幼年消防クラブ員、少年消防クラブ員、女性防火クラブ員及び地域住民が一堂に集い、防火の意識・知識を高め、地域住民との連帯感を深め、さらには無火災運動の推進と防火思想の普及を図ることを目的に、第15回「井原地区 防火の集い」を平成26年12月7日(日)に開催しました。
屋内では消防写生大会優秀作品受賞者の表彰式が厳粛な中にも和やかな雰囲気で行われました。51名の優秀写生作品の受賞者が表彰され、一緒に表彰式に臨まれた家族も顔をほころばせていました。
その後、屋外の消防庁舎構内で女性防火クラブ員による「非常食の試食コーナー」が設けられ、来場者に非常食である五目ご飯、すいとん汁などを試食してもらいました。試食した人は「おもっていたよりおいしいなあ。」と言って感心していましたが、女性防火クラブ員は「五目ご飯は長期保存できますから、非常用持ち出し袋の中に入れといてくださいね。」と声をかけていました。
消防写生大会優秀作品表彰式
非常食試食コーナー
この他、「地震体験」、「消火体験」、「避難体験」、「簡易担架作成」など各体験を設け、火災、地震等の災害に対しての備えはもちろんのこと、体験者からは「今回の体験をいざという時に役立てたい。」といった声が上がっていました。
最後に、女性防火クラブ員と少年消防クラブ員による防火宣言が声高らかに唱和、宣言され、来場者全員が防火、防災の決意を新たにしました。
救助体験
地震体験
パネルディスカッション 平成27年1月11日(日)防災ワンデー「釧路防災講演会2015」をアクア・ベール3階末広の間で13時から15時の2時間で開催いたしました。
この講演会は釧路市消防本部予防課が事務局となり、釧路市連合町内会、釧路市連合防災推進協議会、釧路市家庭防災推進員連絡協議会、NHK釧路放送局、釧路地方気象台、日本建築学会北海道支部が主催となり、平成5年に発生した釧路沖地震の恐ろしさや被害などを風化させないことと併せて、防災意識や行動力の向上を図ることを目的としており、今回の講演会は「厳冬期の避難を考える」という副題を掲げ、講演と関係者からの意見などを取り入れたパネルディスカッションを主体とした講演会となりました。
講演会では、国土交通省国土技術政策総合研究所都市防災研究室の竹谷修一室長から「冬期の防災まちづくりを考える」というテーマで、「日本における災害、雪国での課題、共助能力を向上させる国総研の取り組み、共助能力を向上させる様々な取り組み、冬の避難に向けて」のタイトルで、北海道で考えられる災害や地域性から考えられる共助体制の必要性などに関する講演をしていただきました。
引き続き行われたパネルディスカッションでは釧路工業高等専門学校建築学科の草苅敏夫教授がコーディネーターとなり、講演者の竹谷室長、釧路市連合防災協議会の土岐会長、学校法人香木学園大楽毛よしの幼稚園の工藤映美教頭、日本赤十字北海道看護大学看護薬理学領域の根本昌宏准教授、NHK釧路放送局の西野和志局長がパネリストとして参加していただきました。
よしの幼稚園が行っている
避難訓練の模様を披露 パネルディスカッションでは、各団体で行っている具体的な事例をもとにした話題が出され、よしの幼稚園で毎週行っている避難訓練の模様を実際に披露するなど、厳冬期における災害や避難方法並びに災害時の対応方法などについて意見を交わし、参加者も真剣に傾聴してパネルディスカッション後の質疑応答では積極的な質問をするなど大変有意義な講演会となりました。
講演会終了後も展示パネルや防災用品を真剣な面持ちで観覧する方もおり、今回の講演会が市民の防災意識高揚の一助となったのではないかと実感しましたが、日常から防災意識を持ち続けること、災害時にいかに施設や設備を有効に活用できるかを検討し実践することも重要なことであると学ぶことが出来、講演会は成功裏に閉会することが出来ました。
展示パネルや防災用品を展示
会場の様子