秋本敏文会長 明けましておめでとうございます。
今年が皆様にとって「令和」どおりの良い年であり、そして無事平穏な年でありますようお祈り申しあげます。
今年は阪神淡路大震災から25年、東日本大震災から9年を迎えます。
昨年は、数々の台風、大雨、山形県沖を震源とする震度6強の地震等が日本列島各地に多くの被害をもたらしました。
そのようななかで、被害をできる限り小さくするためには、平成25年に制定された「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」の趣旨に沿い、常備消防や消防団はもとより、住民の皆さんや自治会、自主防災組織、事業所の自衛消防組織などいわば地域の総力を結集するより強力な防災体制づくりが求められています。
当協会では、今年も女性防火クラブ、自主防災組織、少年消防クラブの各リーダーの皆様とともに研修交流会を開催するなど、この法律の趣旨の実現に向けて努力します。
地域防災に関する国、地方公共団体の政策動向や全国各地の地域防災への取組など、総合的な情報をお伝えする情報誌「地域防災」は、この新法制定を契機とした平成27年に創刊しましたが、もう5年を迎えます。お陰様で多くの方々にご覧頂いていますが、今年も、さらに内容の充実を図り、防災の原点は「地域」であるとの考えのもと、地域での具体的な防災活動の発展にお役に立てるよう努力します。
また、我が国の防火防災体制を支える管理者を養成するため当協会が実施している防火管理講習、防災管理講習の受講者は年々増加していますので、3月からインターネットによる受講申し込みを始めるなど、新たな運営システムを導入しながら今年もより一層の充実に努めます。
当協会が実施していますいろいろな事業は、国民の皆様のより安全・安心な生活を確保するうえで益々重要になっていますので、今年も一層の充実に努力して参ります。どうぞよろしくお願い致します。