し内閣総理大臣表彰、総務大臣表彰、消防庁長官表彰、日本消防協会会長表彰、日本防火協会会長表彰及び全国消防長会会長表彰が行われました。(詳細別掲)
式典の最後に幼年消防クラブの特別演技として、神奈川県川崎市の第一ひかり幼稚園(松本壮次園長)の園児65名が火焔太鼓を演奏しました。
火焔太鼓とは炎をイメージした曲で、静かに燃え出した小火が大きな炎となり、消えかかった炎がまた燃え出す様子を振りやリズムで表し、自治体消防制度60周年を記念して、新たに燃え上がる炎を消火隊が火消しに扮して消火する様子を太鼓で表現しました。
少し緊張した面持ちの園児たちは、ステージ上で力いっぱいの演奏を披露し、その可愛らしい姿に両陛下も盛んに拍手を送っておられました。
両陛下ご退席の後、消防音楽隊の演奏とカラーガーズ隊の演技で自治体消防制度60周年記念式典を終了しました。