三重県 名張市消防本部
体験入校をしたクラブ員 管内の小学校4年生~6年生の少年少女で組織する名張市少年消防クラブが、7月28日、三重県消防学校で一日体験入校を実施しました。
消防車の体験乗車、救助訓練、煙の中からの避難訓練などを通じて、消防に関する知識を深め、集団の中での規律や節度を身に付けることを目的として毎年夏休み期間中に実施している恒例の行事です。
普段は出していないような大きな声で挨拶をして、きびきびと訓練を進め、歯を食いしばり一生懸命に取り組むクラブ員達の姿が印象的でした。閉校式を迎えた時には背筋を伸ばしたクラブ員達が何だか凛々しく感じられました。帰りのバスの中では「消防車に乗れてよかった。また来年も参加したい」「違う学校の友達ができた」など、たくさんのうれしい声を聞くことができ、来年は1泊2日の合宿訓練にしようと事務局一同意気込んでおります。
富山市幼少年女性防火委員会
7月29日(火)、今年は全国的に記録的な暑さが続いていますが、夏休みに入りそんな暑さにも負けず、元気いっぱいの小学生が「少年消防クラブのつどい」に参加するため富山消防署に集まりました。
この「防火のつどい」は、楽しく火災予防について学ぶとともに、他のクラブ員と交流してもらう事を目的に行っているものです。子どもたちは様々な体験ができると毎年開催されるのを楽しみにしています。
「あれは何かな?」とはしご車、救急車、館内のあちらこちらを見渡し、興味津々の子どもたち。
はしご車試乗体験
ヘルメットと防火衣を着用して放水体験
放水体験、起震車試乗、はしご車試乗など様々な体験・見学の時間を設けていて、はしご車試乗では「高い、遠くまで見える」と自分たちの学校を探している子どももいました。実際にヘルメットをかぶり、防火衣を着用しての放水体験は、ホースから出る水の勢いを手に感じ、的に描かれた炎を消そうと真剣な様子でした。見事うまく的に当てた時には「やったー、やったー」と喜びの声をあげて、無邪気に笑う姿が見られました。
ロープ渡りでは、ヘルメットをかぶりロープにぶら下がり、署員の補助を受けながら、約10m先のゴールを目指しました。体験をした子どもたちは、やっとのことで渡り終えひと安心していました。
オレンジ色の服を着た救助隊による救助演技を見学し、今回のいろいろな体験を通じて「消防士の仕事の大変さがよくわかった」、「日頃から災害に備えておくことがとても大事だと思った」、「煙の怖さがよく解った」、「音楽隊の演奏がかっこよかった」などたくさんの思いを心の中に持ったようです。
今回学んだことを「防火のつどい」に参加していない友達や家族に伝え、防火活動に役立てて欲しいと思います。
救助演技を見学するクラブ員たち
起震車をバックに記念撮影
愛知県少年婦人防火委員会
少年消防クラブ員に消防への関心と知識を深めてもらうとともに、クラブ員相互の親睦を図ることを目的に昭和45年度から実施している「県消防学校一日入校」を今年も7月29日(火)~7月31日(木)の3日間、小学校5・6年生や中学生の少年消防クラブ員ら1,687名が参加して実施しました。
従来の地震体験、放水体験や規律体験などに加え、今年は新たに着衣着火した自分が転げ回りながら消火するコロコロ大作戦や就寝時に火災で住宅用火災警報器が鳴動したらどう避難するかの脱出大作戦を初任科生による寸劇や体験を通して「自分ひとりで対処できる」ことをクラブ員に学んでもらいました。
また、県内少年消防クラブ同士の交流を深める良い機会となりました。
コロコロ大作戦
脱出大作戦
地震体験
放水体験
愛知県 豊田市消防本部
地上から7メートルのロープ訓練 今年度は、8月7日(木)天候に恵まれ猛暑の中での開催となりました。
始めに辞令交付式を行い、予防課長から代表クラブ員に辞令が交付され、一日消防署員が始まりました。
クラブ員は4班に分かれて、地上から7メートルの高さで長さ20メートルを渡る「ロープ訓練」、消防士が着る防火衣を実際に着て、消防車からホースを延ばし放水する「防火衣着装・放水訓練」、敬礼など消防職員の動きの基礎である「規律訓練」、防災学習センターにて「地震・煙・暴風体験」の4つブースを順番に体験しました。
予防課長挨拶 最後に修了証交付式を行い、規律訓練で学んだことを活かし、クラブ員が指揮者を務め、予防課長から代表クラブ員が修了証を受け取りました。
地元ケーブルテレビのインタビューに対し、3人のクラブ員は「普段できない体験ができ、将来のためにいい勉強になりました」、「煙道体験が怖かったので家でもそうならないように今日学んだことを活かしたいです」、「地震体験など思ったよりもこわかったので、これからも気をつけたいです」と各々感想を述べていました。
防火衣着装・放水訓練
消防職員の基礎と言われる規律訓練
埼玉県 入間市消防本部
入間市消防少年団は、平成20年8月22日に航空自衛隊入間基地の施設見学を実施しました。夏休みも終盤となり宿題に追われる中、今回の研修には43名の団員が参加しました。
普段身近に感じている自衛隊も、基地内の見学となると団員達も興味津々で、自衛隊員の説明に懸命に耳を傾けていました。特に入間基地消防小隊の車両見学では航空救難用消防車(MB-3)について自衛隊員を質問攻めにしていました。
今回の研修で学んだ自衛隊員の規律や協調性を、今後の活動や私生活にも生かしてもらいたいと思います。
航空救難用消防車の説明
ヘリの前で記念撮影
また、平成20年9月1日、入間市立高倉小学校に通っている入間市消防少年団の団員5名は、同小学校で行われた避難訓練後に全校生徒が見守る中、水消火器・屋内消火栓操法を披露しました。団員5名はこの日のために夏休みを返上して訓練に励み、その成果を発揮しました。団員達の顔は誇らしげで地域リーダーとしての自覚を再認識し、全校児童の防災意識の向上に貢献しました。
水消火器訓練
放水訓練