HOME  > 防火ネットニュース3月号  > 6.婦人防火クラブ連絡協議会 会長だより~愛知県 永坂会長

2008年3月

6.婦人防火クラブ連絡協議会 会長だより~愛知県 永坂会長

目次 次頁次頁

愛知県婦人防火クラブ連絡協議会会長
永坂 幸子

 愛知県婦人消防クラブ連絡協議会は、構成員26市町、497クラブ、4万8,985人で活動をしている。
 私共クラブ員は防火防災に力をいれ、絶対火事を出さないと常日頃「備えあれば憂いなし」を合言葉に県内外研修を取り入れ活動を展開している。
 県内では、各市町の活動、各種関係団体18団体と連携を図り、県外では、中部、北陸幹部研修を通して、団体相互の交流に加え活動事例発表や講演などを行い、「他県の活動内容を知ろう、良い所を自分のクラブに取り入れよう」と努力をしている。
 愛知県は、東海地震、東南海地震が何時起きてもおかしくない状況下にあり、大規模災害の発生を危惧するものである。
 最近発生した中越・新潟地震の被災地を目のあたりに見て、その被害に驚いている。愛知県としても何時来るかもしれない地震被害を最小限に食い止めるために、今、私共が一生懸命に取り組んでいる地震対策として「自分の身は自分で守る」を念頭に家具の転倒防止の呼びかけ、防火に対しては、住宅用火災警報器設置普及について強く会員・県民の方々に知って頂くために、クラブ員が共同購入を始め、それぞれ工夫をして声掛けなど啓発活動に努めている。
 県内の私の住む碧南市では、毎年開講する防災講座に、300名を越える参加者があり、この機会を利用して啓発している。
 講座の概要は、非常炊き出し、防災体験(地震、台風、救助袋、防災資器材、備蓄、トイレなど)、消火訓練、普通救命(応急手当、人工呼吸、心臓マッサージなど)、AEDの使用法、止血法(三角巾の使用法)、防火宣伝(毎月19日)などである。
 おわりに、私も防火クラブに所属して30年余りになりますが、今後も地域の防火防災にしっかり根を張って頑張りたいと思っている。

 ※こちらは東京法令出版㈱発行の消防庁機関誌「消防防災」2008冬季号(23号)に掲載されました。


このページの上に戻る
目次