十和田地区幼少年婦人防火委員会
十和田地区幼少年婦人防火委員会は、1月18日(金)午前10時から富士屋グランドホールにて日本防火協会が共催となり、十和田地区婦人防火クラブリーダー研修会を開催しました。
当日は消防・防災関係者192名が参加し、挨拶終了後、防火思想と普及活動に尽力されたクラブ及び指導者の表彰を行い、優良幼年消防クラブ3団体、優良婦人防火クラブ4団体、婦人防火クラブ優良指導者8名が表彰されました。次に住宅火災による死傷者の減少を目標として、平成15年度から実施している住宅用火災警報器配布を、今年度は十和田地区婦人防火クラブ連絡協議会の3支部に28個配布、実際にモニターとして試用してもらい普及活動の手助けにしていただいております。また防炎製品を含めた住宅用防災機器等の展示も行い、クラブ員へ周知しました。近年、報道されている地震にも対応するよう、地震等の災害時における協力体制及びボランティアについての報告をしました。
最後に、青森県立中央病院臨床検査部技師長 中村 敏彦氏を講師に「私たちのまわりにいる細菌について」と題して講演して頂きました。
研修会に参加した皆さんから、「初めて参加しましたが、住宅用火災警報器を早く設置しなければならないと思いました」とか、「地震等の災害時による話でも、自分たちの地域では考えられない状況が起こることを知り、ボランティア活動の必要性を感じました」とか、「ほかの婦人防火クラブの方と交流ができ、情報交換ができて良かった」などの声があり、研修会は無事終了しました。
鎌ヶ谷市鎌ヶ谷橋婦人防火クラブ
若槻 恵子
はじめに、千葉県婦人防火クラブ連絡協議会 会長 竹内 久子氏より住宅用火災警報器と防炎製品についての講義、解説がありました。
配布された資料と丁寧で分かりやすい竹内会長のお話により火災警報器設置の必要性、その大切さ、更に安心・安全について再認識しました。住宅用火災警報器の設置義務については、新聞やテレビで報道されてから久しいのですが、実際どのようなルートで購入し設置すべきか分からない人もたくさんいると聞きます。消防、行政、婦人防火、地域、自治会が連携して必要性を大いにPRすることも重要であると思います。
お蔭さまで、私たちの自治会ではいち早く婦人防火クラブで共同購入を実施し、まとめて購入することができました。高齢者や障害者の方への福祉サービスもでき、喜んでもらえたこともとても意義あることでした。
また、防炎製品については昨年の研修会のときに、防炎製品と非防炎製品の燃焼比較実験(パジャマ、割烹着など)があり、防炎製品の偉大な効果に感心しました。今回は防炎製品の展示とリーフレットの配布、普及についての説明があり、毎日の生活の中で常に火災の危険をチェックし、防災対策をいつも頭と心の中におくことがより大切であることを痛感しました。「消さないで あなたの心の注意の火」は我が家のスローガンとして掲げています。
講演では、災害文化研究会の山下亨氏から「トイレって大事!大震災の教訓」と題してプロジェクターを使って、「災害発生時のトイレ権をどのように保障するか」などを課題とし、トイレ問題の大切さをお話頂きました。トイレの問題はとても身近で大切なことなのに、私たちはまだまだ不勉強、未知な面がたくさんあることを感じ、山下氏のガイドブックを熟読し、少しでも知識を広げていきたいと思います。
今回の研修会では「私たちの命、財産を守るには?」という課題について、ひとり一人が常に真剣に取り組んでいかねばならないと思いました。この研修会に参加したことは、私にとって大きな収穫そして財産となりました。