ブルーシートを約10mの津波に見立て 泉州南消防組合泉佐野消防署(署長 戎谷 始)では、今年、8月に実施した『未来を紡ぐ子どもの絆2014』で、東日本大震災の被災地訪問(宮城県石巻市)で学んだことを実践するため、泉佐野市の防災の実状をクラブ員が歩いて学ぶ『防災ウォーキング』を平成26年11月29日(土)に実施しました。
この防災ウォーキングでは、消防本部の駐車場において、ブルーシートを約10mの津波に見立て、その大きさを体験したのち、りんくうタウン周辺の津波避難ビルや泉佐野漁港周辺に設けられた防潮堤を確認したのち、一時避難地や避難所(建物)に指定された市内小学校、そして広域避難地に指定されている末広公園などを確認しました。
また、徒歩にて移動中には、鉄道の高架橋下や住宅が密集している地域の路地な
避難場所を確認どが、大きな地震が発生した場合に避難路として有効であるか、津波やゲリラ豪雨などの場合に、国道下に設けられたアンダーパスなどが冠水し、使用できない場合がないかなど、どのようにすれば、避難場所まで安全に到着できるかを話し合いながら実施しました。
クラブ員からは、「自分たちの住む町でも、知らないことがたくさんあり、今まで何気なく通っていた登下校の道が、震災時、どのようになるかが想像できました。また、学校や近くの大きな建物が防災施設になることをはじめて知り、これからは、少し違った目線で自分たちの町を見なおすことができるようになりました。」と語っていました。
少年消防クラブ大会は、館林地区消防組合管内23の小学校を対象として、昭和59年から開始され、今回で63回目となります。又、明和町立明和西小学校においては、 昭和63年に第1回大会、平成10年に第2回大会が実施され、今回が3回目の大会となり、平成26年12月5日(金)に開催しました。
少年消防クラブ大会の内容は、クラブ役員(児童会代表)が司会をし、全校児童による防火の誓いに始まり、消防音楽隊の演奏をはじめ消防車両(ポンプ車、救急車、梯子車)の見学、天ぷら油火災実験の見学、5、6年生が参加した各種火災を想定した初期消火訓練(消火器、三角バケツ、バケツリレーによる消火訓練)並びに、1年生から4年生が参加した煙体験など火災体験学習を目的とした大会が実施されました。
防火の誓い
はしご車体験
当日は上州名物の冷たいからっ風が吹く中、寒さに負けず全員が目を輝かせながら訓練に取り組んでいました。最後に夏休みの宿題として提出してもらった、防火ポスターの表彰式を行いました。
この少年消防クラブ大会を通して、全校児童が火の怖さを理解し、防火に対する意識が高まったものと確信いたします。
バケツリレーによる消火訓練
防火ポスター表彰式
入間市消防少年団は、平成26年12月13日(土)に埼玉西部消防組合入間消防署において、入間市長、教育委員長を来賓に迎え、少年団員の保護者及び消防団員の協力のもと毎年恒例の防火祈願餅つき大会を実施しました。
参加団員44名は、交代で杵を持ち、年末年始の防火の願いを込めて「よいしょ、よいしょ」と声をかけながら、一生懸命餅つきを行いました。つきたてのお餅は、からみ餅・あんこ餅・きなこ餅・ごま餅の4種類の味でいただき、自分達でついたお餅の味は格別な美味しさだったようです。
今年一年、入間市消防少年団員は、火災予防イベントに参加し防火PRを行うなど、様々な活動を行ってきました。新しい年は、団員達の防火への願いが通じ、火災の少ない穏やかな年となることを期待しています。
「よいしょ、よいしょ!」
お餅を食べて笑顔