富山県では、毎年、秋季全国火災予防運動の期間中に、県内の小学生を対象として、火災予防に関する研究、体験等についての発表大会を開催し、防災思想の普及・啓発と少年消防クラブの発展向上を図り、火災のない安全で住みやすい地域づくり・郷土づくりを推進しています。
今年は、11月12日(土)に富山県教育文化会館(富山市舟橋北町)で開催され、県内の各地域を代表して17校107名の小学生が、研究成果について元気よく発表を行いました。
今回の大会で、特選及び北日本新聞社賞を受賞した射水市立新湊小学校は「無関心に火をつけろ~僕たちの防火活動あの手この手~」と題して、高齢者一人暮らし世帯への防火チェックシートの配布、保育園などで火遊びをしないように紙芝居を用いた呼びかけの実施、住宅用火災警報器の取り付けについて市長へ協力依頼したことなどの取組みと、過去に起きた大火の歴史などを明るくテンポよく方言を交えて発表したことが評価されました。
特選 射水市立新湊小学校
金賞 高岡市立千鳥丘小学校
また、金賞を受賞した高岡市立千鳥丘小学校は、住宅用火災警報器を広めようということで、製造元への問い合わせや、消防署にインタビューを行い、その内容を防火新聞として地域の各家庭に配布した結果、活動前は61.5%であった設置率が20ポイント近く上昇し81.2%になりました。このように、研究結果を地域にフィードバックし活用するという点が評価されました。
なお、今大会で入賞した学校は以下のとおりです。
特選及び北日本新聞社賞 射水市立新湊小学校6年
金賞 高岡市立千鳥丘小学校5年
銀賞 高岡市立戸出西部小学校5年
銀賞 射水市立下村小学校5年
銅賞 黒部市立若栗小学校4年
銅賞 南砺市立福光中部小学校5年
銀賞 高岡市立戸出西部小学校
銀賞 射水市立下村小学校
幼年消防クラブ育成事業の一環として、平成23年11月10日(木)、和知ふれあいセンターにおいて、「幼年消防南丹船井地区大会」を京都中部幼年婦人防火委員会、(財)日本防火協会、京都中部広域消防組合の共催で開催しました。
同大会は、幼年消防クラブ員相互の交流を図るとともに、楽しみながら防火に対する意識を芽生えさせ、子供たちを通じて家庭や地域に防火の輪を広げ、「火事のない明るいまちづくり」の推進に寄与することを目的としています。
式典では、来賓や防火委員の方々に見守られながら、クラブ員360名が、「僕たち私たちは、絶対に火遊びはしません」と、会場全体に響く元気一杯の声で防火の誓いをし、記念合唱を行いました。
アトラクションでは、クッキーズによる防火の内容が盛り込まれたミュージカル「うそつきのひつじかい」を観覧し、楽しみながら火遊びの恐ろしさを認識させることができました。
「絶対に火遊びはしません」
アトラクション「うそつきのひつじかい」
入間市幼年消防クラブ連合会
入間市幼年消防クラブ連合会(市立金子第二保育所・高塩会長)では、11月10日(木)に、三井アウトレットパーク入間において、第24回火の用心まつりを開催しました。
来賓に入間市長、入間市消防長、入間市消防団副団長を迎え、連合会会長の挨拶のあと、クラブ員から市長、消防長へ手作りの花束を手渡し、全員で「火遊びはぜったいにしません」と大きな声で約束をして、火の用心まつりが始まりました。
続いて行われたオープニング演技では、黒須保育所幼年消防クラブ員が曲に合わせて元気いっぱいのパフォーマンス。消防職員による訓練展示では、クラブ員の「火事だー!」の掛け声で消防隊が出動。消防車からの放水や、救助隊が三連梯子に万国旗をつけて全伸梯するとクラブ員から大きな歓声があがりました。
幼年消防クラブ員で記念撮影
幼年消防クラブ員によるパフォーマンス
そして、地震体験で「なまず号」に乗り、震度7の大きな揺れを体験し地震の怖さを学び、煙体験のコーナーでは、ハンカチで口と鼻を押さえて、煙道を通り抜け煙の怖さを学びました。さらに、消防職員や入間市女性防火クラブ員の声援をもらいながら救助工作車と綱引きの勝負、防火衣を着た隊員や消防戦隊ファイヤーレンジャーと記念写真など、職員とのふれあいを楽しみました。
各種の体験をした後「火の用心のうた」を全員で歌いながら三井アウトレットパーク入間内を防火パレードし、お客さんたちに火災予防の呼びかけを行い、多くの体験をとおしてたくさんの思い出を持ち帰りました。
煙体験のコーナー
救助工作車と綱引きの勝負
約200人の園児が参加 八尾市幼年少年防火委員会(八尾市消防本部 消防長 大辻良知)では、11月12日(土)秋の火災予防運動の行事として、八尾市幼年消防クラブの、千塚保育園、あけぼの保育園、みよし保育園、あひる保育園の4園から約200人の園児が参加し、第26回八尾市幼年消防クラブ防火フェスティバルが八尾市立総合体育館「ウイング」で盛大に開催されました。
各クラブの代表の園児8名が田中八尾市長に対して「火遊びはしません」と防火の誓いを宣言した後、各園の演技が始まりました。
かわいいコスチュームに身を包んだ園児たちは、日頃からの練習の成果を充分に発揮し、小太鼓・大太鼓などを操りながら見事なドリル演奏を披露しました。この演技には会場から盛大な拍手が贈られました。
市内の小中学校から12,383点の応募があった 延岡市幼少年婦人防火委員会では、(財)日本防火協会との共催により、少年少女期、幼児期からの防火意識の高揚に役立て、将来における予防的効果に期待することを目的とした「第52回BFC防火作品展・ちびっこ防火作品展」を平成23年11月26日(土)・27日(日)に延岡総合文化センターにおいて開催しました。
この作品展には、BFC加盟校である延岡市内の小中学校及び特別支援学校(合計53校)に防火作品の募集を行ったところ50校から多数の応募がありました。ポスター、書写、詩、作文及び標語合わせて12,383点の応募があり、校内審査を経てそのうちの1,572点が消防本部に出品され、ポスター395点、書写643点、作文82点、詩54点、標語398点をBFCの役員である5校の校長先生が審査し、また、幼年消防クラブ加盟園からも439点の絵画の出品があり、延岡総合文化センターに展示したところです。
ポスター等の特選作品を掲示 この作品展には、約1,600名の観覧者があり、「上手な作品を見て感心しました。毎年、防火について考えるよい機会となります。」「作品を描いている時の子供たちの生き生きとした表情が目に浮かびます。防災への意識も高まることでしょう。」等大変好評でした。
また、地元の新聞等でも報道され、防火PRを行うとともに、特選作品のうち、標語特選上席3点を各300枚、特選ポスター1点を900枚印刷して、春季火災予防運動週間前に市内各事業所に配布し、クラブ員や市民に対して防火啓発を行う予定になっています。
秋の全国火災予防運動期間中の行事の一環として、「第26回ちびっこ消防士防火運動会」を実施しました。
この運動会の目的は、臼杵市少年婦人防火委員会に所属する幼年消防クラブ員が、運動会のゲームや遊びを通じて知識の向上を図る事と、クラブ員及び指導者が相互の親睦を図ると共に、市民の防火意識の高揚にあります。
今年は雨天による延期もあり参加園が若干減りましたが、ちびっこ消防士防火運動会は幼稚園・保育園の年間行事として定着しており、地元のケーブルテレビや新聞等にも紹介され、市民への防火広報にもなっています。
消火器みこし
煙体験ハウス
運動会は幼年消防クラブ員代表の元気のよい「防火の誓い」で始まり、消火器みこしや消防車みこしを使用するリレーの他、煙体験ハウス、放水体験、救助工作車との綱引きなどが行われ、クラブ員の「初めて見た、触った」「楽しい」といった歓声があり、運営側にとっても目的に添う嬉しい運動会となりました。
放水体験
救助工作車との綱引
八女地区防災協会(会長 松尾久男)では、平成23年12月3日(土)、八女市総合体育館において、第15回八女地区防火防災少年剣道大会を開催した。
この大会は、剣道を通じて青少年の健全育成を図ると共に、広く地域住民に防火防災意識の普及・向上を目的として毎年開催している大会である。
今大会には、管内より小学生37チームが参加、日頃の練習で培った成果を十分に発揮し、寒さを吹き飛ばすような手に汗握る熱戦を繰り広げた。
平成23年12月8日(木)に若狭町“パレア若狭”の音楽ホールにおいて、町内4保育所から園児約300人の参加のもと「防火サンタフェスティバル」を開催しました。
ファイヤーレンジャーと
「火遊びは絶対にしません。」 消防職員が企画、構成した防火寸劇「怪人メラメーラ出現!」では、子供たちが大人に内緒で焚き火を始めます。その場を離れた所へ怪人メラメーラが出現。「俺は大きな火が大好き!もっと大きな火にしてやろう!」と呪文をかけ始めます。
そこへ正義の味方ファイヤーレンジャー3人が登場。
会場の園児たちは、ファイヤーレンジャーが負けそうになると口々に大きな声援を送ってくれました。
声援を受けたファイヤーレンジャーは、見事に怪人メラメーラをこらしめ、最後に園児たちとお約束しました。
「火遊びは絶対にしません。」会場に割れんばかりの声が響き渡りました。
消防ファッションショーでは、制服や活動服を着用した消防士が登場し、消防の仕事を紹介していきました。そして、防火衣と空気呼吸器の着装では、「がんばれー」と応援をしてくれました。
最後は、若狭消防音楽隊のミニコンサート。アニメソングや童謡を演奏すると園児たちはいっしょに歌ってくれました。
また演奏楽器の紹介を織り交ぜ演奏を続けていると、突然、鈴の音が聞こえ始めます。後ろを振り向くと防火サンタが袋を担いで入場してきます。
「メリークリスマス!」防火サンタはクリスマスプレゼントを園児に手渡し、会場はクリスマスソングで包まれます。
プレゼントをもらった園児達は、お礼に「ぼうかのちかい」を防火サンタに誓いました。
楽しいひと時を園児たちと過ごすことができました。この行事を通して消防の仕事や火災の恐さを伝えたことで、各家庭での防火に対する話題の提供になること、また幼年期からの防火思想普及に効果が得られればと考えています。
防火サンタがクリスマスプレゼントを園児に手渡し
防火サンタと「ぼうかのちかい」