秋本敏文会長 新年明けましておめでとうございます。
「防火ネットニュース」「メールマガジン」を日頃からご愛読頂き有り難うございます。
昨年は、11月25日、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、東京ドームにおいて消防団120年・自治体消防65周年記念大会が開催されました。
大会には、全国から婦人(女性)防火クラブ員をはじめ幼年消防クラブ、少年消防クラブなど合わせて3万7、000人もの多数の消防関係の皆さんが参加され、消防演技、鼓笛演奏などを披露され、大会は一段と盛り上がりました。
参加された皆さんのご熱意とご協力に対し深く敬意を表します。
また、昨年の臨時国会では、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が成立しました。この法律は、消防団を中核とする地域の防災力の強化が重要であることを明確にし、そのための具体的な施策を定めるものであり、画期的な意味を持つものだと思います。これを踏まえ、地域における防火防災活動の担い手として今後ますます期待されている婦人(女性)防火クラブ、自主防災組織等の活動の一層の推進を図りたいと考えております。
少年消防クラブにつきましては、一昨年、少年消防クラブ交流会を岩手県で、昨年は徳島県で開催して大きな成果をおさめましたが、本年は、全国規模の開催を予定しております。
当協会では、防火・防災管理者の資格講習を全国的に行っておりますが、昨年10月に事業開始から満10年の節目を迎え、累計で開催回数3,300回、修了者数も延べ35万人を数えております。また,近年は、開催地、開催回数、受講者数が年々増加し、昨年は、年間開催日数600回、修了者数6万人を超えるまでに至りました。今年もこれらの講習を受ける機会を広く提供して防火・防災管理者の育成に努め、防火・防災管理者制度の円滑な運用による災害の未然防止に寄与してまいりたいと思います。
本年も、これらの事業を積極的に展開して、地域の安心安全が一層確かなものになりますよう努力してまいります。引き続きご支援ご協力を頂きますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。