長崎県 相川防災危機管理監による挨拶 平成22年11月8日(月)~9日(火)の2日間、長崎県長崎市内のホテルほか長崎市内の施設において九州・沖縄ブロック婦人(女性)防火クラブ幹部地域研修会を開催しました。
今回の研修会は、九州沖縄ブロックの各県婦人(女性)防火クラブ幹部及び長崎県内の婦人防火クラブ員が一堂に会し、活動内容の情報交換と相互の交流を深めることを目的とし、約80人が参加しました。
まず、1日目の研修会では長崎県の相川防災危機管理監による開会の挨拶、長崎県婦人防火クラブ連絡協議会 松本会長による主催者挨拶の後、(財)日本防火協会益本常務理事と来賓の長崎市菅原消防局長からそれぞれご挨拶をいただきました。
小野山震災対策専門官による講演 次に、総務省消防庁国民保護・防災部防災課小野山震災対策専門官より「婦人(女性)防火クラブへの期待」と題してご講演をいただきました。小野山震災対策専門官は兵庫県で阪神・淡路大震災を経験されており実体験に基づく話を伺い、参加者は地域防災における婦人(女性)防火クラブの果たす役割の重要性について再認識した様子でした。
その後、長崎弁護士会所属の福崎博孝弁護士をお招きし、「被災者支援について」と題するご講演をいただきました。福崎弁護士は島原市の出身で、平成3年の雲仙普賢岳噴火災害時に個人補償の法制度が存在しておらず、被災者救済のため制度確立に奔走した経験を分かりやすく語られ、「被災者救済にはマスコミと協力し合う事が大切」と結ばれました。
研修会の最後は、九州・沖縄各県の参加クラブ員による活動報告発表が行われ、それぞれの活発な活動報告は各クラブの今後の運営に大きな参考となり、最後は、来年度の開催予定県である鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会の林会長の挨拶で締めくくりました。
研修終了後の意見交換会では、三味線に合わせて長崎市婦人防火クラブ員が民謡を披露するなど、大いににぎわい、全員で「ぶらぶら節」を合唱しました。
吉田副会長による長崎県活動報告
意見交換会で全員で「ぶらぶら節」を合唱
研修二日目は、昭和57年の長崎大水害により破損した長崎市中島川改修の状況を視察しました。特に、今後同じような災禍を避けるため整備された「分水路」(河川はんらん時のバイパス水路)の説明には、参加者全員、興味深く聞き入っていました。その他長崎造船所史料館、長崎歴史文化博物館を視察し、長崎の歴史、文化を学びました。
昼食後、長崎駅での解散となりましたが、来年、鹿児島での再会を約束し、2日間にわたる研修会を終了しました。